気に入ったパワーストーンとは、長くお付き合いしたいですよね。
もちろん、パワーストーンブレスとも。
パワーストーンブレスで多く使われているゴムは経年劣化していくことがあります。
でも大丈夫です。ゴムが伸びてしまった時、切れてしまった時、汚れてしまった時に自分で修理・交換することも可能なんです。
この記事では、そんなゴムの修理方法をご紹介します。
修理のために必要なアイテム
修理のために必要な道具はこちら。
- 新しいゴム
- ゴム通し(テグスや針金)
- クリップ(ビーズ抜け防止)
- ゴムを切るハサミ
新しいゴム
パワーストーンブレスで使われるゴムは主に2種類。
色のついたオペロンゴムと透明のシリコンゴムです。


どちらがいいのでしょう?
シリコンゴムがおすすめなのは、「石の透明度が高くて、その美しさを損ないたくない場合」です。例えば、クリアな水晶が多く使われているブレスはシリコンゴムを使ったほうがきれいに仕上がります。
透明度のあまり高くない石(例:オニキス、ジャスパー、ターコイズなど)がメインの時はオペロンゴム。透明度が高い石でも糸が通っていることが見える感じが気にならない場合にもオペロンゴムがおすすめです。基本、シリコンゴムよりオペロンゴムを私は多用します。
その理由は2つ。
1つ目の理由は、シリコンゴムはビーズの穴のサイズを間違うとゴムが穴に通らない事態になるから。
ビーズ穴のサイズを測った上で、サイズに合ったものを買う必要があります。一方でオペロンゴムだと、よほど小さいビーズ穴でない限りは調整がききやすいです。
2つ目の理由は、シリコンゴムはいきなり切れてしまうことがあるからです。
ブチーン!バラバラバラバラバラッ!
↑これが起こりやすいのがシリコンゴム。
対するオペロンゴムは、裂けるチーズみたいな構造になっています。

切れるときに、ちょっとずつ切れてくれることが多いです。
一部分だけ切れるのですね。
切れた部分はピョロッと出てきます。

こうやって出てきたら、ゴム交換のサイン。
いきなり全部切れてしまうことが少ないので、余裕をもって新しいゴムと交換することができます。
なので、私はよほど透明感が美しい石を使う時以外はオペロンゴムを使用してブレスを作ります。
オペロンゴムもシリコンゴムも、通販サイトで150~500円くらいで手に入ります。
東急ハンズやロフト、パーツクラブなどの実店舗で購入することも可能です。


ゴム通しとクリップ
ゴム通しは、テグスや針金(ワイヤー)を使います。
私はテグスを4cmほど切ったものを半分に折って使っています。

ゴムとゴム通しがセットになって売られている「パワーストーンブレス修理セット」なんかもありますので、そういうものを利用しても便利かもしれません。

オペロンゴム 通しワイヤー(Amazon)
クリップはゴムにビーズを通した時にすり抜けてしまわないように使います。
洗濯バサミでも代用可能です。
ゴム修理・交換の手順
切れかかっているゴムを切る

古いゴムを切ります。
もう完全に切れてしまっている場合は次のステップに進んでください。
古いゴムからビーズを抜く

ゴムを切ったら、ビーズを抜いていきます。
この時、石が転がってばらばらになってしまうと、ビーズの元の並び順がわからなくなってしまいます。
そのため、画像ではビーズの設計ボードの上で外しています。

バスタオルの上で外すのもおすすめです。
特にワッフル地のタオルだと溝にはまってくれるので、コロコロ転がりにくいです。
新しいゴムに通す

今回は、こちらの白いオペロンゴムを使っていきます。

ゴムをブレスの長さの2倍+10センチくらいで切ります。
これは2本どりにして耐久性を高めるためです。より切れにくくするために3本どりや4本どりにしてもOKです。ただしその場合、ビーズが通るかどうか確認してくださいね。

ゴムの両端をクリップで止めます。
ゴムの真ん中あたりにゴム通し(画像の場合はテグス)を通します。

ゴム通しにビーズを通して、新しいゴムへビーズを通していきます。

通し終わったらクリップを外し、ゴムの片方の先端を反対側の輪に通します。
通したら、端の部分を引いて輪の部分を小さくしていきます。

2~3回縛ります。
この時少しだけゴムを強めにひくと、形がきれいに整います。

縛り目から3ミリくらい残して、ゴムを切ります。

縛り目をビーズの穴の中に隠して出来上がりです。
自分で修理すれば、愛着もひとしおです。
ブレスちゃんも、あなたとより長く一緒にいられて喜んでいると思います♪
石とのおつきあいを大切にしてくださり、ありがとうございます。