2023年 不動産は買うべきか?

ビジネス:スピリチュアルブログ
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やっぱり投資って
不動産が良いんでしょうかね?

夫がマイホーム欲しがってるんです
でも、私は乗り気になれなくて……

お客様から、こんなご相談をよく受けます。
大きな買い物ですから、迷いどころですよね。
大変ニーズが高いので、ブログ記事にさせていただきます。

確かに、ここ5年くらいの状況ですと「買った値段以上で売れる」というケースも珍しくありません。特に東京都心部の不動産ではその傾向があります。

黒田さんの後釜の日銀総裁には、植田和男氏が選ばれたとのニュースが流れました。

2022年12月の決定会合で、長期金利の変動幅をプラスマイナス0.5%に拡大していますので、黒田政権の現時点で結局「金利、上がりますよね」というメッセージは出ています。

植田さんも「金利正常化」に舵を切っていくことになるのでしょう。
――となると、厳しくなるのは不動産市場です。

いつも見ている『ファクトストック』。データをわかりやすく解説してくださるので、勉強になります。
上の動画を見ていて、2023年1月度 首都圏 新築マンション市況が敏感に動いているのに、私は驚きました。

動画7:10~
人気物件の象徴であるタワーマンションの売れ行きが4割行ってないということですね

ほんとうに!
ポジション取り、早いですね!
ちょっと笑ってしまいました。

2022年11月30日の自民党税制調査会でタワマン減税が問題点として挙げられて1カ月。同12月に国税庁が検討に入ってからも約1カ月。

タワマン節税、国税庁が「待った」 評価額の算出ルールを見直しへ:朝日新聞デジタル
「タワマン節税」と呼ばれる相続税の軽減策について、国税庁が防止に向けた検討に入った。マンションを相続する場合、相続税の算定根拠となる評価額が時価(市場価格)を大きく下回り、現金で相続するよりも相続税…

「もうタワマン、やば」で富裕層は逃げたのですね。
もしくは、買うにしてもタワマン節税が効く中古へ流れたか。

タワマン富裕層は大増税を覚悟せよ…2023年中にも実施が検討されている「タワマン増税」の中身 抜け穴を悪用した節税はもう許されない
行き過ぎた「タワマン節税」はもうできなくなりそうだ。不動産コンサルタントの長嶋修さんは「現在はタワマン購入で相続税と固定資産税を大幅に圧縮できるが、早ければ23年中にもこうしたスキームが禁止されそうだ。これ以上、税の抜け穴を放置するべきではないだろう」という――。

ここで一つ注意点として申し上げたいのですが、私は「賃貸でタワマンに住む」は全く問題ないと思っています。ご自由に、したいようにしていただいていいと思います。

賃貸でタワマン、いいじゃないですか。
高層階体験してみるのも面白いと思います。

しかし、「ずっと住みつづける物件」、実需の住居としてタワマンを選ぶのは、ちょっと、考えてみてもいいのではないかな、と思います。

タワマンに限らず正直、今の不動産市場で「マイホーム」を買うのはオススメできません。(2023年2月現在)

投資として、資産をできるだけ効率よく残すために不動産を買う場合は選択肢として「仕方ない」面はあるのかなと思います。
しかし、「ずっと住みつづける家」が欲しいなら、今は様子見の局面だと思うのです。休むも相場、です。

日本は少子化によって世帯数が減少しています。空き家も増え続けます。
そんな中で、焦って買う必要はないと思うのです。特に企業にお勤めで社会的信用の高い方は、賃貸のほうが賢い選択なのではないかな、と思います。

私のような個人事業主やフリーランスで「家という“安心”が欲しい」という方は、「キャッシュ一括で買えるなら」この条件がクリアできるなら、買ってもいいと思います。

しかし、ローンを組まないと買えない場合、もう少し様子見してもいいのではないかな、と。個人的な意見ですが。

確かに、これから利上げ(≓住宅ローン利率の上昇)が行われる可能性は高いです。
しかし、これからの局面、10年20年スパンで見るならば、相当な家余り現象が起こってくるはずです。つまり、買い手市場になると。

ただし。
ただし、スピリチュアルにいうと、一概に「買うな」とも言えません。
スピリチュアルに見るなら、「縁がある物件」はあるんですよね。こんな局面でも、

ただ、それは観てみないことには何とも言えませんので、セッション(スピリチュアルカウンセリング)にてご相談ください。一般論では語れません。

待ってないで引っ越しましょう~賃貸事情

さて、持ち家ではなく賃貸の場合。

これから空き家が増えて
賃貸も安くなってくるんですよね?
それを待って家を買ってもいいかな、って!

この見立ては、それほど見当違いではないと思います。

しかし、「すぐ」起こることではありません。2023年の現在、空き家バンクで見つかる「0円物件」は地方の交通の不便なところや荒野のようなところが多いです。

現実的に、便利な土地を安価で買えるまでのフェーズにはなっておりません。

ですから、もし今「引っ越したい」「もっと便利な場所に映りたい」「もうちょっと広い部屋に住みたい」と思ってらっしゃる賃貸の方がいらっしゃいましたら、待たないで引っ越しをおすすめします。

実際に不動産オーナー側の視点からすると、今の空き家問題、マンションの空室問題(稼働率の低下)は大問題です。この間もある地主の方と話していたら、こんなことをおっしゃっていました。

「ウチにもデベロッパーの営業の人くるよ。あそこの土地にマンション建てませんかって。最上階はオーナーの占有フロアでいいですよって。でもさあ、俺もマンションちょっと持ってるからわかるけど、今更建ててどうすんだよって話でしょ。だって、少子化でしょ? 借りる人いなくなるのに、マンションばっか建ててどうすんだよ、って」

全くその通りです。
不動産コンサルの会社をしている倉橋隆行さんの動画を見ていても、地主さんの厳しい現状がうかがえます。

オーナー側からすると、現時点で深刻。
しかし、(賃貸)ユーザー側からすると、まだそこまで実感は持てないのではないでしょうか。

なので、今お勤めで引っ越しがしたいと思ってらっしゃる方は、あまり待たないで引っ越してしまったほうがいいと思います。オーナーとユーザーの感覚には、ズレがあります。よって、アドバイスも立場によって変わるのです。

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