2024年は古い固定観念を捨てて、新しい自分になる時

ビジネス:スピリチュアルブログ
牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか (Amazon)

私は今、牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか を読んでいます。
愚将・牟田口。太平洋戦争でインパール作戦を指揮した旧日本軍の将校です。

牟田口廉也 – Wikipedia

たとえ話としてブラック企業やブラック上司に対して「インパール」「牟田口」の名を聞いたことはないでしょうか。特に、精神論を振りかざして「やればなんとかなる」「できないのはやる気がない証拠」と無理難題を押し付けてくるブラックな組織や上司に対して使われます。

食べ物を与えられず餓死した兵士たち。
愚将・牟田口が率いたインパール作戦のせいで、たくさんの命が失われました。

そんな人が、なぜ陸軍中将まで上り詰めることができたのでしょう。
そこまで無能ならば、人望がないならば、出世の道自体が閉ざされるはずでは?
そもそもがそんな人物を重用してしまう時点で、組織のシステム自体に問題があるのではないか?

この本はそんなことを問う一冊です。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
愚将・牟田口を輩出してしまった旧日本陸軍の欠陥とは一体何だったのでしょう。牟田口、ひいてはインパールの失敗から私たちは組織のリスク管理や優れたリーダーに必要な資質を知ることができるはずです。

そもそも旧日本陸軍という時点で、今の私たちにはマイナスイメージがあるのではないでしょうか。
映画「日本のいちばん長い日」では、戦争をやめようとする海軍と全滅してでも戦うべきだと主張する陸軍、それを鶴の一声で収める昭和天皇というストーリーが描かれます。

愚かなロートル陸軍と聡明なエリート海軍。単純化するとそんな図式です。
でも、陸軍の将校たちは、そんなに愚かだったのでしょうか?

私は、終戦時陸軍大臣だった阿南惟幾について記事を書いたことがあります。
阿南大臣は、徳のある人でした。人間的にも魅力のある人でした。

そんな人でも、あの旧陸軍という組織に飲み込まれると、国民を犠牲にしてでも戦争継続と発言するようになるのです。
なぜ、旧陸軍はそんな組織になったのでしょう?

明治維新を経て新政府は近代化(西洋化)を急ぎました。
海軍はイギリス、陸軍はフランス→ドイツから学びました。
陸軍大学校の教官として、ドイツ陸軍からクレメンス・メッケル少佐を招聘します。

このメッケルこそが陸軍魂、精神論をぶちこむわけです。

メッケルの戦術教育の特徴をふたつあげると、ひとつは、精神力の鍛錬を重視したことである。メッケルは、たとえ新鋭の兵器が誕生しても、それに依存することは危険であり、最終的には精神力が勝敗を決めると説いた。

牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか p41

ああー。
「進め一億火の玉だ」
「欲しがりません勝つまでは」
「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」
この元ネタ、メッケルさんだったんですね……。

そんな愚かな精神論をなぜ明治政府はもてはやしたのか?
そう疑問に思いませんか?
何か理由があるからこそ、そうしたはず。

このメッケルが作り上げた陸大教育は、まだ兵器が発展途上で白兵戦が中心であった日清・日露両大戦までは大いに効力を発揮した。

しかし、時代が進み、アジア太平洋戦争がはじまると、この陸大教育は、圧倒的な国力と技術力を誇る米英ソを前に、悲劇的な結果を生んだ。

牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか

そう。
そうなんですよ。
陸軍的精神論も、明治時代には役に立ったんです。正しかったんです。

ただ、昭和にはもう古かったという話で。
つまり、時代の移り変わりをとらえていなかった。
アップデートが足りなかった。

そう考えると、今の私たちの日常にもぐっと迫ってきませんか。
なぜなら、今私たちはアップデートが必要な時にいるからです。

自民党では、裏金問題が理由で最大会派の安部派が解散してしまいました。
安部派が。あの、栄華を誇った安部派がですよ。
しかも岸田首相の宏池会まで解散です。

そして芸能界ではジャニーズ問題に続いて大御所・松本人志が活動休止。
大手石油企業エネオスの利益が74%減少。これもセクハラパワハラの不祥事が関係しているそうです。

そう。
もう今そういう時代なんすよ。
だから、そこにアップデートしなければならない。

なぜなら、今年は2024年、甲辰の年だから。

正確にいうと甲辰の年は2024年の立春、2024/02/04からはじまります。
今(2024年1月)は東洋の占いの暦的には、まだ前の癸卯の年です。

干支の活学 (安岡正篤人間学講話) (Amazon)

昨年の干支は癸卯みずのとうであります。
この干支の意味するところは、筋道を通さなければ、物事が紛糾して始末がつかなくなり、場合によっては、ご破算に持ってゆかなければならぬようなことになるということでありました。

干支の活学 (安岡正篤人間学講話)  甲辰――昭和三十九年
太字強調は記事作成者による

まさに今、自民党でも芸能界でも経済界でも「癸卯現象」が起こっております。
「筋道を通さなければ、物事が紛糾して始末がつかなくなり、場合によっては、ご破算に持ってゆかなければならぬようなことにな」っております。

2024年2月4日からの甲辰の年は、そんな癸卯の流れをうけてこうなると、安岡先生はおっしゃいます。

だから昨年において筋道を通すことを怠り、収集すべからざるゆきづまりに到達しておるとすれば、あるいは到達すればするほど、今年の甲辰は、どうしてもその殻を破って、またその殻が破れて、それだけになお難しくなる。

去年の成績が悪ければ悪いほど、今年は妨害のほうが強いから、芽の伸び方が苦しい。

干支の活学 (安岡正篤人間学講話)  甲辰――昭和三十九年

じゃあ、甲辰の年はどんな風に過ごしたらよいのか。
それはこちらの記事をお読みください。

とにかく、今のわたしたちにはアップデートが必要、意識改革が必要だと痛感しております。
今までと同じように過ごしていたのでは、行き詰ってしまう可能性があります。
私が「推し活はやめたほうが良い」というのも、その一環です。

アップデートが必要。
もう一段階高い波動へステップアップすべき時。
自民党の裏金問題や松本人志の活動休止などの諸問題は、それを鏡として私たちに教えてくれているのではないでしょうか。

10年前は、それでよかったんです。正しかったんです。
でも、今はもう違う。
そういうことが今の世にはあふれています。

今の世の流れを機敏に読み、光の方向へと生かしてまいりましょう。
時代の変化によって私たちは、魂の成長の機会を与えられている――私はそう感じております。

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