スピリチュアルカウンセラーが語る「着物のチカラ」

スピリチュアルブログ

ご存知の通り、私は着物で仕事(スピリチュアルセッション)をしております。
仕事をするときは、必ず着物です。絶対着物です。
ええ。仕事をするときは、必ず着物です。絶対着物です。

私が「意味も無く着物を着ている」と思われる方が多いのには驚きます。
スピリチュアルな法則では「すべてのことには意味がある」というのは常識なのに、どうして私が意味も無く着物を着ると思われるのでしょう?

上の人(私のガイド)は
「セッションのときは絶対着物を着なさい。
 なぜなら、君は着物を着ると断然気の通りが良くなるから」
と言います。

「昔の日本人は丹田(体の中のエネルギーポイント)がきちんとできていた。それは着物を着ていたからだ。今の日本人は洋服を着ているから、全然丹田に気がたまらない。すぐ抜けてしまう」
という話を聞いたことがあります。

インドのとあるスピリチュアルコミュニティでも「体を上下に分断する洋服のような衣装はエネルギーを分断するので好ましくない。ローブやサリーのような上下を分断しない格好をするように」といわれているそうです。

着物は当然体の上下を分断しません。それどころか、腰骨できちんと腰紐を締めるなら丹田に気もきちんと納まります。(ウエストじゃダメです。「腰骨」がポイント!)
着物という素晴らしき日本の伝統服は、実にスピリチュアルセッション向きの衣服と言えましょう!

だから、仕事では絶対に着物を着ます。
着物は単なる衣服ではないのです。パワーストーン同様に「私の仕事道具」なのです。

ですから、着物を買うときには必ず上の人の指示に従います。
「ここに君のものがある」と言われたときにだけ、その店に出向き、買います。
むやみやたらと自分の好みや気分で買うことは、一切ありません。

着付けも上の人の言われた通りにします。
「美しさ」より「エネルギーの通り良さ」優先です。
だから、教科書どおりには着ません。

そして、仕事用の着物とプライベートの着物は一切分けています。
仕事用に着た着物はプライベートでは着ないし、逆もそうです。ちなみに帯や小物類もすべてそうです。全部分けています。

counseling

仕事用の着物は、上の人が指示する「エネルギーの良いもの」だけを厳選します。
セッションは非常に過酷なエネルギー的重労働なので、それに耐えられる「強い子」じゃないと、あっという間にダメになってしまうのです。
(想像つかないかもしれませんが、この仕事って実は超体力勝負!です。普段から鍛えてないと肉体が持たないだろうなあ。もちろん昔から私はバリバリの体育会系ッス!)

プライベート用の着物は純粋に私の好みで、大体カナリヤ(手芸店)に行って買ってくる麻や綿の布地でこしらえたものばかりです。マリメッコのファブリックを帯にしちゃったりして、かーなり自由に楽しんでいます♪
ちなみに、110cm巾の布が5mあれば着物が一枚作れます!
1m 500円くらいの安い生地を探して作れば、たった2500円で世界で一つのオリジナル着物ができちゃいますよぉ~♪

着物と帯、小物の組み合わせにももちろん意味があります。
一つ一つの着物には確かにその子自身の個性があり、エネルギーがあります。「得意なサポート分野」もその子その子によって違うのです。当然、お客様の状態に合わせますので、セッションごとに着替えることもあります。

ちなみに髪型もお客様によって変えます。これも上からの指示です。
セッションにまつわることは、細かいことまですべてに意味があるのですよ! かなり細かい性格のA型な私も脱帽です^_^;

「夏の着物=ゆかた」ではありません…

Sewing kimono for summer
(写真)小千谷縮の仕立て中

最後に蛇足の蛇足ですが、日本人として、必要な教養だと思いますので老婆心ながら書かせていただきます。

夏が近くなると、もしくは盛夏のころ、セッションにいらっしゃったお客様の毎年お一人かお二人かはこうおっしゃいます。

「そのゆかた、素敵ですね!」

ありがとうございます。
お言葉、とってもうれしいです。お世辞でも気を遣っていただき、本当に恐縮いたします。

ですが。
ですが!
ですが!!!

私の着ているものを見て「浴衣(ゆかた)」とおっしゃるのは、あまりにも…あまりにもひどうございます。
成人した日本人が、こんな教養も無いのかと思うと、がっくりでございます。
「夏の着物=浴衣」ではございません。

本当に、本当に成人した日本人であるならば、日本文化の基本くらい押さえておいていただきたいのです。ですから、敢えてこのような場所で図々しくも書かせていただいております。

ちなみに、ゆかたというのは、洋服でいうところの「ジーンズ」です。
気取らぬ普段着です。
ですから、今のようなカジュアルダウンされた世の中では、ほとんどゆかたでどんなところでも行けてしまいます。
年配の方は「ゆかたでなんて出歩いて、はしたない!」と眉をひそめるかもしれませんが、ほんの一部でしょう。
(昔はゆかたで外に出歩くのは、基本的に非常識だったりしたのです)

ただ、やはりゆかたは「カジュアルでくだけた格の低い着物」であることには変わりありません。
ある程度のレストランやホテル、料亭などに浴衣で行くと、お断りされる場合もあります。もしくは「なんてマナーの悪い人なのだろう」とあきれられます。
Tシャツとジーンズで高級な場所に行くようなちぐはぐさ、といえばお分かりいただけるでしょうか。

私はお客様に敬意を払う意味でも、ゆかたでの接客はいたしません。
仕事でゆかたは着ておりません。
なので、お言葉をいただけるのは非常に非常に嬉しくありがたく思いますが、ゆかたではないのです。

夏の着物全てがゆかたではありません。
日本人として、知っておいて損は無い教養だと思います。

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