全ての可能性を秘めし球 – ハトホルからのメッセージ 20120818

ハトホルからのメッセージ

訳者(Nozomi)注:これは“The Sphere of All Possibilities” A Hathor Planetary Message Through Tom Kenyonの日本語訳です。
ハトホルというマスターについての詳しい説明はハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ―をご覧ください。

ハトホルの地球へのメッセージ(チャネリング:トム・ケニオン)

このメッセージで、高次元と同じように三次元で願いを現実化させるための方法を分かち合いたいと思います。この方法は、幾何学と意識の本質に関する基本的な理解をもとにしています。現実化の媒介として使える多くの幾何学形があります。最も簡単であるにもかかわらず、皮肉にも最も効果的な一つをお伝えしたいと思います。

この現実化について理解すべき一つ目は、全ての動きには反作用(好転反応)があるということです。これは二元性がもはや存在しないより高い意識の次元へ到達するまでずっと、二元性が存在するためです。この方法は、三次元生活での新しい現実を顕在化させるためにありますので、二元性は切っても切り離せません。

理解してほしい大切なもう一つは、危害を加えるようなことをしないという戒めです。この原則はネガティブなことからあなたを守るためで、自分の行いによって自分や他者を傷つけないようにする、一番簡単な方法なのです。

このデータの性質のため、三つに分けて情報を示しましょう。初めの部分は現実化の幾何学についてお伝えします。

二つ目は、非二元的な意識の状態と存在の高次の領域と深く交わる方法を、お伝えしましょう。この二つの情報は、今年10月のはじめまでには完成されるでしょう。The Art of Seeding New Realities(新しい現実の種まき技術)というハトホルワークショップの期間中、11月4日(訳者注:日本時間11月5日の朝)、日曜日に行われる世界的な音の瞑想のために準備中です。

三つ目は、時間と空間の中で現実創造の統御とともに意識の非二元的状態の融合を伴います。今年12月1日までにまとまった情報が伝えられるでしょう。

あなたがたは集団的に、そして個人的に宇宙の岐路に立っています。2012年12月21日に、惑星の配置が新たな振動を持つ現実への移行を予告しています。

このメッセージで私たちがお伝えする情報は、あなたが自分自身と人類のために新しい現実を顕在化することを援助します。この方法は現実化のプロセスを大いに促進し、知覚する時間が早まっていくことにより、すみやかに偉大なる成果をもたらす方法であると信じています。

方法 – The Method

この方法では、目的をかなえるために焦点を当てるポイントとしてチャクラの一つを使います。実際に現実化するには、秘訣は意図と意識とエネルギーの融合にあるのです。

一般的に言って、大体の人はエネルギーの焦点を当てるポイントとして、意思と個人の力に関連する太陽神経叢のチャクラ(第三チャクラ)を使うと、最もよい結果が出るでしょう。

ハート、喉、第三の眼、クラウンチャクラなど、別のチャクラで試してみるのもお勧めです。
ほとんどの人はクラウンチャクラからの新しい現実を顕在化させることは本質的に矛盾していると気づくでしょう。このチャクラで意識は幻想としてすべての現象をとらえ、すべての現象を超越する傾向にあるからです。従って、クラウンチャクラからワークするときには、叶えたいハッキリした欲望は何も無いのです。

三次元の現実に願いを顕在化させるという目的のためには、大体の人にとって、太陽神経叢のチャクラを使うのが最も効果的だとわかるでしょう。

みぞおちの後ろに位置する太陽神経叢を意識し、太陽神経叢を中心にして自分を取り囲む宇宙サイズの球体かボールを想像してください。この球体、ボールを想像したら、球の表面で無数の点があることに気づいてください。そして「全ての可能性を秘めし球」と私たちが呼ぶものを活性化するのです。

新しい現実を顕在化させるのを難しくするのは、現在の現実こそがすべてであると信じ込んでいる人間の風潮です。知覚を限定して、限られた五感と周りの圧力からくる条件付けによって敷かれたレールに流される傾向があります。もし望むなら、無限の可能性の球を想像することによって、自分の限定された五感へヒビを入れることができます。新たな可能性と新たな現実がもたらされるでしょう。

