350円で布ベルトを作成~ワンピースをウエストマークでキレイ目に

人生:スピリチュアルブログ

リラックスワンピをキレイ目にも着たい→ベルトをプラス

夏用にワンピース+シャツジャケットのセットアップを作成しました。

リラックスシルエットのざっくりしたワンピース。
ファスナー無しでかぶるタイプです。

それを肝心のセットアップで着てみると――

ワンピース

なんだかしっくりこない……。

こんな感じで、ウエストマークしたくなる。

ベルトじゃなくても、ウエストマークしたほうが、キレイ目に着たいときはしっくりきます。(ちなみに上のシャツの結び方は、ちえこSTYLEさんの動画を参考にしました)

うーん。
上の画像みたいにスカーフでベルトにしてもいいけれども、共布のベルトも欲しいなあ。セットアップを作った布がまだ余ってるし……。

というわけで、ベルトを作ることにしました!

350円で共布ベルトを作成

早速いつものカナリヤ(手芸店)にいって、ベルト金具を購入してまいりました。だいたい300円ちょっと。
店員さん、いつも丁寧に接客してくださりありがたいです。わからないことがあったら何でも教えてくれます。

さて、ベルト作成スタート。
あまり布を6cm×90cmを直線に切って、裏に接着芯をはりました。
適当に縫い合わせて長いひも状にします。

そして、ベルト穴をあけてハトメ処理。

俺の10年物ハトメが火をふくぜ!

……なぜ「10年物」なのか。
これ、実に10年放置されていたものだからです……。

なぜハトメを買ったかというと、ビスチェやコルセット風の帯を自作したいと思ったから。

[CHIC DIARY] コルセットベルト レディース 幅広 ベルト

こんなコルセットっぽい帯を作って、着物に合わせたら素敵!って思ったのです。
なぜそんなことを考えたかというと、マンガ「xxxHOLiC」の影響です。

×××HOLiC(1) (Amazon) 

マンガの中で市原侑子さんが、コルセットのような帯(ベルト?)を着物に合わせてらっしゃったんですね。
「これ素敵!私もやりたい!」と思いまして。

マツオヒロミ作品集 万華鏡の庭(Amazon)

上のマツオヒロミさんのイラストみたいな感じですね。
コルセットを帯にする。素敵~!

私の構想としては、コルセットというよりは平面的な帯のフォルムで、編み上げて紐で締める形。そんな帯を作りたいな、と。ドイツの民族衣装風な感じで。

ドイツの民族衣装

それで紐通しのためにハトメを使おうと買いました。

買いました。
10年経ちました。

なんてことでしょう。
コルセット帯はいつまで経っても制作されず、帯用に買った布はいつの間にか部屋着用のズボンになっている始末。

な、何を言ってるのか わからねーと思うが……。

そんな因縁のハトメを!
ようやく使う時が来た!
待たせたなお前の出番だ、デッドストック・ヴィンテージ(10年物)プライヤー!

ハトメ、GO!

ベルト部分に穴を開けます。
両面接着芯をつけているので、結構かたいです。

そしてこのハトメプライヤーで、はさむ!

見事にハトメが装着されました。他にも穴を3個ほどあけて――

ベルト、完成です!

うん!
キレイ目!
いいかんじです。

ウエストマークでスッキリ見え

ベルトありとベルトなしを比較するとこんな感じ。

ベルトなしが、だめだというわけではありません。
「上もゆったり下もゆったり」は2年前くらいにやりたかったシルエット。2020年くらいなら、左の着方が楽しかったと思います。(そして、その頃ならばシャツの着丈をもっと長くしていたでしょう)

2023年の今は、ウエストを絞ってYラインシルエットにしたほうが、しっくり来ます。好みや気分の問題ですね。

失敗続きの私 40代ファッション

さて、私のファッションは失敗続きです。
今回のベルト作成も言ってみれば失敗の結果。
そのままだとしっくりこないから、ベルトを足すことになったのです。

ジャケット丈もそう。

はじめは長めに作ったみたけれども、しっくりこなくて結局は丈をつめています。

他にも丈が足りない服を買ってしまって、自分で丈出しをしているケースも。
これだって「合わない(直す必要のある)ものを買ってしまった」と見るなら、失敗です。

更に、こんな失敗もありました。

プリーツスカート+ボリュームスリーブのブラウスに、ヘアバンド+ダウンスタイル。靴はスニーカー。
このコーディネートでお出かけした日のこと。

化粧室に入ったとき、鏡に映る自分の姿に愕然としました。
「顔以外、女子大生って感じ……」

服のコーディネート自体はおかしくなかったんです。
ただ、私の顔とマッチしてなかっただけで。涙
ああ、大事故。

その日は一日「早く帰りたい」とテンション低く過ごしました……。
もちろん、周りの人に「変だ」と指さされたわけではありません。正直、人は他人の服装には、あまり興味がありません。でも、自分的には無しだった。

