恋を呼ばないローズクォーツ
この記事を書こうと思ったきっかけがあります。
それは、ある人(Aさんとしましょう)の「ローズクォーツ」です。
Nozomi「あれ…そのペンダント……」
A「ああ、これ、ローズクォーツです!恋愛運UPでしょう!」
Nozomi「あ…う、うん……」
A「でも全然恋やってこないんですよ!ご利益無いわ」
Nozomi「……………デショウネ…(ボソッ)」
正直、そのローズクォーツが心底「かわいそうだ」と思いました。
彼女(ローズクォーツ)自身は一生懸命いろいろ頑張ったのでしょう。
エネルギーが疲れ切って枯渇していました。すぐに浄化が必要な状態でした。
でも、私はAさんに「浄化してあげたら」とは言いませんでした。
「この人には何を言っても無駄だ」と思ったからです。
だって、ローズクォーツを単なる「恋愛運UPの道具」としか見ていなかったんだもの。
「自分を助けてくれる、大切な仲間」として見る気なんて、さらさら無かった様子でしたから。
そして、Aさんはローズクォーツの真髄が全くわかっていなかった。
「身につけりゃ恋ができる」とでも思っているかのように。
あくまでも「利用する道具」だった。
ローズクォーツの「自分を愛する力を養うことで、周りとの愛も深まるようにする」という根本的なメカニズムなんて、彼女にとってどうでもよかった。
そんな面倒くさいこと興味が無いようでした。
そんな人が何百個のローズクォーツを身につけたところで、恋なんかやってきません。
大切なのは石じゃなくて自分
0×○=0です。
0には、何をかけたって、0なんです。
パワーストーンを持つことで、いきなり「自分に無い能力が目覚めて幸せになれる」と勘違いしている人がいます。
違います。
パワーストーンはあくまでも「その人の持っている力を増幅させる」だけ。
0に何をかけたって、0。あなたが「0」なら、どんな強力な石を持ったって、0なんです。
まずはあなた自身が0じゃなくて、「1」にならなきゃ。
石の力を生かしたいと思うなら、1じゃなくて2や3にならなきゃ。
「石に頼っちゃ駄目だよ」って、ここらへんなんです。
あくまでも石は、あなたの力のサポート、サプリ的なものに過ぎないのです。
パワーストーンと「お付き合い」する
リンデンバウムでは、リピーターのお客様限定でご希望の方にオーダーメイドのブレスレットをお作りしております。
そのとき私が必ず言うのが
「仲良くしてくださいね。かわいがってあげてくださいね」
石は、単なる「モノ」じゃないのです。
意思がちゃんとあります。個性がちゃんとあります。
「日本人」という人種にはさまざまな性格の人がいるように、「タイガーアイ」だって色んな性格の子がいるし、「アメジスト」だってその子によって得意分野がいろいろ違ったりします。
一粒一粒「私この人の力になりたい!」って言ってくれた子だけを選んで、ブレスをお作りします。
そういう風に、石だって気持ちがあるのです。
それを無視して、ただ「運気UPの道具」にされるのは、すごく悲しいのです。
だから私は「毎日きちんとお付き合いしてくださいね」と言うのです。
毎日じっと見ていたら、なんとな~く「あれ、今日疲れてるな」「あら?今日はなんかイキイキしてるぞ。色がキレイだ」なんて違いもわかってくるようになります。
石と波長が合ってくるのです。
そうすれば、石たちはあなたのエネルギーをよりクリアにしてくれるし、眠っていた能力さえ目覚めさせる手伝いをしてくれます。
すべては真心。
石に対してだって、そうなんです。
縁のあった石を、大切にしてあげてください。
彼らは、ただの「モノ」なんかじゃないのです。