ただいま、パワーストーンお届け企画をやっております。
そこで、お届けした石に対して第一印象が「地味」だったり「石ころ」だったりという感想をお寄せいただきました。もちろん、受け取られた方はそういった石の個性に愛着を感じておられます。
この意見を頂いて、一度記事にまとめてみようとひらめきました。
宝石のようなハイグレードの石と、「石ころ」のように見える石、どちらのエネルギーのほうが幸運を呼ぶのか?ということを。

AグレードとAAA
同じ石なら
AAAの石のほうがパワーが強いのかな?
「グレード高いほうが石の力も強いか」問題ですね。
これはケースバイケース。
自分の場合はどんな選び方をすればいいのか――この記事でお伝えします。
王族のティアラに宝石(ハイグレード)の石が使われる理由

王族のティアラには透明度抜群のルビー、サファイア、エメラルドなどがほどこされます。
超レア!ハイグレード!です。
お値段もすごいことに。
宝石って、日常的に身につける人は少ないのではないかな、と思います。
どこかお出かけするとき、特別な時に宝石の施されたリングやネックレスをしませんか?
もしくは、それこそティアラのように儀式のときに身につける特別なものだったりします。
なぜ、宝石はハレとケのハレの舞台で用いられるのでしょう?
それは、宝石――ハイグレードの不純物の少ない希少価値の高い石の持つ性質による、と私は考えます。

こちらは、私が普段身につけているブレスです。
緑色に見えているのはすべてエメラルドになります。

えっ?
エメラルドって
緑のきれいな宝石ですよね?
こんなくすんだ石もエメラルドなんですか?
そうです。エメラルドです。
宝石のエメラルドとは違って母岩が入っていたりインクルージョンがあったり透明度が低かったりします。しかし、エメラルドです。
このグレードの低いエメラルドと宝石質のエメラルド。
パワーは違うのか?というと――
違います。
しかし、基本的な方向性は同じです。
ハートに作用し、感じる力を高めてくれます。内なる声を拾いやすくなります。
でも、その効き方が違ってくるのです。
宝石質の石は、一般的に純度が高いです。
つまり、エネルギー的にも純度が高い、方向性がしっかりと定まっています。
一方でグレードの低い石は、色々なものが混ざっています。
そうなると、エネルギー的にはばらつきが出てきます。方向性のレンジが広くなります。
例えていうなら、宝石質ハイグレードの石は「スペシャリスト」で、低グレードの石は「ゼネラリスト」であります。
王族が宝石質の石を持つのは理にかなっています。
なぜなら彼らは浮世離れした存在でありヒエラルキーのトップ、彼らのすべきことは一般人とは違います。時に一般庶民には求められないような人間離れした考え方や行動が必要となります。
動画 3:00頃~
(ある小説家と皇族の対談で小説家が)
「貴族や特権階級はなぜ必要なのか」と(皇族に)言ったらしい(中略)
そうしたら皇族の方が
「いやいや、我々が存在するのは、(中略)国家を二分三分するような大動乱があったときにどうやって国を落ち着かせるかという時、すっと首を差し出す。そのために我々は生きてきたんです」
すごいでしょう。
いざとなった時に首を差し出す。そのために自分(皇族)は生きているというのです。
この思想はポツダム宣言受諾を決断した1945年8月10日の御前会議における昭和天皇の姿勢とも合致します。
自分の任務は祖先から受けついだこの日本を子孫に伝えることである。
今日となっては一人でも多くの日本人に生き残っていて貰って、その人達が将来再び起ち上って貰う外に、この日本を子孫に伝える方法はないと思う。
それにこのまゝ戦を続けることは世界人類にとっても不幸なことである。
自分は明治天皇の三国干渉の時のお心持も考え、自分のことはどうなっても構わない。堪え難きこと忍び難きことであるが、この戦争をやめる決心をした次第である。
【戦後70年】午前2時、昭和天皇の「聖断」 1945年8月10日はこんな日だった | ハフポスト NEWS
太字強調は記事作成者による
「私自身はいかになろうと、国民の生命を助けたいと思う。私が国民に呼び掛けることがよければいつでもマイクの前に立つ。内閣は至急に終戦に関する詔書を用意して欲しい」
ドキュメント 日本帝国最期の日 (8/14 御前会議より)
やはり、こういう立場に置かれる人間は、時に常人とはかけ離れた心持ちやふるまいを要求されるわけです。
フランス王妃、マリー・アントワネットもまさにそういった人間の一人。

彼女の最期の言葉は、自分をこれから処刑する人間に対して発せられました。アントワネットは、処刑人の足を踏んでしまったのです。
その時、アントワネットはこう言いました。
ごめんなさいね、わざとではありませんのよ。でも靴が汚れなくてよかった。
ちょっと、常人の感覚からは信じられませんよね。
これから死刑になるというのに、自分の命を奪おうとしている人に、こんな言葉が自然に出て来るなんて―――。
こういう人たちに、いわゆるきらめく宝石のエネルギーはふさわしいと言えます。
ものすごく、何かに特化せねばならない、特殊な世界に集中せねばならない場合、混じり気のない純粋な宝石質の石の(ある意味で極端な)エネルギーは力になってくれます。
ただ――
それは、時に人を狂わせるほどの力にもなります。
ですから、名のある宝石にはいわくのあるものも多いのです。