敗因は、甘さ盛りすぎ。幼すぎ。
プリーツスカートは気をつけないと制服っぽくなりがち。そんなところにガーリーなボリュームスリーブにヘアバンド……そりゃ学生ルックにもなりますよ!

ヘアバンドをつけるなら、女学生のようなダウンスタイルにはしない。
Miss Diorのルックみたいに、フォルムはすっきり辛口めにまとめる。(髪をおろさず、一つに結んでヘアバンドをすればそこまでおかしなことにはならない)

MISS DIOR, THE NEW FRAGRANCE (Christian Dior)

プリーツスカートを合わせるなら、エコレザーのブルゾンとかニットジャケットとか辛口要素のカジュアルアイテムを合わせて大人っぽさ、もしくは「制服じゃない感」を出す。

靴はスニーカーやローファーだと「まんま学生」なので、パンプスやブーツにする。

コーディネートってバランスですね。
失敗してわかる「なんかおかしいバランス」。
でも、こんな最悪な一日を過ごしたからこそ「じゃあこうすればいいのかも」というヒントを得ることができました。試行錯誤の機会を得ました。

失敗は成功の母なのだなあ、と思います。
あるお客様からおすすめいただいた本、失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織を読んでいても、そう思います。

進歩や革新は、頭の中だけで美しく組み立てられた計画から生まれるものではない。(p150)

頭で考えたアイデアがどれだけ秀逸でも、成功のためには実際の試行錯誤が欠かせない。(p155)

アーティストのためのハンドブック――制作につきまとう不安との付き合い方」の著者のデイヴィット・ベイルズとテッド・オーランドは、同書でこんな実験を紹介している。

ある陶芸クラスの初日、生徒が二組に分けられ、一方は「量」で評価し、もう一方は「質」で評価すると告げられた。(中略)

結果、面白い事実が明らかになった。
全作品中最も「質」の高い作品を出したのは、「量」を求めたグループだったのだ。ベイルズとオーランドはこう指摘する。

量のグループは、実際に作品を次から次へと作って試行錯誤を重ね、粘土の扱いも上手くなっていった。
しかし質のグループは、最初から完璧な作品を作ろうとするあまり頭で考えることに時間をかけすぎてしまった。結局あとに残ったのは、壮大な理論と粘土の塊だった。
(p169)

心理学者、バビノーとクランボルツは、完璧主義の罠に陥りやすい人に、次のようなポリシーを持つことを勧めている。

「素晴らしいミュージシャンになるために、まずひどい曲をたくさん演奏しよう!」
「強いテニスプレーヤーになるために、まずたくさん試合に負けよう!」
「無駄なくシンプルな美を追求したデザインを作るために、まずごてごてしてダサい作品を作ろう!」(p170)

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

私のファッション(コーディネート)も、このような失敗続きの道を歩んでいます。
40代になって今までのように服を着ていると、前述のように「なんで顔以外は大学生なの」というコーディネートになってしまいました。

でも、失敗したからこそ学べます。
「変だ」と思ったら「何が変なのか」を探ることができます。
そして、修正していくことができます。

ですから、これからもどんどん失敗すると思います。
そして、失敗から学んでいこうと思うのです。
ポンコツながらに。笑

私の好きなスタイリスト三好凛佳さんは
「“年相応”でいることを気にするよりも、“品格がある大人”でいることを意識する」
とおっしゃっています。

本当にその通りですね。
品格ある大人らしいスタイルを手探りで(時に失敗しながら)模索していこうと思います。

余談 最近買って良かったもの

最後に、最近購入して感動したものを。
エアリズムUVカットシームレスアームカバー。¥990。

これ、つけてる方が涼しいです。
今までもインナーではエアリズムを使っていたのですが、ここまで涼しいものだとは思いませんでした。エアリズム、すごい!

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