次のステップは、選んだ現実で未来を生きている自分を想像することです。目標や夢を実現することを選ぶなら、目標や夢を実現させている未来の自分を想像してください。未来の自分に才能や能力がほしいならば、未来でその才能や能力が花開いている自分を想像してください。

適当な距離に、想像する未来の自分がいると思ってください。ほとんどの人が10~30フィート(約3~9メートル)の距離や領域に想像するでしょう。でも、近いか遠いかは重要ではありません。自分にとっていいなと思う位置に、未来の自分を据えてください。

次に、太陽神経叢から未来の自分の太陽神経叢へまっすぐな線が走っているのを想像してください。太陽神経叢から未来の自分の太陽神経叢へのこの直線を保つことで、無言の意図を通じて自分の意思に力を与えてくれる、無限の可能性の球が必要だと要求することができます。

無言の意図とは、意思の動きのことです。大声で、または静かにすら何かを言う必要は無いのです。言葉は必要ありません。これはアファメーションではないので。

これは、意図によって動く宇宙の力を起こすという、個人的な意思活動なのです。

それは、全ての可能性が意識の性質そのものによって開かれるという、認識と自覚からもたらされます。

従って、目の前の未来の自分を感じて、太陽神経叢から未来の自分の太陽神経叢への線を意識することで、簡単に自分の意思を動かすことができるのです。意思を動かすことで、何でも叶うと言っているわけではありません。意思は、球の表面からエネルギーを引き寄せて、星を回す据え付けの発電機のようなものです。この意思の静かな動きには、何の言葉も要りません。(望む現実を叶えて生きている)未来の自分と今の自分をつなぐという簡単な行動を通じた全ての可能性の球が、これら新しい可能性とエネルギーの線をあなたへ送ってくれるという、意思と自覚だけでいいのです。

そうするなら、球の表面にあるたくさんの光のポイントが、意思とつながるエネルギーを放射します。球の表面の光のポイントと太陽神経叢の間に、パワーラインができるでしょう。球の表面から太陽神経叢へかなりの数、数千のラインができるかもしれません。エネルギーの増大は、未来の自分との間に作った線に沿ってその後起こります。

これが新たな現実を活性化します。そのとき未来の自分自身は「磁気を引き寄せる者」と私たちが呼んでいるものになります。毎日このワークを続けることで、未来の自分の磁気引力を増大します。その結果、多次元になるのです。ある人にとって、神経学を通して新たな現実を顕在化できる脳内で、新しい神経学ネットワークを作りはじめます。磁気を引き寄せる者は、夢をかなえることを早める、予期せぬ人や状況やチャンスを引き寄せるという、思わぬものを偶然に発見する才能も強化されます。

磁気を引き寄せる者(未来の自分)の強化   - Amplification of the Magnetic Attractor/Future Self

現実化のワークへ感謝の気持ちを加えるならば、人生の新たな現実の顕在化を早めて強化することができます。太陽神経叢から未来の自分の太陽神経叢へとエネルギーの流れを感じるとき、未来の現実へ感謝の気持ちを付け加えるということです。(自分の作り出した)現実に生きる未来の自分を経験しながら、人生がそうなっていることに感謝する。創造の基盤で感謝をプラスすれば、意図をパワフルに強化してくれます。

感謝のテーマと創造活動は非常に素晴らしいもので、私たちが未来で研究調査したいことでもあります。しかし、このメッセージにここで詰め込むには複雑すぎるのでやめておきますね。

人間意識に関してあえて言うなら、神経学的な現実に刷り込まれるためのもっともパワフルな二つの触媒と新しい外側の現実の創造は、恐れか愛、どちらかを通して行われます。人類の集合意識の内側では、恐れが、現在と未来の結果を支配し指図するという形で使われています。愛、この場合では感謝も、外側の現実を作るためにパワフルな方法になります。人類の歴史の中で表現されてきたこの二元性は、実に探求するに値する領域です。