えっ怖い
じゃあ宝石は持っちゃいけないってこと!?
なんて思われたかもしれません。
でも大丈夫です。
王族でもないかぎり、宝石を常時身につけるなんてことはないでしょう?
大きなパーティのとき、儀式の時、冠婚葬祭などがない限り、普段から大きな宝石をジャラジャラ身につけるなんてこともないはずです。
(ありったけの宝石を身につける場合、大抵は身一つで逃げなければならない時に財産として路銀代わりとしてということになりましょう。これもまた非常事態です)
特別な時に身につけるなら、それは特別なシーンに合った力をくれます。
庶民の普段の生活に宝石質の石は「強すぎる」というだけの話です。
高価なレアストーンを持ったほうがいい人 避けたほうがいい人

そもそも石の値段とは、希少価値が高いものほど一般的に高値になります。
同じ水晶でも透明度の高いほうが産出量が少なく、また産地によっても値段が変わってきます。たくさん採れるところのものは安価で、なかなか採りにくいものは高値になります。
石の品質や組成に関してはミネラルの専門家にお任せしましょう。ここはスピリチュアルブログなのでスピリチュアルな切り口で「どうして希少な石とありふれた石が現れるのか」についてご説明します。
高価な石、手に入れやすい石、様々な石に触れていて私が感じるのは
高価な石のほうが気難しい石が多い傾向にある
ということです。
先ほどの王族が身につける宝石にいわくがあることがある、なんて例がわかりやすいですね。
私もヒーリング用に高価な石を使うことがありますが、普段使うような石に比べてこまめに浄化が必要だったり相性の悪い石が多かったり扱いにくいものがあります。

逆に、パワーストーンお届け企画で扱うような石は、本当に扱いやすい石です。
それほど気を遣わなくても、雑に扱ってもよい石を中心にお届けしています。
品質的にもエネルギー的にも、気難しい石は少なくて、フレンドリーです。
宝石質の石ではなかったりしますが、インクルージョンがあったり透明度が低いほうが「包容力」のある石が多い印象があります。
つまり、「普通の人が普段使いに持つ」という目的ならば、グレードの低い石のほうが却って合っていることも多いのです。
そちらのほうが雑味多い現実社会で生きぬくサポートが上手かったりします。
そういう石は、たくさんの人が必要とします。
ですから、希少性は低くたくさん地球から与えてもらえます。
そこらへんの石ころ(砂利)に浄化の力!?

これパワーストーンなの?
ただの石ころにしか見えないんだけど
こんな感想を持たれたことがある方も、いらっしゃることでしょう。
その通りです。
パワーストーンはただの石です。
そして、その「ただの石」に力がある――
だとしたら、どう思いますか?
例えば、神社には必ず砂利(まさに、ただの石!)が敷かれています。
なぜなら、砂利には浄化の力があるからです。
神社では、参道に玉砂利が敷き詰められていることもよくあります。
これは「おしゃれだから?」とか「神社っぽいから?」などと、なんとなくの理由で思っていらっしゃる方も多いことでしょう。でも実のところ、玉砂利の「玉」には「美しい」「立派な」といった意味が込められており、魂の「タマ」にも通じるところがあるのです。
細かい石を表す「砂利」は、国歌『君が代』にも登場する「さざれ石」の「さざれ」という部分がなまって転じたものだと言われています。美しくて細かい石を敷き詰めることで境内を清浄に保ち、それを人が歩くたびに踏みしめる音には「魔を祓って、場を清める」という効果があるのです。
神社に響く音の秘密!玉砂利・鈴・拍手など…邪気を祓う音のいろいろ|神様が宿るくらし
ただの石にしか見えない砂利が、邪気を払う仕組みの一つとして採用されているのです。
石の力、すごいでしょう?
「ただの石」でも、ばかにならないでしょう?
人工的に加工された石は波動が低い?

宝石の場合、一般に天然の状態のものが貴ばれます。
人工処理をされたものは一段低くで見られがちです。
天然物と養殖物なら、天然物のほうが値段が高いのと似ています。
しかし、パワーストーンと考えるとこの「人工処理」もあながちデメリットばかりとは言えません。
ただし、デメリットは確かにあります。
エネルギー的に見て、天然のものよりも加工のものは波動が弱くなる傾向にあります。
スピリチュアルな使い方(例:瞑想やヒーリングでの使用)をしたり、王族的な特殊な生き方をされる場合は、できるだけ自然の加工のない石のほうがおすすめです。
しかし、普通の人間として日常生活の中で身につけたり部屋に置いたりする分には、意外と人工のものにもメリットがあります。
それは「人の手が入っている分、波動は落ちるけれども人間社会に馴染みやすい」という点です。
ですから、コミュニケーション能力の向上や人間関係の改善には、意外と加工の石のほうがハマるケースも多いです。例えば染めの瑪瑙(アゲート)は非常に人工的な色合いであるがゆえに、人間の複雑な心の機微をわかりやすくしてくれたりします。
このように、パワーストーンのグレードが低いほうが、かえって日常生活には使いやすいという面があります。
リーズナブルで気に入った石があったら、気軽に持ってみるのもいいでしょう。
もちろん、今お任せいただけるならば、私があなたのためにお選びいたします。