天中殺にやっていいこと悪いこと~不動産投資はアリ?ナシ?

ビジネス:スピリチュアルブログ
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天中殺だからしちゃいけない?なぜ?

天中殺(空亡)の間は
引っ越しをしてはいけない。
結婚をしてもいけない。
転職をしてもいけない。

つまり、現実的に物事をうごかしてはいけない。
そういわれます。

なぜなら、天中殺の時は天(空間・天干)がないのに地(時間・地支)があるから。

???
どういうことでしょう

現実的には物事は進んでいく(時間は流れていく)のだけれども、精神がぽっかり空いて亡くなっている(空亡)状態。

「現実に心がついて行っていない」といえますね。
ありませんか?そういうとき。
後から「なんであの時こんなことしちゃったんだろう?」と自分自身から見ても謎になるような。

天中殺の時に現実に成果を出そうとすると、空回りしてしまうことが多いと言われます。

天中殺の時の過ごし方は「勉強」「奉仕」がオススメ!

じゃあ
天中殺の時って
何もしちゃいけないんですか!

なんて思われた方もいらっしゃるかもしれません。

その通りです!
天中殺の時は何もしてはいけません!
息をせず断食して一睡もしないで過ごしましょう!!

……死にますね。
そんなわけには参りません。

天中殺の時は、現実へのアクションが下手になりがちです。易経風にいうなら「時を中ること」が難しくなります。

だから、現実にアクションしなければよいのです。
物質界ではなく、精神界へアクションすればよい。
現実的な成果を求めないで活動すると良いわけです。

例えば、天中殺の間は勉強したり奉仕をすることがおすすめと言われます。勉強という知的活動は現実世界と直接結びつきません。戦国時代の武将の系図を覚えても、基本的に給料は上がりません。

奉仕も現実的な結果を求めない行動です。
見返りを求めずにやる。利益を求めずに奉仕することは(現実的な目に見える形での大きな成果はないかもしれませんが)自分の内側を大きく成長させてくれます。

勉強でも奉仕でも、現実的な結果を求めてやるのはおすすめできません。
例えば、「勉強して資格を取る」というのは「資格という現実的な結果」を求めているので、天中殺的にはあまり向かない過ごし方に見えます。

天中殺の時は、自分の内面を豊かにする時期と考えると良いかもしれません。
天中殺の時は一旦現実面での成果を求めず、自分を豊かにする――そうすることで、天中殺が明けたあとの運気が整うのですね。

天中殺の時の不動産投資で大きなリターン!?

なら、やっぱり天中殺での
不動産投資は見送ったほうがいいのか……
なんてったって”リアル”エステートだもんな

こう思われた方もいらっしゃることでしょう。
しかし、天中殺の時の原則を守っていれば、意外と不動産投資もアリだったりします。

つまり、「自分から買おうとしないで話が来たから(受け身で)買う。しかも、自分の利益のためというより人の利益のため奉仕で買う」
これです。

ある経営者のKさんは、大運天中殺にこう思いました。

若い社員用に
社宅が欲しいなあ

家賃の支払いは大きな負担。
社員の負担を減らしたくて、社宅を買いたいと思ったのです。
自分のためではなく人のため。天中殺の原則に沿っていますね。

そう思っていると、一棟買い中古アパートの売買の話が舞い込んできました。
Kさんは渡りに船と、そのアパートを買いました。

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しかし、10年後。
Kさんは大運天中殺を抜けました。

「天中殺の間に手に入れた(物質的な)ものは、天にお返しすることになる」と言います。
驚くことに、天中殺明けのKさんにも「あの土地を売ってくれないか」という話が舞い込んできました。とあるデベロッパーが隣の駐車場もあわせて、富裕層向けの低層マンションに建て替えたいというのです。

確かに、立地は良い場所でした。
上物(建物)は二束三文ですが、土地は資産価値があります。
(「マンションは立地を買え」といわれる所以ですね)

しかも、営業さんが提示してくれた金額は、なんと買った時の値段の1.5倍。
インフレとはいえ、十分に利益が出る金額です。

Kさんはアパートを土地ごと売却し、その資金をもとに新しいマンションをもう一棟買いました。新しいマンションは社宅兼投資(賃貸に出す)用に使うので、利回りも期待できます。

いやあ
得しちゃったよ
社員も前よりきれいな社宅になって喜んでくれてるし

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Kさんはなぜ「不動産を買うには適していない天中殺」なのに、こんなに上手くいったのでしょう?
それはやはり、出発点が「人のため」だから。そう私は考えます。

社員の笑顔を想って買った社宅。
だからこそ、天中殺が明けて「天にお返しする」ことになっても、それ以上の利益を連れて来てくれたのでしょうね。

天中殺の間は自分よりも人様に尽くす。
現実的(物質的)な実利を求めない。
この心がけが開運を呼びこむのではないでしょうか。

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