次の段階へと話を進めたいと思います。もしこの上級テクニックを使えなくても、心配ご無用です。基本的な方法でも、非常に早く結果を出せます。上級テクニックは、このプロセスをさらに深めるだけです。

もし基本的な方法を十分長い時間ワークしたなら、上級テクニックを使うのに必要な統御を身に着けているでしょう。

上級テクニックをお伝えする前に、意識を向けてもらいたい一つの段階があります。この重要な段階は、基本、上級、どちらのテクニックにも必要です。
簡単です。人間は、簡単なものを往々にして軽く見がちですが。

叶えたいと思う分野で、あることをしなくてはなりません。行動せねばなりません。
現在の生活で変えたいと思うことがあるなら、この方法でワークした後、そうありたい現実と線でつながっている中で行動してください。おそらく、求めている情報が得られたり、望んでいる現実が得られる人生ではどのようにやっていけばいいのかということが、実際に変化していきます。

意識内の別の分野でのことなら、その分野で行動せねばなりません。私たちは未来のメッセージで、具体的にどうしたらいいのかお伝えしましょう。でも、今ではありません。重要なる真理は、そこで行動せねばならない意識か存在の分野の中で、新しい現実をつくるということです。

上級テクニック – The Advanced Technique

上で述べたように、未来の自分に力を与えたあと、現在の自分から未来の自分へ同一化していきます。これは、物質的な肉体から未来の自分の肉体へと、意識、またはもっと厳密に言うなら意識の一部を動かしたということを意味しています。あなたは今、未来の現実の中に具現化することを経験しているのです。この現実を具現化する自分自身をたっぷり感じることで、未来の優位なポイントから物質的な肉体を「振り返る」のです。この課題を達成することで、二つの現実が一つにまとまる振動か波動を感じるでしょう。あたかも、もう同一化した、この時点では未来にはなっていない今の自分の波動とは違う、未来の自分から来たエネルギーの波のように。

現在の波動とは相反する未来からの波動であるエネルギーポイントは、空(より正確には「空の領域」)をつくります。そして、この空のポイント(領域)を通して、現在の現実が未来の現実へと速やかに移行できるのです。すべての意図と目的のために、時間軸を飛び越えるでしょう。

私たちは、上級テクニックのより深い理解のために時間軸を飛び越える術(原文:The Art of Jumping Time Lines)という前にお伝えしたメッセージをお読みになられることを、強くお勧めいたします。この方法は、個人的な願いのために使えます。それと同時に、人類のための愛あふれる新たな現実へと種まきをする2012年11月4日(訳者注:日本時間11月5日の朝)の世界瞑想にも使ってもらえたらという希望と共に、今ここにお伝えしています。

2012年11月の初めての日曜日(訳者注:日本では月曜日)に物理的にどこにいたとしても、世界瞑想に参加したい方のために、準備の手順を10月1日までに公開するつもりです。

好むにしろ好まざるにしろ、意識するにしろしないにしろ、あなたは新しい現実の種まき人です。この情報をお伝えする私たちの意図は、人類のために愛あふれる未来をもたらす確率を増やすためです。世界瞑想に参加しようとしている人のために、シアトルでのワークショップに参加する人も、もしくは遠くに離れている人も、イベント前にこの方法を練習しておくようにお願いします。人生で変えたいと思うことを、選んでください。そして、毎日この方法を使ってください。

一日に一度は必要です。試してください。どのように効くか見てください。この方法がどんなに効果的なのか直接体験して理解してください。そのあと、この方法に熟練することで人類へ奉仕することにステップアップできるでしょう。私たちは、熟練のレベルを十分上げるよう訓練した人を求めています。

ハトホル
2012年8月19日


トム(チャネラー)の考察と所見

全ての可能性の球とは、魅惑的な精神構成概念だと思います。それゆえ我が師はこのテクニックを(メッセージを伝える前に約一週間)教えはじめ、私は一心にワークしてきました。

