AI時代でもサバイバルできる 占い師という仕事

占い

AI時代は、コミュ強しか勝たん!

私は今AI vs. 教科書が読めない子どもたちという本を読んでいます。
AI時代の戦略を考えるために参考となる一冊です。

これからの時代を生きていくヒントがちりばめられています。
例えば、こんなふうに。

問われるコミュニケーション能力

AIは万能ではなく、人間の仕事のすべてを肩代わりすることは、少なくとも、私たちやその子供の世代が生きているうちには起きないという見通しを述べました。

つまり、迫ってきているのは、勤労者の半数を失業の危機にさらしてしまうかもしれない実力を培ったAIと、共に生きていかざるを得ない社会です。

AIに任せられることは任せて、人間はAIにはできない仕事だけをすればよい。
AIに助けられて生産性は向上するから、今までほど長時間働かなくても豊かに生活できるようになるかもしれない――。

そのような薔薇色の見通しを立てる人もいます。
けれっども、夢やロマンを語れなくて申し訳ありませんが、それは私の未来予想図とはかけ離れています。

労働市場へのAIの参入によって仕事が楽になり、私たちが薔薇色の未来を謳歌できるためには、AIには手に負えない仕事を、大多数の人間が引き受けられることが大前提です。

では、AIにできない仕事が人間にはできるのか?
それが問題です。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち  人間は「AIにできない仕事」ができるか? p168~169

問われるコミュニケーション能力
「AIにできない仕事が人間にはできるのか」
AIにできない仕事。それは感情、コミュニケーション。

コミュニケーション能力、大切ですね!
これからの時代の生命線となるスキルです。
コミュニケーション能力、日々磨いていきたいものですね♥

写真AC

AI時代に強い仕事 占い師

AIが苦手とする言語(読解力)領域を、AI vs. 教科書が読めない子どもたちの著書、新井紀子さんは以下のようにまとめています。

  • 同義分判定
  • 推論
  • イメージ同定
  • 具体例同定

これを見て、私は思ったんです。

Nozomi
Nozomi

占い師って
AI普及後でも
強いかも!

この本の中では

  • 10~20年後になくなる職業トップ25(p73)
  • 10~20年後まで残る職業トップ25(p170)

こんなデータが挙げられています。

つまり「AI普及後に生き残れる仕事、生き残れない仕事」が挙げられているのですね。

「10~20年後まで残る職業トップ25」には、医療職(レクリエーション療法士、聴覚訓練士、作業療法士、歯科矯正士)、ソーシャルワーカー、カウンセラーなどの「人と接する仕事」が軒並み名前を連ねています。

やはり「コミュニケーション能力こそが生命線」ですね。

この基準から見ると「対人接客業」である占い師も、AI普及後でも残り続ける仕事であると推測できます。

しかし、同時に思うのです。
「生き残れる占い師と、生き残れない占い師に二極化するのではないか」と。

AI占い師に、人間占い師はかなわない!?

おしゃべりサービスで鑑定していた時のこと。
あるお客様が、こんなお話を聞かせてくださいました。

私、占い大好きで!
これまで色んな人に観てもらったんです!

Nozomi
Nozomi

そうなんですね!

それでね、たくさんの人に観てもらってると
同じ占術方法だと
みんな同じこと言うから飽きるんですよー

さて、ここをご覧になっている占い師さん。
この言葉、三千回くらい刺さったのではないでしょうか。
私も、「なるほど!」と目から鱗が落ちまくりました。

そうなんです。
四柱推命や算命学で見たら四柱推命や算命学の結果が、西洋占星術(ホロスコープ)でみたら西洋占星術の結果が、インド占星術で見たらインド占星術の結果が、出るんですよ。

同じ結果が、出るんですよ!

