占いって、いつ使ったらいいの?問題

占い
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占いって頼りすぎてもいけないし
いつ役だてたらいいのかしら……

こんなふうに迷うことって、ありませんか?
この記事では「占いを使ったらいい時」「占いを使わないほうがいい時」をプロの占い師が解説していきます!

占いを使わないほうがいい時

まず、占いを使わないほうがいいとき。
それはこんな場合です。

  • 迷っていて背中を押してほしい時
  • 「こうしたい」と思うけれども自信のない時
  • アドバイスを受け入れる準備のできていない時

上の2つは、占い師に相談するときではありません。
「全肯定して話を聞いてくれる友達・知人」に悩みを話すほうがおすすめです。

なぜなら、誠実な占い師であればあるほど、占いに真摯に向き合っている占い師であればあるほど、「占いの結果をちゃんと伝える」からです。
つまり、「自分が欲しい言葉」ではなく「占いの結果」を伝えてくるからです。

ちょっと、考えてみてください。
背中を押してほしい時、自信のない時。
この時必要なのは、占いですか?

占いではないでしょう?
だって、もう「すべきこと(したいこと)」は心の中で決まっているのだから。

そんなときは自分の意志で進んでいいのです。
たとえそれが失敗に終わったとしたって、自分の意志で選択したことならば悔いなく失敗から学べます。無駄な経験にはなりません。

迷っていて背中を押してほしい時、「こうしたい」と思うけれども自信のない時――

この場合、必要なのは占いではなく「強い意志」。
ぜひ、自分の素直な気持ちに従ってください。
怖れを克服して、自分の内なる声に従う勇気を持ってください。

幻想的な蓮の花|写真AC

そして、3つ目の「アドバイスを受け入れる準備のできていない時」
具体的に言うと、メンタルの状態が悪い時。

そういう時に占いを受けても、占いの結果をポジティブに生かすことは難しいでしょう。

まずはメンタルの状態を整えてください。
「どうすべきか」よりも「ただあるがままでいい」といったん自己受容してください。

こういった時に必要なのは占い(アドバイス)ではなく、受容です。
自分の存在をあるがまま受け入れ、心を安定させてください。
心が安定してはじめて「自分がどうしたいか」という指針も安定します。

占いを使ったほうがいい時

次に、占いを使うのにおすすめな時。

  • どちらにいけばいいのか迷う時
  • 自分が今いる「流れ」を知りたい時
  • 占いの結果を受け入れる心の余裕がある時

選択肢が2つ以上あって、どれも同じようにメリットデメリットがあって迷ってしまうとき。こういうときこそ、占いが最も役立つ場面です。

同じく、「自分が今どんなフェーズにいるのか」を知ると、占いをポジティブに役立てられるでしょう。春・夏・秋・冬、自分がどこにいるのかを知れば、おのずから「どうやって事にあたるか」も見えてきます。

最後の「占いの結果を受け入れる心の余裕がある時」。これは「アドバイスを受け入れる準備のできていない時に占いは使わないほうがいい」と対になる答えです。

占いは時に思ってもみない結果を示してきます。「今は攻めたほうがいい」と自分では思っていたのに「もう少し待ちなさい」と出ることもあります。その結果を柔軟に「なるほど」と受け入れられる人が、最も占いをポジティブに役立てることができます。

それには一定の心の余裕が必要です。
心が追いつめられている時には「こう言ってほしい」以外の回答は受け入れられなかったりします。

占いを神聖なものにするも、堕落した魔術にするも、あなた次第です。
「神聖なるお告げを聞きに行く」という澄んだ心で占断を受けるならば、それは聖なる指針となりましょう。

「1年のテーマ」を観てもらいたい場合は、このタイミング!

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3つめの、自分が今いる「流れ」を知りたい時。

今年の運勢ってどうなんだろう?

こんなふうに思われる方も多いことでしょう。
雑誌でも、年末になると「2023年の運勢」「来年の開運」特集が組まれたりしますね!

そういうものは万人向けですので、ライトに軽ーく楽しまれたら良いものです。
しかし、個人鑑定はそれなりのお金を支払うわけですから、「1年の流れを見るのに一番いいタイミング」をちゃんと狙いたいですね。

1年の運勢を観てもらうのにおすすめなタイミングは、スバリここ!

  • 1月~2月のはじめ(東洋占術)
  • 誕生日付近(西洋占術)

東洋占術(四柱推命・算命学)で1年の運気を見るのに一番おすすめなのは立春前。つまり、1月~2月のはじめ。

東洋の干支占術では、「二十四節季」という暦を使います。

画像:『二十四節気』の読み方と意味とは?その覚え方 – 日本文化研究ブログ – Japan Culture Lab

二十四節季での暦のはじめは立春です。
※太陰暦(旧暦)の旧正月とは違います。ご注意を!

立春は毎年大体2月の3~5日頃。
なので、1月~2月のはじめに「1年の運気を見てください」といくと、すっきりと鑑定できます。

対する西洋占術(ホロスコープ)では、誕生日付近がおすすめです。
西洋占星術で1年を観るのにポピュラーに使われるのが太陽回帰図。このソーラーリターンをすんなり観られるのは誕生日付近が基準となります。

なので、西洋占星術を使う占い師さんに1年の運気を見てもらいたい場合は、「誕生日の1カ月前~誕生日あたり」に鑑定してもらうことがベストです。

(個人主義の西洋とみんなと一緒のコミュニティ重視な東洋。占術にもこんな文化の違いが出てくる。個人的にはこの点が、たいへん面白く興味深い!)


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