メッセージの内容に関しては全く説明不要だと思いますが、2,3の点でふくらませてみたいと思います。

基本的なテクニックで、自分の周りに太陽神経叢を中心点とした宇宙サイズの球を想像します。視覚化できる人には、きわめて簡単に想像できるでしょう。視覚化できない人も、視覚的にイメージしなくてはと心配しないでください。心地よいと思う感覚をなんでも使って、球とその表面にある無数の光のポイントを想像し、感じてください。

ある人には、球と光のポイントに触れた感覚があるでしょう。別の人は、内なる声が球と光のポイントを言葉で説明してくれるでしょう。ある人は一つの感覚以上を感じながら、この球を経験するでしょう。それを見たり、触った感触があったり、などです。

ここで重要なのは、自然と浮かんできた感覚を受け入れることで、球や光のポイントや未来の自分を「見よう」として時間を浪費することではありません。

もう一つのポイントは、球のサイズに関係します。ハトホルは、宇宙の全方向から精妙なエネルギーを引き寄せられるように宇宙サイズの球を勧めています。

ある物理学者は宇宙とは無限に広がっているかもしれないと唱えているのだし、これは面白い考えです。観察可能な宇宙の現在の測定値は半径約460億光年です。こんな莫大な空間、実際には、ほとんどの人がおそらく想像もできないでしょう。わが師ハトホルにこの問題をたずねると、こう言いました。

「現実では、想像できる範囲よりもはるかに広大です。それでも、あたかも無限であるかのように精神の知覚を実際に拡大できるならば、多次元的気づき(進化)に関する明確な恩恵があります」

言い換えると、本当に本当に大きな空間の中、想像できる限り大きな宇宙空間の中にいる自分を、がんばって想像してください。

ある人は心で大きな空間を広げることを、不快に感じるかもしれません。そういう場合も、心配しないでください。ただ小さめの球を想像すればいいのです。完全に球の中に入っている限りは、望む小ささに。

(多元的な側面を持つ)人類として、全ての可能性を秘めし球の全ての潜在能力を使える生来の力があります。しかし球を上手く扱えるかどうかは、欠くことのできない二つの心構え、意図と自覚にかかっています。

すなわち、人生に持ち込みたい新たな現実(要するにかなえたい夢)についてハッキリと自覚していなくてはなりません。ぼんやりなんとなくでは、意図の力を使えません。現実にしたいと望むことを、ハッキリと特定させてください。

ハトホルは、二元的宇宙に作り出された結果は何でも、新しいことに対する反作用があるとも言っています。新たな現実で強烈な変化があればあるほど、強烈な反作用がもたらされるでしょう。心に留めておいてください。

ハトホルは、自分や人を傷つけない結果を望むように、強く勧めています。これは自分(と他人)を異常なものから守るためです。

新たな現実を作るとき、多元的な援助をもたらす能力と権利両方が自分にはあるのだと、明確に自覚しなくてはなりません。この種の自覚は球から太陽神経叢へエネルギーをダウンロードするのに極めて重要です。

精妙なエネルギーとワークすることに熟練している人なら、これについては問題ないでしょう。あなたがそういう人なら、「お茶の子さいさい」でできるでしょう。しかし、精妙なエネルギーの性質と意図のこういった使い方に不慣れならば、それがハードルになるかもしれません。

ハトホルは、全ての可能性を秘めし球が多元的可能性につながること、この方法が多元的現実へのノックになることを主張しています。

多くの、少なくとも私たちほとんどは、直線的なやり方で自分のために新しい現実(結果)を作ることを考えています。人生はただ直線に沿って展開して、かなえたいことへつながる3次元の時間軸に沿って明確な物事をこなしていくようです。

けれどハトホルは加えて、慣れたやり方でワークし、多元的可能性を引き寄せられるとも言っています。潜在的に存在する(でも三次元の現実にはまだない)この新しい可能性は、望む結果を活性化でき、ただ三次元的に普通に努力してかなえようと苦労するよりも、早い速度で現実化できるのです。

