インナーチャイルドケアの、10年後。

人生:スピリチュアルブログ
写真AC

6月某日、お誕生日を祝ってもらいました。

場所は、札幌狸小路の居酒屋|maze(マゼ)さん。
とってもおちつく、素敵な空間です。
しつらえや器にリンクした世界観。

正直、東京だったら倍のお値段するんじゃないのかしら、と思います。
北海道全般に言えますが、コスパ良すぎ。
平日でも満席なのも納得です。

この「上川大雪」特別純米(彗星100%)
すっごく美味しかったです。飲みやすすぎて、どんどん進んでしまう恐ろしさ。

このお酒の何より嬉しい点が、お料理を引き立ててくれることですね。

私、「つまみなしで酒を飲む」ということがありません。
実は、私にとって酒とは「料理を美味しく頂くためにあるもの」だったりします。なのでテキーラ一気とか、「お酒のみを飲む」ということはしないですね。

私が一番初めに選ぶのは、お酒ではなくお料理。
お料理に合わせて「じゃあ、お酒は何がいいか」と決めます。
幸い私は酒に関してはオールラウンダーなので、料理に合わせて日本酒でもワインでもウイスキーでもスピリッツでもビールでも、なんでも行けます。

一番大切なのは、お料理。
酒はそれを引き立ててくれる脇役。
この上川大雪のお酒は、素晴らしい名脇役。香りが控えめな分、繊細な創作和食の風味を邪魔をしない。

(逆にいうなら、つまみはほとんど食べずにお酒のみを楽しみたい人には軽すぎて物足りないかもしれないです。どんなお酒も適材適所ですね)

「上川大雪」特別純米、プライベートで買って家で飲みたいと思うくらい。
これはのまさる~!笑(北海道弁)

ここまで月星座牡牛かつ調舒星全開の文章で参りました。
ここから本題に入ります。
「インナーチャイルドケアに取りくんで10年後、私たちはどう回復したのか」ということに。

今からほぼ10年前。
リンデンバウムでは自助グループ「ぼだいじゅの会」をやっていました。
インナーチャイルドケアのための自助グループです。

週に1度集まって、親に対するわだかまりや葛藤など、自分の正直な気持ちをシェアします。言いっぱなし聞きっぱなし。感想を言い合うことはありません。自助グループの大原則である「ジャッジしない」です。

そんな会を1年ほど行っておりました。
実は今回誕生日を祝ってくれたのも、このぼだいじゅの会に参加していた方で。
(業務連絡 きりさんへ:札幌に帰ってくることがあったら、そのタイミングで「ぼだいじゅ同窓会」開きます。連絡くださいね)

そんなインナーチャイルドケアを10年前にみっちりやった私たち。
10年後はどう変わったのか――

メイシー
メイシー

職場でZ世代の子と話しててね
お母さんとの関係に悩んでいる様子だったの

Nozomi
Nozomi

そうなのね

その話聞いてて私
「こういうの懐かしいな~」
って思っちゃった

Nozomi
Nozomi

えっ!
すごっ!
だって「懐かしい」ってことは
それが「過去だ」ってことじゃない!

そう!
そうなのよ~!

Nozomi
Nozomi

私もぼだいじゅの会の頃は
「お母さんはこれしてくれなかったあれしてくれなかった、どうしてどうして」って、すっごく辛かった……。

うんうん
わかるよ

Nozomi
Nozomi

でも今は
能力的にそういうの無理なんだなって
お母さんはそういうことできない人なんだって
そしてそれに腹が立たないというか、仕方がないなって

それって
もうお母さんに依存してないってことだよね

Nozomi
Nozomi

そうだね
依存してると
「どうして満たしてくれないの」
って求めて苦しくなるよね

親も能力に限界のある一人の人間で
その上で関わりたくないなら関わらなくていい
そう冷静に思えるのは依存心を手放したからよね

【画像】凪のお暇7凪のお暇 1
Nozomi
Nozomi

私ね
ぼだいじゅの会はじめる前の3年間くらい
毎晩インナーチャイルドワークやって泣いてて

そうなんだ

Nozomi
Nozomi

いつまで続くんだろう
私は泣かずに眠れる日が来るんだろうかって
そう思うくらいだった……

それはつらいね

Nozomi
Nozomi

でも、あれから10年経って
私、全然泣かなくなった!
泣かないで寝れてるよ!

わあ~!
すごい!

10年の歳月を経て私たちは確実に「回復」していると思います。

もちろん、完璧な回復ではありません。時々またインナーチャイルドの傷が浮き出てきて癒すことはあります。でも、昔のようにインナーチャイルド(過去のトラウマ)に振り回されて今の現実がぐちゃぐちゃになったり辛くなったりすることは、ずいぶんと減りました。

インナーチャイルドケアを集中してやっていた時は
「いつまでこんな苦しみが続くんだろう」
と感じました。

積もり積もった傷や抑圧を解き放って向き合うのですから、当然きついですよね。前書いたように、私は毎晩泣いておりました。泣きすぎて、枕カバーどころか枕本体もグチャグチャになって買い替えたくらい。

【画像】青のフラッグ 5 (ジャンプコミックス) 青のフラッグ 1
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でも、あきらめない。
ポジティブに、自分を信じて、「そうなんだ、辛かったね」と受容する。

その積み重ねで、10年後の私たちは楽に息が吸えるようになったのだと思います。

当時、図書館でアダルトチルドレンや毒親関係の本を借りて、読みあさりました。わらをもすがる思いで、軽く30冊は読みました。

片っ端から、書かれていたことを試しました。
読んで終わるのではなく現実で実践する。これが大切ですよね。

そして、手元に置いて何度も読んで実践したいものは購入しました。
私が購入したものの中で特に良かったのは以下の2冊です。

これらが私に効果があったのは事実ですが、合わない方もいらっしゃると思います。ご自身に合った方法をおすすめします。

私は自分でいうのもなんですが、メンタル強いほうです。ですから、このような外科手術的な方法で「ざっくり切ってドラスティックに治療」が効いたのでしょう。

メンタルが弱い方には、過去のトラウマと直接向き合う方法はおすすめできません。特に精神科に通院していらっしゃる方はお医者様の指示に従ってください。
メンタルの弱い方に私の体験は、参考にしないでいただけると幸いです。

逆にポジティブ気質でメンタルの強い方は、きっと響きあうところがあるのではないかな、と思います!
あなたは一人じゃないって伝えられます♥

メンタル強ければ、何があっても大丈夫!
傷ついたって回復すればいいんだもの。笑
メンタル強いあなたには、絶対幸せが約束されています♥

自分から逃げずに向き合う。
自分を嫌わずに受容する。
どちらも親と適切なコミュニケーションをとれなかった人間にとっては難しいことです。

でも、あきらめない。
一日一日、自分を受けとめる。
その地道な愛が、回復を呼びこむのではないでしょうか。

10年を経て、楽に息が吸えるようになった私たち。
色々な方が知恵を授けてくださったおかげです。
苦しい気持ちをシェアしあえた仲間のおかげです。

ただただ、すべてに感謝します。

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