不思議の国の習近平
中国共産党・習近平国家主席。
不思議な人だと思いませんか。
ゼロコロナ政策。
恒大集団の破綻(破綻したとは言っていない)。
突然の毛沢東推し。
ちょっと、意味が分からないと思いませんか。
私は算命学という中国発祥の東洋占星術を勉強しているので、中国の思想も学びたいと思い調べているのですが「???」となることが多いです。
端的に言って、民を富ませようという思想が、あまりないような感じがします。
穿った見方かもしれませんが、一部の人――自分の周りだけ富めばいいのだという印象を受けてしまうのです。
例えば、中国共産党では現在、木を伐採して畑に戻すという政策を打っているそうです。
詳しい話は下の動画を参照してください。
中国は今食糧輸入国になっていまして、そのための政策だそうですが……。しかし、その政策の影響で水害がひどくなったり黄砂がひどくなったりしているのではないか、とも言われています。
ものすごく普通に考えれば、国家主席なら国を富ませようとすると思いませんか。
しかし、習近平氏はあんまり経済に興味がないように見えます。実際に、現在の習近平側近には経済に明るい人がいないと言われています。
それどころか、毛沢東推しに見えるのです。
マオしか勝たん。
マオは推せるうちに推せ。
中国は、毛沢東時代に、「山へ行け 田舎へ行け運動」というものが展開されていたそうです。それと同じことを習近平氏が述べたようです。
「あなたがた若者たちは、中国の田舎の奥深くに入って初めて何が事実から真実を求めるのか、また大衆とどのようにつながるのかを深く理解できる」
「新時代の中国の若者たちは、苦労を求める精神を持つべきだ」
習近平氏が中国の大学生たちに「卒業後は都市から田舎に行き、農業に従事すること」を正式に奨励
最近の中国の若年層失業率は20%を越えていると言われています。それもこの「新時代の中国の若者たちは、苦労を求める精神を持つべきだ」という習近平氏からのありがたい試練を頂いているということなのでしょうか。
わからない。
わからない、習近平という人間が。
ミステリアス、習近平。
そう思っていたところ、中国の外相が女性問題で更迭されたという動画を見ました。
動画05:07~
反対派の人間やったらいくらでも降ろすし、場合によっては逮捕して刑務所にぶち込むんですけれども、一応今習近平派しかいませんからね。トップ25人かなんかの中には。
習近平氏の好みで、人事が決まる。
側近は自分の気に入ったイエスマンしか置かない。
こ、これは……蟹座の匂いがする!(山羊座の匂いはしない)
蟹座人間の私が反応した蟹座レーダーによって、習近平氏のホロスコープチャートを探してみました。
すると――!
やはり蟹座に惑星が3つ集中する蟹座人間。
しかも、ノーアスだったんです。
よりによって(仕事の)火星が。
ノーアスペクトつよつよ共産党政権の謎

習近平氏のホロスコープチャートはこちら。

見事に火星と他の惑星をつなぐ線はありません。

ちなみに、習近平氏が愛してやまない毛沢東は太陽がノーアスペクトです。
中国共産党で長期政権取るには、ノーアスペクトが優位に動くってことでしょうか。
つまり「他のやつら(惑星)なんか知らん。俺は俺や」という俺イズム。

えっ?
でも蟹座は仲間が大切で
皆でワイワイ!が大好きな星座でしょう?
そうです。鋭いですね~!
蟹座にぼっちは似合わない。
気心知れた仲間とワイワイ楽しく過ごす、それこそが蟹座の輝き方♥ノミュニケーションこそが幸せの秘訣♪

