ジュリア・キャメロンの「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。
このシリーズの3冊目いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。を、1年半前の私は手に取りました。

この本には、誰もが内側にひそめているクリエイティビティを目覚めさせるワークが書いてあります。12週間(約3カ月)そのワークをやることで、「やりたかったことができる自分」になれるのです。
しかし、この本をぱらぱらとめくって目を通した私は、怖気づきました。

こ、
こんなの12週間やるなんて
無理~~~~💦

こちらの1冊目を12週やって、結構ハードだなと思っていました。
なのに、この3冊目は1冊目の倍の課題が課されるのです。
無理でしょう、そんなの!
でも、ワークの効果は1冊目をやってみて、実感していました。自分の内面が変わっていく、クリアになっていく感覚がありました。「自分って、実はこんなことを望んでいたのか」と気づいて目から鱗が落ちました。
大変なのはわかってるけれども、この3冊目を12週できたら、もっと自分は変われるかも。
より深い自分の内なる声と、つながれるかも。
どうしても、やりたい!
でも、挫折しそう……
このハードなワークを12週やりとげるには、どうしたらいいの?
私は考えました。

一人でやったら多分挫折しちゃう
だから、仲間を募ってみんなでやろう!
自分が言い出しっぺで場を作ったら、責任があるぶん逃げられなくなるし。笑
人目があれば挫折しない。
人目を気にしたほうが頑張れる!笑
私は元来怠け者なので、わざと厳しく律して自分を追い込むようにしています!
いつでも努力と根性の体育会系魂炸裂!!
だって、そうでもしないとやりません。笑
「面倒くさい」と飽きて投げて終わってしまいます。
楽な方に楽な方に流れて、魂の成長もせずに、だらだらだらだら「ただ生きてる(死んでいない)だけ」になります。
でも、それじゃ人生はつまらないまま終わってしまう……。
そんなの、絶対に、嫌です!
なので、だらけないように
自分を厳しく追い込むために
「一緒にワークやってくれる人募集!」しました。
(私が自分を追い込むことで成功できるのは、メンタルの強さがあるからです。メンタルの弱い方は自分を追い込むとつぶれてしまいます。メンタルの強い人がこの体育会系根性手法で上手くいきます。つまりメンタルが強いと、人生の打開策が生まれて可能性はぐんと広がりますっ♪)
この呼びかけに、40人ほどの参加者が集まりました。
週に1度Zoomミーティングをして、ワークの経過や気づきをシェアします。
そして、12週後――。
残った参加者は、8人。
当然だと思います。
だって、私も「一人でやったら挫折しそう……」と思った難易度です。大半が脱落しても、むしろそれが自然だと思います。
だからこそ、残った8人。
やりとげた8人は本当にすごい!
そう、当時(2022年5月末)は思っていました。
しかし、このワークのすごさをもっと思い知ることになったのは、その1年半後。
9月中旬に「ワーク同窓会」を行った時のことです。

札幌に集いし勇者4人。
ワーク終了後、クリエイティビティの花開き方が、すごかった。
(そして、4人ともこの1年半モーニングページを書き続けています。継続は力なり)

場所は、札幌狸小路の居酒屋|maze(マゼ)さん。
お料理ももちろん素敵なのですが、器との調和も本当に素敵で。Licht リヒトさんの器を使っているとのことなので、今度見に行こうと思っております。

今、北海道立近代美術館で足立美術館所蔵 近代日本画と北大路魯山人展 ―和の美、再発見という展示をやっておりまして。
そこに魯山人のこんな言葉が展示されておりました。
料理は、単に味ばかりでなく、色彩、形態、盛り方などによって食欲を異にする。之れを言いかえれば、食は美的でなければならないということであって、我々は食を食うことによって美を食うのである。
本当にそうだなあ、と心を打たれました。
器は料理が盛られて完成する。器は料理の着物。そんな魯山人の美意識は、心や食事を豊かにしてくれますね。

さて、mazeさんではこんな素敵な器で炊いたご飯を出してくださいます。
みんながわっと土鍋に注目した――その時。

なんか一人、ガチ勢がいる。
唐突に現れる一眼レフの存在感。

もちろんベストショットは逃しません。
お店の人も「そのカメラすごいですね!」と大注目。笑
このNさんは、前回お会いした時も自分で縫った刺しゅう入りリネンのワンピースをお召しになっていたクリエイティブ女子。
今回も、何と女満別入りしたそうで。
女満別空港を使う時点で、玄人でしょう。
女満別とか言い出す時点でヤバイですよ。プロすぎて。
その一眼レフに、タンチョウの写真もバッチリ収めておられました。
道東へ行くと鶴は普通にいます。普通にそこらへんで見れます。
上の動画のように、シカもいます。
JRがシカで遅れるのはあるあるです……。
キツネとリスなら北海道の広範囲で見かけます。札幌でも普通に見ます

ゴールデンカムイ 1 (Amazon)
ちなみにNさん、弦楽器もやっておられます。
いやあ、すごいクリエイティビティ。と驚いていたら、次はRさん。

この指輪。
自作です。
レジンで作ったそう。

材料は100均で調達。
センス良すぎでしょう!
(実物はキラキラしてて写真より素敵です)
顔タイプ:アクティブキュート+パーソナルカラー:ウインターなRさんにばっちり似合う、コロンとしたかわいくてビビッドなリングたち。
素敵です。
でも、それだけじゃないんです。
Rさんは元々デジタルで絵を描かれる方だったのですが、最近は画材を手に入れて日本画も始められたとのこと。

実は以前Rさんとお話したときにネイルの色が一緒で!
胡粉ネイル 水浅黄を使ってらっしゃったんですね。
このネイルを作っている上羽絵惣さんは、日本画材の超老舗「ゑのぐ屋」。
絵具屋が、伝統的な画材を利用してネイルを開発。
まさにこれは「両利きの経営」ですね!
その上羽絵惣さんから、ガチの日本画絵の具をRさん購入されたとのことで。
ネイルから日本画へ!
上羽絵惣さんもそんなお客様がいるなんて、とっても嬉しいはず。
いやあ、本当にNさんもRさんも、クリエイティビティすごすぎ。
美しいものを生み出す力、素晴らしい。
と思っていたら、次はJさん。

この写真。左上に着物をお召しになった方がいますよね。
実はこれ、私ではなくて。Jさんです。
このJさん。
なんと。
自作の染め帯で登場されました。

ジャン!
これ、自作。
自分で染めたそうです。

琉球紅型の技術を用いて、型染した帯。
私も和裁をやっていて、帯も着物(長着)も自分で仕立てますが、染めまではやったことはありません。
この帯をこの1年半の短期間で作り上げてしまうなんて!
そして、さらに驚くことが。
Jさんは今、通信の美大に入学して染色を学ばれています。

映り込んでいる緑色は、向かい側にライトアップされていた森の反射
みなさん、ガチすぎる……。
「本当に好きなこと」を見つけて、打ち込まれておられる……。
そんな人生、楽しすぎます♪
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。すごすぎませんか?
こんなに効果があるとは……。まさに「The Artist’s Way」。
1年半経ったからこそ、その効果が一過性ではないことが実感できます。

このワーク、なぜハードなのかというとリタイアした人用メニューだから。
普通に仕事しながら現役世代がやるには盛りだくさん過ぎます。
自分でやっても、正直きつかった!
だけど、やっぱりやった甲斐はありました。
素晴らしい仲間たちの輝きを見て、私はそう確信しているのです。
12週間一緒に走り抜けてくれた仲間って、宝物。ご縁に感謝ですね!