我輩はガイドである。名前はまだ無い。

スピリチュアルブログ

セッション中に「私のガイドってどういう人なんですか?」という質問をされるとすごく困ります。

もちろん、単純に説明できる場合もあります。
今回の人生ですでに会っている人や縁がある人(先祖とか)がガイドになってる場合は、それをお伝えすればいいだけですし。(向こうが「言っていい」って許可を出してくれればの話ですが)

でも、そういうケースって結構少ない印象です。
とりあえず、リンデンバウムにいらっしゃるお客様に限って言えば、先祖が守護霊になってる人は、感覚的に1割くらいです。

だって、死んだバアチャンやジイチャンだってもう生まれ変わってアフリカで3歳の少女かもしれないし、ブラジルで5歳の少年かもしれません。

「ご先祖様は必ず私を守ってくれてる」と考える人もいますが、絶対子孫の守護霊にならねばならぬ義務はありません。
そのあたりは本人が死んでから自由に選択可能です。

ここで「ご先祖様が守ってくれていないのか」とがっかりしないでください。先祖に守られなくったって、縁のある存在は誰だってたくさんいるし、大丈夫です。

今まで、セッション中に「ガイドの名前を教えてください!」といわれて頭が真っ白になることがたびたびありました。

「名前?
 ……名前?
 …………名前って、何!!?
と、質問の意味が全然理解できないのです。

もちろん、私は普段人間の生活をしていますので、物や生き物に名前があるのはわかります。
でも、ガイドには名前の概念が無い場合があるのです。
だから、このような場合は名前を聞かれると困ります。

「どうしても名前が必要だというなら、呼びたいように呼んでください」
としか言えません。
名前なんて「その世界」には無いんです。

だって名前なんか呼ばなくても「んっ」ってやれば、すぐ相手とつながるんだもん。
相手の存在を思い浮かべれば、相手と一瞬ですぐつながるといいましょうか。
「んっ」ってやればいいんです。「んっ」て。うーん、言葉にするのは難しい!!

そんな世界で生きてる存在に、名前の概念がないのは当たり前なんです。
雪の無い国に生きてる人に、雪かきの大変さが全くわからないように。

トム・ケニオンのチャネリングメッセージ「アーエソスと意識の非二元的状態」で、高次のマスターであるハトホルはこう伝えています。

ハトホルが10次元に至ると、多くのチャンスと具現化の方法がもたらされます。

(中略)ある存在がアーエソスに至ったとき、すべての個人的な区別はわきに置かれます。アーエソスの中では、名前がなくなります。非二元性にすっぽり満たされることで、すべての個人的なアイデンティティと置き換えられます。

ここから推測するに、かなり波動の高い、次元の高いガイドであるほど、この(名前が無いという)傾向は顕著なのでしょう。

あなたのガイドに名前があるとは思わないほうがいいかもしれません。
どうしても「三次元のやり方」を通したいなら、要するに名前で呼びたいなら、適当な名前を選んで好きに呼べばいいでしょう。

実は「時間」に関してもこういう認識のズレが起こることがあります。
私たちのいる世界(三次元)では過去→現在→未来という直線的な時間軸ですが、高次では時間はもっと融通無碍なものです。過去は今だし、未来も今。
いたいと思う時間軸にいようと思えば、そこにいられるのです。自分の意思で時間と空間を選択できます。

……わけがわからないですよね。
うーん、本当に説明が難しいです。

だから「1年後にどうなりますか?」と聞かれても、高次の感覚では「1年後って?どういう意味? したいようすればいいじゃないの」となるのです。
要するに、高次の感覚からすれば「私は無事にトイレに行けますか?」と聞いているようなものなのです。
簡単に思い通りになることに対して、何でそんなことを聞くの?と。

高次的には、「そうしたいならそう思えばいい」ということなんです。

だからそういう時は「三次元的な感覚」に翻訳して「未来をよくしたいなら今をよくしなさい。未来と今はつながっているのだから」という言葉に置き換えます。

もちろん、宿命として時間軸を決めておいて、明確に定まっている場合は具体的に数字を言えることもあります。

でも、「あなたは10月10日に運命の人と出会いますよ」なんて言われたら、どうなります?
大体の人は「えっ!?ど、どどうしよう……」って、ガッチガチになりますよね。
そして10日になって会った人全て「どれが私の運命の人!?」って意識しちゃって固くなりますよね。

そんな状態で、物事が上手くいくと思いますか?
緊張状態では、上手く行くはずのものも上手くいきません。
この場合だと「運命の人を意識するあまり挙動不審な人」なんて怖いと思いませんか……。

いつでも「ありのままの自分」でいることが最良の結果を生みます。
あなたは予言を受けて、ありのまま(平常心)でいられますか?
ぎこちなくなって「どうにか良いように振る舞おう」と自分を偽るのではないですか?

フルートの導いてくれたもののT様は「34くらいで結婚する」とかなり具体的なメッセージが降りてきました。
どうしてこういった具体的なことをガイドが言えたかというと、この人は結婚に対する執着がかなり薄い人だからです。割と天然で「そうなんですか。へー」くらいの。

「人生はなんとかなるものだ。大丈夫」くらいメンタルが安心していたら、ガイドも安心して言えます。
「私、未来を!知りたいんです!!!」と必死な人には、大抵教えてくれません。
だって、そういう人に何か言ったら執着しちゃって、せっかくの可能性も台無しになってしまいます。それは悲しいです。

もし何かを知りたかったら、その対象に関して執着しないこと。
「まあどちらでもいいかな」と軽く思ってたら、ポロッと教えてくれます。
「絶対知りたい!」と思っていると、なかなか難しい感じですね。

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