一度、叶えたいことを明らかにしてください。太陽神経叢に意識を向け、未来バージョンの自分を想像してください。 太陽神経叢と未来の自分の太陽神経叢の間が線でつながっているのを感じてください。この線は、多次元のエネルギーへの導管となり、未来の自分を磁気を引き寄せる者へと変容させ、よりはやい速度で現実になってほしい結果をもたらします。

ハトホルは、この方法を一日一度やると、新しい現実をもたらすために必要な時間が短くなるだろうと、はっきり明言しています。全てのプロセスを行うのに5分間しかかからないと、個人的に思っています。時間効率のよい方法です。

ハトホルは、未来の現実を表現する何かを行う必要があるという事実も、力説しています。言い換えると、望む結果へ三次元的に適応させる何かをしてください。外側の現実で実際に何もしないでこの方法を使っても、内側と外側両面で行った場合に比べて効果は薄くならざるを得ません。

この方法におけるハトホルのメッセージは明確で適切ではありますが、いまだ疑問の残る人へ一つ一つかみくだきましょう。もし基本テクニックがもうわかっているなら、上級テクニックに関していくつかのコツをお伝えする上級テクニックの項へ遠慮なく飛んでください。

基本テクニック – The Basic Technique

ステップ1:叶えたいことを細かいところまで明確にしてください。こうすることで、未来のなりたい自分への土台を形作ります。詳細まで突き詰めることが力になります。だから、具体的に明確にしてください。

ステップ2:みぞおちの後ろに位置する、太陽神経叢に意識を向けてください。

ステップ3:宇宙サイズの球の中にいる自分を想像してください(もしそんなに大きな空間にいるのが不快に思うなら、もっと小さいサイズで)。太陽神経叢はこの球の中心になります。

ステップ4:自分の前に未来の自分を想像してください。大体の人には、10~30フィート(もしくは約3~9メートル)くらいの距離にいるでしょう。この未来の自分は、近かろうと遠かろうと、自分にとってちょうどいいと思うところに想像してください。想像した未来の自分は、かなえたい望みを経験するであろう「あなた」です。未来の現実の体現です。想像した未来の自分を明確に一度感じたら、ステップ5に行く準備ができています。

ステップ5:太陽神経叢から未来の自分の太陽神経叢へ走る線を、想像してください。

ステップ6:全ての可能性を秘めし球から今の自分の太陽神経叢に、エネルギーをダウンロードしはじめてください。ここからエネルギーが未来の自分の太陽神経叢へと流れ出していきます。全ての可能性を秘めし球が、多次元的人類としての存在の力で利用できることを気がつくやいなや、ダウンロードは始まります。その後、沈黙の意図の動きを通して球を活性化させます。

ステップ7:この体験を心地よいと思う限り、球は現在と未来のあなたの太陽神経叢へとエネルギーをダウンロードできます。

ステップ8:もしそうしたいと思うなら、未来の自分である磁気を引き寄せる者を強化するために、この体験に感謝の気持ちを加えてください。

注意:たいていの人にとって、この種のエネルギーワーク中に集中が途切れるのは普通のことです。意識の焦点が横道にそれたら、ワークしている領域に優しく戻してあげてください。ジャッジはいりません。焦りもいりません。ただ課題に戻ればよいのです。

ステップ9:全て終わったら、この経験をした後の自分と2~3分ほどただ共にいてください。このときは、ワークを通して解き放たれた精妙なエネルギーを統合できるように、静寂の中にいることが望ましいです。

上級テクニック – The Advanced Technique

ワークのこの部分は、最も好奇心をそそると、私は思います。多分、最後の段階の間に、二つの波形の衝突を私は感じられるからです。それはまるで、現在の現実の確かな波動が、未来の自分の確かな波動と重なり合うかのようです。実際、二つの波動の衝突は、空の地点、もしくはハトホルが説明した「空の領域」を作り出します。私には、この波動の相互作用領域は、効果的な変容の基盤にみえます。

