なぜ今わたしたちには「女性性」なのか

女性性を大切にしなさい
といわれました
リンデンバウムのお客様から、こういった言葉がよく聞かれます。
女性らしさを大切にする、受容性を大切にする、流れを受け入れる――
こんな生き方をすることで魂の道を歩めるというメッセージが来るのですね。
これは、実はリンデンバウムがビジネス推しだからかもしれません。
リンデンバウムのお客様はハイキャリアの方が多いので、若い頃からキャリアアップのために男性性を生かす経験をされていることが多いです。
そんな方が40代、50代になると今度は女性性の開花が大切になってくる。
男性性が開花しているからこそ、そのバランスを取るために女性性が大切。
こんな流れで、「女性性を大切に」というメッセージが来ているのかもしれません。
キャリア追求型の人間にこそ女性性が大切
さて、ただいま私は、パワーストーンお届け企画をやっております。

一つ一つの石のエネルギーをリーディングして「その人の力になりたい石」と言っている石を探し出しております。地道な作業です。

リーディングが一番大切ですしそちらに集中したいので、事務作業は友達に手伝ってもらっております。
そして、作業が終わった後にmaruyama檀さんでお疲れ様会。
ノミュニケーションしてくれる相手がいるって、本当に幸せです♡

私も手伝ってくれた友人も、若いころはバリバリ働きに働きました。努力と根性で自分で自分の人生を切り開く、マッチョでゴツい生き方をしてきた人間です。
そんな二人が年齢を重ねて思うことは――

私さあ
今まで生きてて一番辛かったのって
25歳だな

わかる!!!
周りの年上の人は
「25なんて若くていいわね、一番いい時でしょ」
なんていうから
「これからはもっと辛いのか」って絶望してた


あの頃って肩に力入れて
すごく頑張らなきゃって思ってた
全部自分の力で切り開かなきゃって

そうなのー!
自立して男前に生きて
努力して人生手に入れなきゃって

今はさ~本当に楽だよ
肩の力抜いていいし
女性らしく柔らかく生きていいって思えるよね

そうそう!
「自分が」「自分が」って主張しなくてもいいし
しゃべらないで人の話聞いてるだけでも楽しい


これって
20代のころ男性的でオラオラだったからこそ
40代では女性的に力を抜くことがテーマになるんだと思う

それあるかも!
20代のころ主婦やってた人は逆に
40代頃からは家族のためより自分のために
自発的な人生を生きようとし始める人多いよね


これって、実は
体の性別関係ないかもね

若いころ男性的だった人は壮年で女性的になり
若いころ女性的だった人は壮年で男性的になる
それが必要なプロセスなのかもしれない

まさに
両極(陰陽・男女)を備えることで
太極へと至るのね!
年齢を重ねて「男らしく」が必要な人
私は今、更年期です。
こう書くと、「私も更年期で」と反応を頂く機会が増えました。
自分から開示すれば、相手も開示してくれます。
人見知りをしないでハートを開くと、どんどん愛が巡ってくるのが宇宙の法則。
社交性を発達させるって、本当に大切だなと思います。
コミュニケーション能力は人生の宝ですね。
そんな中で、非常に「女らしく」生きてきた一人の女性の悩みを聞きました。

