ドラゴンテイルは不吉?
先週、お客様と星話をしていた時のこと。

私のホロスコープの太陽と
夫のドラゴンテイルが合なんですよ~

なるほど
テイル合って前世からの縁っぽいですね!

でも、ドラゴンテイルって
結構悪いこと書かれてて
あんまり見ないようにしてるんです

あ~
確かにテイルは
物質的観点で見ると「不運」ですね

まあ確かに
うちの夫は稼げるタイプではないです…

でも私が稼げばいい話だし
子どもいないし家のローンも完済してるから
二人ともバリキャリでガツガツ稼ぐ必要もないし

テイルの意味を正しくとらえるなら
精神的観点から観ると納得いくかもしれません

確かに精神面で充実してます
夫と付き合い始めた頃
「私この人とずうっと一緒にいるんだろうな~」
って自然と思えた人だったので
――こんなことを話していて「じゃあ、ドラゴンテイルと精神的観点で観るとは具体的にはどういうことだろう?」と思いました。
なので、ここで書いてみたいと思います。
(Yさんネタありがとうございます。笑)
ドラゴンテイルは集合無意識
そもそもドラゴンヘット(ノード)とは何か。
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道が交差するポイントです。

ホロスコープの中ではタコチューみたいなマークでしるされてます(言い方……)。
そのマークがあるところがドラゴンヘッドで、その180度反対がドラゴンテイルです。

私が見てきた範囲内ですと、マーケティングへの嗅覚が鋭くマス相手のビジネスで輝いている人は、ドラゴンヘッドの使い方が上手い。生かしてる!って感じあります。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルには色々な解釈があります。
上でお客様のYさんがおっしゃっているように「ドラゴンテイルは悪い解釈が多い」というのもその通りです。
一般的にドラゴンテイルは魂がすでに慣れ親しんできたものなので、そこにいれば楽ができるけれども成長がない、みたいな感じです。算命学でいうなら納音的ですね。
だからYさんの太陽(夫の象徴)とYさん夫のドラゴンテイルが合というのは、まさに出会った瞬間から「ずうっとこの人と一緒にいるんだろうな」。前世からの縁というのもあながち嘘とも言えないのではないでしょうか。どこか懐かしい感じ……。
ただ、そこに留まるとまったりしすぎて世界が狭くなる。
だからこそ、Yさんは家庭に収まるよりもガツガツ働くのでしょう。家庭内は魂の慣れ親しんだ安心感、外の世界への冒険(仕事)というバランスです。

私が約20年間の間に何百人ものホロスコープを見てきた経験から個人的に感じるのは、
「ドラゴンヘッドはその人にとっての集合意識とつながるポイントであり、ドラゴンテイルは集合無意識とつながるポイントである」
ということ。
だから、ドラゴンヘッドが上手く使えてる人はとにかくマス相手のビジネスが上手い。稼ぐ!人気者!!ウェーイ!!!
そういう人、私大好きです。陽キャしか勝たん。
一緒にいて楽しいので、ぜひお友達になりたいタイプですよね♥
つまり「物質世界(今の人生)を豊かに輝かせたいならドラゴンヘッド」という印象。教科書的にいうなら「今世での課題をちゃんとこなしているから輝ける」ということなのでしょうね。
裏返すと、ドラゴンヘッド180度(オポジション)であるドラゴンテイルを使っても物質的な豊かさにはあまりつながらない印象。なぜなら大衆とシンクロしないから。むしろ叩かれたり変人扱いされたりしかねない。
じゃあドラゴンテイルは何かというと、「深くに眠る集合無意識とつながれるポイント」だと思うのです。
例えば、それは家系であったり祖先のエネルギーだったりします。「カルマ」という言い方をするなら、ぐっとドラゴンテイル(前世ポイント)らしくなるのではないでしょうか。
こういうポイントを深めて消化しても、経済的な豊かさにはあんまり関連してきません。しかし、精神面での深みは得られます。
そして精神を深めていくと究極には集合無意識に行きつきます。だから、私はドラゴンテイルを「その人が集合無意識とつながるための入り口」と観るのです。
すごいマニアックなドラゴンヘッド話
ここからは「そもそもドラゴンヘッドとは何で構成されていて、それゆえ何を示すのか」という考察を書きます。
たいへんマニアックな話なので、お時間がある方のみお読みください。

そもそもドラゴンヘット(ノード)とは何か。
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道が交差するポイントーーという定義は前述の通りです。
西洋占星術において、太陽と月は「ライツ」と呼ばれます。
超超超超超重要ポイントです。
リーディングの時はまずライツを見る方も多いのではないでしょうか。
そのライツが交わる地点。
それがドラゴンヘッドとドラゴンテイル。
太陽と月の交わりなのです。すごく意味深ですよね。

ウロボロス
しかもこれはウロボロス型ではない。
言ってみれば、双頭の龍です。
ヘッドとテイル、表と裏があります。
アミニズムに回帰するシンボル、ウロボロスではなく双頭(もしくは二匹)の龍。これは母源的文化から二元性の物質文明へと分化していくシンボルとも取れます。
そしてここで「ドラゴン」という単語を持ってくるのがすごいと思いませんか。
東洋文化の日本人的には「ドラゴン?龍神様的な感じ?」なんてイメージがありますよね。でも、西洋神話におけるドラゴンって、基本的に邪悪なるラスボスです。

神秘的な龍ではなく、邪悪なドラゴン。
この邪神の名前を冠するのがドラゴンヘッドとテイル。
むしろリリス側な名前付けなんですよね。
ドラゴンヘッドとテイルでよく使われる「今世の使命と前世のカルマ」という解釈。
どこか重くてなんか逃げられなさそうな息苦しさがしませんか。それゆえ、西洋人はこの太陽と月の交わる因縁の地点に「ドラゴン」という名前を冠したのかも?しれませんね。
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