加えて上級テクニックの間、エネルギーのダウンロードと球からの潜在的パワーは、より強烈になるように思えます。

そしてついに、この上級テクニックの最後の段階でハトホルが言っていた空間の移行にまつわる面白い異常を私は発見しています。似た現象に、あなたも出くわすかもしれません。だから、ここでふれたのです。

はじめに、優位な立場や未来の自分の空間的見方から現在の自分を「振り返る」ことは、いくぶん物理的な感覚を失うことであると気づきました。やがて、この移行ができるようになり、球からエネルギーを起こすとき、図は消えました。この経験は非常に強烈で、私は未来の自分から現在の自分へエネルギーの流れに満たされた波を、強く感じられました。

現在の自分よりむしろ未来の自分の感覚に完全になったとき、エネルギーはもっとも高まりました。エネルギーが強烈になりすぎて快適ではなくなったとき、私は自然と未来の自分を「飛び出して」現在の自分へ戻りました。そして、現在の自分へ戻る再統合の瞬間、体にエンドルフィンがみなぎったような感覚で、全ての経験は奇妙に面白い感じでした。この楽しみは、私を含む全世界が実体よりも夢のようであって、(物理的肉体を含む)全ての形あるものがはかなくて瞬時に変わるものだ、という強力な精神の印象によるものかもしれません。

音楽を使って – Using Music

このワークをするときにBGMは必要ありません。私は音ありと音なし両方試しましたが、ある種の音楽がより深い体験をもたらす助けになることに気づきました。とはいっても、ほとんどの場合、私は無音でこのワークをするほうが好きですが。ワークをする中で音や音楽を頼れる友と思うかどうかに関しては、好みと感受性の問題です。

BGMを使おうと思うなら意識を内側に向ける気分になるもの、本格的な心理音響ならば少なくともアルファ派を活発にするものをお勧めします。内なる経験に圧倒されないように、小さな音量でその音楽を聴くこともお勧めします。

私の音楽では何がおすすめなのか知りたい方もいらっしゃるかもしれません。手短に、以下に書いておきましょう。全ての可能性を秘めし球体で使うのに現在の(私にとっての)お気に入りの曲は、Infinite Pool: Entering the Holographic BrainLightshipです。

2012年11月4日(日)のハトホル世界瞑想 – The Hathor World Meditation on Sunday, November 4, 2012

全ての可能性を秘めし球は、個人的な願いが叶うのを早めるためにも確かに使えますが、私たちが集団的に新たなサイクルに入ったときに、人類のためのポジティブな世界を作るためにも使えるだろうという希望を持って、ハトホルはこの方法を伝えています。

2012年11月4日、日曜日の太平洋標準時午後3時(訳者注:日本時間5日月曜日の午前8時)、に、全ての可能性を秘めし球を中心とした、世界的な瞑想にハトホルは携わろうとしています*。

もしこの新しい創造瞑想に参加する予定なら、瞑想に参加する全ての人がイベントの前に球のワークを何度かやっておいてほしいと、ハトホルはお願いしています。最後の伝授と準備の方法は、2012年10月1日までにこのウェブサイトに公開する予定です。

*11月2日~4日のワシントン州シアトルでの3日間のThe Art of Seeding New Realitiesワークショップへ参加される方へ、全ての可能性を秘めし球で大いなる統御へ導くであろう深みへと私たちはいざなうでしょう。さらに、ハトホルの触媒の音はこの知識の伝達において鍵となりダイナミックな役割を果たすでしょう。

トム・ケニオン
Copyright (C) 2012 Tom Kenyon All rights reserved.

訳者(Nozomi)注
トムは「全てのメッセージを含み、どんな改変も無く、売買することなく、著作権表示をしてくれる限り、あなたが望むならどんな形式でもこのメッセージの複製および配布を許可します」と表明しています。
よって、この翻訳もそれに準じます。

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