ですから、この「他のやつら(惑星)なんか知らん。俺は俺やという俺イズム」は「他の民族なんか知らん。漢民族最高」という感じで蟹座的に変換できます。
蟹座の特徴なんですよね。
身内びいき。
最近大河ドラマでも話題の「家康の妻と息子を殺した信長の命令」。これは信長が家康の息子に嫁がせた娘が「姑と夫(家康からすると妻と息子)にひどい仕打ちを受けている」と訴えたことによると言われています。
ここで穏便に「まあまあまあ」ではなく「家康、どうしてくれる!妻と息子を殺せ!」になるのが、実に蟹座。織田信長はエキセントリック蟹座武将です。
この蟹座的な特徴って、器を広げれば非常に大きな愛を抱けます。
つまり自分の身内が地球全体になれば「地球大好き、生物全て尊い」になるし、宇宙全体が自分のテリトリーになれば「宇宙をすべて愛します」になります。
それが「家族大好き」とか「仲間大好き」とか「民族大好き」というレベルで止まってしまうと……。習近平やドナルド・トランプ(同じく蟹座モリモリ)や織田信長になりがちなんですよね。メキシコ国境に壁を作るのだ。
しかも、習近平の場合はこの蟹座の度数が若い。
蟹座が一番蟹座らしくてフレッシュでイノセント、言い換えると未熟な状態の蟹座なんです。「仲間こそが正義でしょ!!」という。
(そして私の蟹座惑星もこの初期度数です。だからすごくわかる……)
15度で山羊座のエネルギーの干渉が入ってきて、蟹座も狭い身内から世界へと視野を広げて成熟していくわけですが、いかんせん習近平の火星は蟹座0度。生まれたてです。下手すると本当に家族(身内)しか目に入ってません。
だから、側近全員を自分派の人間で固めるなんて(冷静に考えると相当高リスクな)ことをできてしまうのですね。
ただし、中国という広大な土地に多大な人口を抱えた国を治めると考えると、この身内びいきも意外とデメリットばかりとは言えません。
民主主義政権に比べて独裁政権の強みとは、意思決定の早さにあります。
やるとなったら鶴の一声ですぐ動けます。議会の承認なんていりません。下院に通して次は上院に通して上院で否決されたらまた下院で審議、なんてまだるっこしいプロセスはいらないのです。
今のような変化の激しい時代には、時に柔軟な方向転換も必要になってきます。一度決めてコツコツ積み重ねるより、その場その場の状況に合わせた判断でポジションを変えていく必要があります。
そういう意味では、反対派を粛清して自分の意志が通りやすい体制にもっていくことには一定の理があります。
ただし、ここで難しい問題が浮かび上がってきます。
自分自身を律して腐敗させないことです。
権力は必ず人を腐らせます。その抗いがたい魔力から自分をどう守ることができるのか。
そこが習近平氏の一番の課題かもしれません。
そしてその秘訣を示しているのが論語だったり易経だったりするわけですね。中国の知恵。

蟹座火星のノーアスペクト。
これ、習近平という不思議人間を読み解く一つの鍵となるのではないでしょうか。
こちらの記事を読んでいて、私は習近平主席が中国の人民を幸せにしたいというヴィジョンを持っていないように見えました。

何をいまさら
ウイグルやチベットのことを知らないのですか
と思われたかもしれません。
確かに、それはそうなのですけれども、いくら共産国家とはいえ――いや、共産国家だからこそどこまでも言葉を美しく飾り、「みんな(ひいては地球全体)を幸せにしたい」という壮大なヴィジョンを持ち上げるものではないでしょうか。
習近平氏の言葉は、あまりにも本音がむきだしになっているように見えるのです。
えっ、そんな。それ言っちゃっていいの?という。
習主席は 4月の会合で当局者たちに対し、中華民族の復興という使命を果たすために「党全体が思想を統一し、意志を統一し、行動を統一しなければならない」と述べた。
China’s Xi Mimics Mao’s Crisis Response in Sweeping Indoctrination Drive – WSJ
これもすごいでしょう。
中華民族の復興ですよ。
中華民族。それは実質、漢族ですよね。
人口の9割以上が漢族とは言えど、広大な中国の領土には少数民族もたくさんいます。中国統計局によると1億2547万人(2020年)います。日本の人口くらいいます。
この指針にそうなら、その少数民族の意思はフル無視に近いでしょう。むしろ漢民族に合わせなさいという圧を感じます。
中国は立法における経済発展と改革開放の優先度を引き下げようとしているもようだ。(中略)
「中国の特色ある社会主義法治体制を発展させる」ため、「共産党指導部に厳格に従い、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論」などと共に「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想の導きを順守すべきだ」としている。
中国、経済発展と改革開放の優先度を引き下げ-立法法改正へ – Bloomberg
やはりノーアスペクトの「他のやつら(惑星)なんか知らん。俺は俺やという俺イズム」は蟹座的「他の民族なんか知らん。漢民族最高」として表出しているように見えますね。
ちなみに、習近平氏は辰巳天中殺なので来年から天中殺の二年に入ります。
算命学ではリーダーが天中殺になるとその組織全体が天中殺現象を受けると読みます。なので、来年からの中国は少し混乱が起きるのかもしれません。
(そして岸田首相も辰巳天中殺なので、次の総裁選で勝利して連投は厳しい流れなのかな?とも読めますがいかがでしょうか)
算命学・占星術鑑定は「おしゃべり」サービスで!
算命学や占星術を使った鑑定をご希望の方は、メルマガ読者サービスの「おしゃべり」をご利用ください!