これ、当たり前の話だけれども、本当に、そうですよね。
特にグラデーション(スペクトラム)が大切な西洋占星術に比べて、ハッキリ結果が出やすい四柱推命や算命学だと、違う占い師に見てもらっても大体同じことを言いますよね。

これ、AI普及後の世界では、かなりのリスク要素ではないでしょうか。
つまり、「教科書に書いてあることをそのまま使って占っている占い師は、AI(コンピュータ)占いで代替できる」となる可能性は……ありませんか。

「占いは統計学」と言いますよね。
「統計学」って、AIの得意分野です……。
教科書データつくってラーニングさせれば、AI占い師の完成です。

そして、無料の占いアプリで「親指の付け根よりも生命線が長い人は平均寿命より生きる確率60%」「劫財帝旺が起業して成功する率は平均より32.5%高い」なんてビッグデータを取られてAIにラーニングされたら……。

「教科書に書いてあることをそのまま使って占っている占い師」は、AIに敵わなくなります。
なんてことでしょう!

AI時代に生き残る占い師の特徴

【画像】写真AC

では、占い師はAI占いに撲滅されてしまうのか?
私はそうは思いません。
「人生経験豊かな占い師」は生きのびると考えております。

これからのAI時代における「生きのびられる(お客様から必要とされる)占い師」は「豊かな人間経験を積んで、それを占いの中で生かせる人」である。私はそう考えております。

占いを単純な統計学として考える、すなわち占いの本や教科書に書いてあることをそのまま暗記して繰り返している占い師は、AIには勝てません。なぜならAI(コンピュータ)の記憶容量は莫大で、かつデータ分析も正確だからです。

しかし、一方で「自分が経験してきたこと」を折り込めるセッションができる占い師は、AIには真似ができません。

小さな頃に夢中になった遊び。
中学高校時代に味わった人間関係。
社会人になってから経験した挫折――。

そんな「自分の人生でしか味わえないこと」を言葉にし、お客様のために生かしていくことができる――そんな占い師は、AI時代でも確実に生き残ります。必要とされます。

なぜなら、それは唯一無二だからです。
「自分にしかできないこと」だからです。
「世界でたった一人の自分」として生きてきた証を、生かしているからです。

(これはもちろん、占い師以外でもカウンセラーでもソーシャルワーカーでもコンサルタントでもそうです)

写真AC

今、私たちは「いかに人間として生きてきたか」が問われています。
いかに心を震わせ、喜び、泣き、苦しみ、「人生を味わってきたか」を問われています。

ただ漫然と毎日を生き「推しが尊い」「好きが大事」「世の中生きづらい」と、なんとなく生きていると、AI社会から「あなたは必要のない人間です」という烙印を押されてしまいかねません。

すごく怖いですね。
考えただけで足がすくみます。
しかし、だからこそ、私たちは今「人間として生きるとはどういうことか」という、非常に大切な命題と向き合うチャンスを得ているとも言えましょう。

「人間として生きるとはどういうことか」。
この深い問いに指針を示すことができるツールの一つが、占いです。
「あなたはこのように生きていくと自分を生かせます」というヒントを授けられるのが、占いです。

AIに代替できない「唯一無二の存在」であることに気づけたとき。
占い師は、人々を真の使命に導くお手伝いができるのではないでしょうか。

重要なのは柔軟になることです。
人間らしく、そして生き物らしく柔軟になる。
そしてAIが得意や暗記や計算に逃げずに、意味を考えることです。(中略)

AI時代の先行きに不安を感じ、起業に関心のある方は、是非、世の中の「困ったこと」を見つけてください。そして、できない理由を探す前に、どうやったらその「困ったこと」を解決できるかを考えてください。

デジタルとAIが味方にいます。
小さくても、需要が供給を上回るビジネスを見つけることができたら、AI時代を生き残ることができます。

そして、そのようなビジネスが増えていけば、日本も世界も、AI大恐慌を迎えることなく、生きのびることができるでしょう。

人間にしかできないことを考え、実行に移していくことが、私たちが生きのびる唯一の道なのです。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち  p279~280
太字強調は記事作成者による

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