更年期になって
イライラがひどくて……
女性らしく振る舞えないんです
今までずっと女性らしく品を保っていられたのに
こんな荒々しい自分に戸惑っています
これは単純にホルモンバランスの乱れもあるのでしょう。
しかし、私はこの方が20代の頃から家庭に入って自分より家族優先で生きてきた人だからこそ「自分の内なる益荒男(素戔嗚)」に目覚めたのだろう、と見えました。
若い頃女性らしく生きてきた人は、中年期に男性らしく。
若い頃男性らしく生きてきた人は、中年期に女性らしく。
(肉体の性別どちらかに関係なく)この波があると思うのです。
なぜなら、これから老いを迎え上手く肉体を卒業していくためには「中性」を目指す必要があるから。
人生の終盤に向かって目指すは中庸の”中性”
私たちは生まれた時に肉体の性はあっても、それほどの性差はありません。
赤ん坊の男児と女児を並べても、性器を隠してしまえば性別の判別は難しくなります。
やがて思春期の第二次性徴を迎え、男性/女性らしい肉体へと分化します。
そして、老いるときは幼い頃と同じく、性差を失っていきます。
おじいさんとおばあさんは服装や化粧や髪型で差をつけなければ、判別しにくい場合もあります。
これはまさに自然の理です。
私たちは二元性の世界を生きるために男か女に分離する必要があり、そして二元性の世界を卒業していくときには再び男でも女でもない性のない状態に戻っていくのです。
私は「リリスを生きる(メルマガ読者限定記事)」でこう書きました。
私は自分で作ったアメジスト30Cのレメディ(作り方はリピータールームに書いてあります)をとって、その夜に不思議な夢を見ました。
写真AC 私の目の前には天使のような幼い男の子がいて、睾丸をチョキンと切られてしまうのです!
私はギョッとして「ちょっ、ちょっと!!」とあわてます。が、男の子は全く痛がる様子もなく、動じません。それどころか、男の子はペニスまでチョキンと切られてしまいました。
私はビックリ仰天して「ちょっと、痛くないの!?大丈夫!!?」と動揺するのですが、男の子はそんな私を見て「なんでそんなに騒いでいるの?」と涼しい顔です。男の子は、美しい光に包まれて「男でなくなること」をアッサリと受け入れていました。つまり、無性の自分を自然な姿として受け入れていたのです。そして、無性になるのに痛みは全くないのです。
蒼穹の昴とはまるで大違い。
(主人公が宦官になるため去勢するシーンが、すごいのです……)男の子は天使のように神々しく美しかった。完璧な姿でした。
リリスとして生きる リンデンバウム メルマガ限定記事
つまり、性の分離をしない状態、性から解放されるということは、神聖なことなのです。
無性に戻っていくには、経験してきた性と逆の性の要素を取り込んで中和させていく必要があります。
ですから、20代30代でオラオラしてきた人は40代50代ではたおやかにしなやかに。
20代30代で自分よりも他人(家族)優先をしてきた人は40代50代でオラオラに自己主張。けっして自分の意思を譲らない。自分軸を確立してこそ生きる意味が初めてわかる。
このような真逆の生き方をすることが大切なのですね。

男性は勝つことで負け、女性は負けることで勝つ。そのふたつの間には調和がある。正反対のものが出あって、互いに合致しあう。
男性が光明に近づくと、彼の中で女性的な質が花開く。女性が光明に近づくと、彼女の中で男性的な質が花開く。このことをちょっと理解しておくといいだろう。
シャワリング・ウィズアウト・クラウズ P16
太字強調は記事作成者による
イエスは彼らに言われた。”あなたがたがふたつのものをひとつにするとき、そして、内を外のように、外を内のように、上を下のようにするとき、そして男性と女性とをひとつにし、男性がもはや男性ではなく、女性が女性ではないようにするとき、そしてひとつの目の代わりに目を、ひとつの手の代わりひとつの手を、一つの足の代わりにひとつの足を、ひとつの像の代わりにひとつの像をつくるとき、あなたがたは神の国に入るであろう”。
トマスの福音書 22 太字強調は記事作成者による
ですから、アラサーくらいまでキャリア確立に努力されてきたリンデンバウムのお客様は「女性性を大切にしてくださいね」と言われる人が多いのです。
逆に、若い頃に女性的な生き方(肉体の性別が男か女か関係なく)をしてこられた方は、人を押しのけてでも争い戦ってでも、自分の意思を貫く経験を必要とされることでしょう。そうしてはじめてバランスが取れるからです。
人生のあるフェーズでは男らしく。
また別のフェーズでは女らしく。
そして、最終的には男でも女でもなくなって肉体を卒業していく。
その先には、まばゆいばかりの光の世界があります。
使命を果たして故郷に帰るのが楽しみですね。