
NewsPicksやオンラインサロンで意識高い系ムーブメントを起こしてきた箕輪厚介さん。
その箕輪さんが、「意識高い系ブーム終了」と動画で語っていて、衝撃を受けました。「この人、非常に敏感に時代を感じとるアンテナがある人だ」と。
私が刺さったのは、動画4:53頃からのヒカルさんのエピソード。
箕輪さんはYoutubeの数字を伸ばすために「ヒカルは生意気だった」と、ディスります。そうやって「もめ事を起こせばバズって再生回数が回るだろう」という思惑がありました。
「生意気」と言ってヒカルさんをイラつかせてケンカをすれば、お互いに再生回数が回る。Win-Winのプロレスができると。
でも、ヒカルさんはそこで「確かにそんな時期もあったんで本当に箕輪さんには申し訳ないです」って素直に謝ってしまったんです。
プロレスをしてくれない。
素直に謝られてしまうと、こっちは単なる老害(悪者)になってしまう。
「あんな若々しい奴と戦えない」と箕輪さんは思ったそうです。
このエピソード。
刺さりました。
私、4/1付のメルマガでも書いたとおりNHK党の内乱について注目しています。
プロレスをしてくれないヒカルに対して、大盛り上がりで場外乱闘するNHK党おっさんショー。
このおっさんプロレスショーには、「組織のダイナミズム」企業の創業者とナンバーツーのダイナミズムが働いています。だから興味深い。
動画3:00頃~
会社に例えると、会社はボスと二番手がいて、このボスと二番手が同じ気持ちを持って会社を運営しているときは、全く問題がない。
ですが、このボスと二番手が異なる思想で会社を運営しているときに起きることがあります。それは、二番手の想いをくんだ従業員たちが、それを優先して社長の想いを実現しない。という風に、別々の方向性に行ってしまうのはよくあることなんですね。
その時、組織がどうなるか。
二番手の人が窓際族になって、それに付いていった人たちも同じように窓際族になるか、完全に決裂をして部隊ごと独立して外に出ていく。
もしくは、この部隊が(クーデターを起こして)社長を逆転させる。
っていう話があります。
これ、組織あるあるでしょう。
「よくあること」でしょう。
創業社長とナンバーツーに起こる、実に典型パターンだなと。
そして立花孝志さんと黒川敦彦さんは、喧々囂々と「プロレス」をして、現在進行形でYoutubeの再生回数を伸ばしています。
若手のヒカルはケンカを買わない。
NHK党の中年男性たちはケンカを買う。
ここ。
実に新旧世代の違いが、鮮やかに浮き彫りになっていると思いませんか。
箕輪さんはそれをいち早く肌で感じ取って、古いやり方を改めねばと思ったわけです。
そして、「意識高い系ブーム終了」の動画のあとに出した、個人ライブがまた!
個人的に共感の嵐でした。
動画11:45頃~
「頑張らなくていいんだ」って、頑張るべき時なのに頑張らなくなったり、心病んでるのに「頑張らなきゃ!」って思ったりする必要なくて
これ。
これ、本当に。
そうなんです。
私がブログを書く難しさを感じるのが、まさにこのポイント。
「ブログに答えが書いてありました!」ってお言葉を頂くことがありますが、「いや、それはあなたのためのメッセージではないですよ。あなたの人生ですべきことではないですよ」って思うことが、たびたびあるのです。
リンデンバウムは、基本的にメンタル強い人のためのサロンです。
ビジネス大好き!仕事がライフワーク!な人のためのサロンです。
「仕事を楽しもう!」という人のためのサロンです。
「おうちでホッコリ。猫や犬を撫でてれば幸せ。人脈広げるの面倒くさいしノミュニケーションや仕事はがんばりたくない。のんびり生きていきていきたいです」という方には向かないサロンです。
ですから、このブログはそういう「ホッコリのんびり~」な人が真に受けちゃうと「いやいやいや、あなたはもっと人生のんびりしていいんですよ。だって仕事楽しくないんですよね?頑張りたくないんですよね? それならそういう自分を大切にしてくださいね」という話になります。
(そして、「ホッコリのんびり~」な人は、もっと自分に合った情報発信をしてくれる、ゆったりのんびり系の方を見つけたほうがいいと思います! そういうスピリチュアルサロン、たくさんありますから大丈夫ですよ!)

箕輪さんの言う通り、人生には「頑張るべき時期」「努力するべき時期」もあります。それを通り抜けた箕輪さんだからこそ「仕事の成功が人生の幸せじゃないよね」という言葉に深みと重みが備わるのです。
「何を言うか」ではなく「誰が言うか」はとても大切です。
例えば、仕事を転々として中途半端なキャリア形成になってしまっている30代女性。彼女の言葉を聞いて、私は正直なところ違和感を覚えました。

私、どんな人とも対等である自信があります!
対等にふるまうのは得意です!
この発言に、私は言葉を失いました。
彼女が学生時代から「目上の人と上手く関係を築けない」ことを、知っていたからです。彼女は悪気がないのに上司から嫌われてしまい、悩み、退職してきました。
この「対等意識」こそが、人間関係上手くいかない原因なのに、気づいてくれたら……。
私は、ピュアな目で「対等」を主張する彼女に、頭が痛くなりました。
これも、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」の好例ですね。
例えば、同じ内容をハイキャリアの方が言ったらどうでしょうか。

私はどんな人も対等であると思っています
対等であることを心に留めてふるまうようにしています
「なんて謙虚で素敵な人」と感じますよね。
「対等です」と言って好印象を与えられるのは、地位の高い人なんです。
キャリアのない人が「対等です」っていうと、印象悪いんです。
「何を言うか」ではなく「誰が言うか」はとても大切です。
ですから、ブログに書けることとは本当に限られてしまうな、と感じています。
「何を言うか」ではなく「誰に言うか」が大切だからです。
当たり前ですが、一人一人人生のプロセスは違います。
もって生まれた魂の課題は違います。
「だからこそ、一人一人がかけがえのない存在だ」とも言い換えられます。
今努力せねばならない人もいれば、力を抜くべき時期に来た人もいます。
今新しいことをはじめるべき人もいれば、過去の棚卸をして整理したほうがいい人もいます。
一人一人、違うんです。
ですから「ブログ見てわかりました」というお言葉は、ありがたいのですが「本当に大丈夫かな」と心配になってしまうのが、正直なところ。
個人セッションでもたびたび「ブログではそう書いているけれども、あなたの場合はそうではないです」とお伝えする機会があります。例えば、カルマの清算のために必要な不倫関係だってありますし、魂を成長させる投機だってあります。
ほとんどのひとにとっては「それはいけません」ということも、その人の魂にとっては大切なプロセスな場合もあります。その見極めは、個人セッションでのみ可能となります。ブログで伝えることは難しいです。

ある人にとっては薬になる情報が、ある人にとっては毒になる。
ですから、箕輪さんがおっしゃる通り、情報の見きわめ、取捨選択が必要です。何でもかんでも鵜呑みにしては、魂の道から外れてしまいかねません。
ですから、重要な情報はセッションで直接お伝えする必要があります。
ブログに書いていることがあなたの魂にマッチしているとは限りません。
どうぞ、その点ご理解の上、閲覧をお願いいたします。
あなたが魂の道を進むための情報に、導かれますように。
光に導かれますように。