ワリカンするのは損!

ネットで定期的に論争になる「男はおごるべきかどうか」問題。
私は断言します。
男は絶対おごるべき。
そして、
女も絶対おごるべき。
ワリカンは損。
なぜなら、完全に対等な状態だと「つながりが切れやすくなる」から。
人とつながっていく、人間関係を構築していく、人脈を作るためには、ワリカンはやめたほうがいい!
私はそう考えております。
貸し借りを作ると、人とつながれる

どんな人とも対等でいたいです!
対等な関係って楽ですよね♪
こう思われている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、「対等であることは何よりも素晴らしい」という価値観が今は常識となっておりますね。
しかし、その「対等な関係」。
実は「縁が切れやすい関係」でもあるのです。
そもそも算命学などの五行陰陽思想では「同一のもの同士は反発する」という考えがあります。対等とはバチバチしやすい関係、疎遠になりやすい関係とも言えるのです。
現在は、人とのつながりを構築するのが難しい社会環境にあります。
昔の村社会ようなしがらみがないのは良いのですが、「いいな」と思っていた相手すらSNSのアカウントが消えたらぷつんと切れてしまうような、浅い関係が増えています。
対等だと、イーブンです。
貸し借りなしです。
言い換えるとそれは、「いつ切れても問題なし」です……。
だから、おごる。おごられる。
相手と対等にならない。
貸し借りを、あえて作る。

私は「この人とはもっと仲良くなりたい、つながりたい」と思う人には積極的におごります。もしくは、ごちそうしていただけそうなときはごちそうになります。積極的に「おごられ」ます。
なぜなら、おごられるとその後にこう言えるんですよ。
「今度は私にごちそうさせてください!」
これを口実に、ゴハンやお茶に誘えるんですよ。
だから、もっと会いたい人、お話したい人とはワリカンしない。
ワリカンしたら、すっきり対等で誘いにくいから。
仲を深めたい人とは積極的に貸し借りするんです。
これはもちろん食事代以外でもOKです。
マンガ借りたりゲーム借りたり服でも傘でも何でもいいですが、何か借りたら「返すために会う」口実、できるでしょう?
あえて対等であることをやめてみる。
積極的に貸し借りを作る。
それで人間関係を深めることができるのです。
そういう意味で、ワリカンは損だと思います。
ワリカンすると、縁が切れやすいので。
嫌いな人とはワリカンで
一方で積極的にワリカンしたほうがいいケースもあります。
以下のような場合です。
- 仕事趣味等で定期的に会う予定がすでにある人
- 生活を共にしていたり、10年以上の付き合いのある人
- この人には絶対貸し借り作りたくない人(あまり関わりたくない人)
例えば、反社の方と食事する機会があったとして
「ここはおごりますよ」
って言われたら。
全力で断りますよね。
貸しなんて作ったらどんな目に遭うかわからない。
相手に隙を見せないためにワリカンに限ります!
嫌いな人とはワリカンにしたほうがいい。
貸し借りを作らなくても続いていくような関係性が既にできている場合もワリカンでOKです。あと、大人数の会食の場合も、ワリカンのほうが自然になりますね。
賢く使い分けていきたいものです。
おごると相手の人付き合いに対する姿勢がわかる

男は絶対おごるべき。
女も絶対おごるべき。
なぜなら、おごると相手のいつもは見られない一面が見られたりするからです。
感謝の気持ちを伝えられる人なのか。
感謝の気持ちをどのような形で表現する人なのか。
一方的なテイカー(クレクレ)な人なのか。
こういうところは、「楽しい話」とか「共通の話題」とか「共感できる話」とか言い合ってるだけでは、なかなか見えてきません。
そうでしょう?
「今日も推しが尊い」
「わかる推しが尊すぎる」
こんな浅いやり取りで相手の人間性がわかりますか?
でも、「対等であること」をやめて貸し借りを作ると、相手の人間性がわかりやすく出てくるんです。その人が本当に仲を深めるべき人なのかどうかが、見えてくるのです。
ほら、良く言うでしょう?
「タクシーの運転手さんや店員さんに態度がヤバい人は距離をとれ」って。
これも対等ではないからこそ起こる現象です。
ゆえに、相手の本性を見たいときは対等をやめるのも一つの手。
「この人とはもう少し深くつながりたいな」と思ったら、意識的に相手と対等ではない状態を作りだしてはいかがでしょう。「おごる(おごられる)」のです。貸し借りを作るのです。そこで、相手の一段深い人間性にふれることができます。
義理堅い人なら、あなたにおごられた後「今度はごちそうさせてください」と誘ってくれます。逆に3回おごっても「そんなの当たり前」という顔をしている人だったら「距離を置いていい人」と認識してもいいかもしれません。
わかりやすい。
おごるの、素晴らしい!
記念日は人間関係構築における重要戦略ツール

貸し借りを作るのに、人との人間関係を構築していくために非常に大切にしたいのが「記念日」。

記念日とか面倒くさくないですか
自分は誕生日なんて祝われたいとも思わないし
こう思った方もいらっしゃることでしょう。
あなたがコミュ力お化けで人脈ありまくりですよ、という場合はこういう姿勢もOKだと思います!
しかし、つながり作りが得意ではない場合。
この「記念日を面倒くさがる姿勢」、もったいないです。
なぜなら、記念日は人間関係構築における重要戦略ツールだから。
「口実」として誕生日は使えるツール。
人間関係構築における重要ツールです。
プレゼント欲しいとか欲しくないとか、そういう個人の感情の話ではありません。これは戦略です。
昔は、お中元、お歳暮、年賀状と「相手にアプローチするツール」が多くありました。今はそういったものはすたれました。そのほうが楽で自由ではありますが、その分人と「つながる」ことが難しくなってしまいました。
別に嫌だとは思ってないし、むしろいい人と思ってる。
会ったら話が盛り上がるし、もう少し仲良くなりたいとも思ってる。
こんな人と半年後も会える関係、築けてますか?
なかなかに難しくないですか?
定期的に何かの会合でもないと、簡単に切れちゃうでしょう。
相手のことを好意的に思っていてすら、切れちゃうでしょう。
そこで、記念日。
誕生日でも結婚記念日でも出会った日でもチーム結成3周年でも推しの生誕祭でも、なんでもいいです。とにかく記念日。記念日を人間関係構築ツール、口実として使うのです。「〇〇だよね、お祝いしよう!」と。
SNSやマッチングアプリで簡単につながりを作ることはできるけれども、つながり続けることは難しい。
そんな今の社会状況では、人間関係構築のために一工夫が必要。
だから、おごる(おごられる)。
誕生日にメッセージやプレゼントを贈る。
そうやって敢えて貸し借りをつくることで、縁の輪を回していけるのです。
男はおごりましょう。
女もおごりましょう。
おごったほうが、ご縁がつながります!