魂を磨きたいあなたが今日からできる秘策。それは――!

精神世界:スピリチュアルブログ
写真AC

2022年、年末に篠田麻里子さんの不倫騒動がネットで話題になっていました。

私この音声を聞いて、素晴らしいなと感じ入りました。
「感情の学び」。この点において、お二人とも、素晴らしい経験をされているな、と。

特に夫である高橋さんのコミュニケーション能力の高さに、私はうなりました。高橋さんの対応に「冷静に対処していて素晴らしい」というコメントがありましたが、私は冷静というのは少し違うのかな、と。

感情は十分に乗っています。
涙声になっているところさえあります。
そんな感情が乱れている時にでも伝えるべきところを伝えて、自分軸(自分にとって大切なことは何か)を見失わず対処しているのです。

このコミュニケーション能力。
脱帽です。

お辛い中でも、これだけ質の高いコミュニケーションが行える。素晴らしいですね。
私も高橋さんのようなコミュニケーション能力を身につけたいです。コミュニケーション能力が高い人は尊敬です!!

今回のような経験は、辛くはありますが人間関係への執着を手放すことにもつながります。

密接に関わって、深く愛して味わっていい。
けれども、その後に手放すことが大切。
人間関係の学びは、そこまでやって「1セット」なのです。

幸せな思い出が 別れを育てる

大いなる神の計画の共働者は、誰にも執着してはならない。

そして誰の中にも存在する、神のような性質、世俗的な性質、悪魔のような性質を見分けられることが必要だ。

個人を愛するのではなく、その人の中にある神の部分を愛しなさい・・・・・・・・・・
そして俗人の部分には寛容に接し、悪魔的な部分は避けるようにしなさい。

たとえ自分がいちばん愛する人であれ、使命において必要な場合はためらいなく手放さなければならない。

その愛すべき資質はそれもみな神の属性であり、その人個人の属性ではないということをよく心に刻んでおきなさい。人は神が顕現するための器なのだ。ゆえに神の資質が、ほかの人にも同じように現れているのを見いだし、愛することができるだろう。すべての人に内在する神を愛しなさい。そうすれば誰にも執着することはなくなる。

イニシエーション p351 太字強調は記事作成者による

そして、上の引用には次の言葉が続きます。

だが、この「誰にも縛られない」ことを、人々に対する無関心・・・冷淡・・と取り違えてなならない

そう。
「どうせ失うなら最初からかかわらない」では学べない。
無関心さやドライさは、魂の成長を抑制してしまいかねません。

他人に興味ないんですよね
関心がないというか

こういうことを、私に素直に(?)おっしゃるかたが、たまにいます。
私はそのたびに絶句します。
「そんなことを口に出していいと思っているのだろうか?」と。

それを問うと、大抵「Nozomiさんだから言ってるんですよ!」と返ってきます。
悲しくなります。それは「私には何を言っても許される」と(悪い言い方をするなら)ナメられ見下された結果であると、つきつけられるからです……。

そこまでの甘えは許されないと、私もちゃんと線引きする、バウンダリーを守る必要があります。こういう事態で「それはよくない」と明確に否定をすることは、私側の責任です。

ですから、表明いたします。
他人に興味がない、関心がないのは、恥ずかしいことです。
明確に、愛のない、魂の曇った、波動の低い状態です。

他者に興味がない人は、自分にも興味がありません。
セルフネグレクト傾向があって、当然の結果として身なりもだらしないことが多いです。(身なりを整えるのは自分と他者への最低限の敬意と思いやりです)

私がここまで強く「他者に興味がないのは良くない」とお伝えするのは、魂を磨くためのパワフルなツールを投げ捨ててしまっているからです。
「自分を映す鏡」としての他者を――。

スピリチュアルな目に見えない世界に興味関心がある人にとって、魂をパワフルに成長させる一番の促進剤は、往々にして「人間関係(他者に興味を持って関わること)」であることが多いです。

言い換えるなら、他はできてるのです。十分。
だから、「あとは人間関係だけ」という状態な方も多いわけですね。

さて、なぜ人間関係の課題が大切なのか。
ここからは、その理由をスピリチュアルにご説明いたしますね。

この三次元世界で安定を表すプラトン立体は、立方体。
”4”のエネルギーも数秘術で安定を示しますね。

しかし、この立方体の状態だと三次元世界に適応しすぎて、発展性がありません。同じパターンをグルグルグルグル繰り返すことになります。輪廻転生の輪から抜けられない、苦しい状態になってしまいかねません。

そこで「高次の窓」を作るためには、側面の正方形を二等辺三角形にチェンジする。
正四角錐、ピラミッドの誕生です。

この4元素(火・地・風・水)をバランスよくそろえることによって現実面での基盤、安定性がもたらされます。その基盤があってこそ、高次へのはしごも安定して上りやすいものになるのです。

このことをThe hathor material(日本語版:ハトホルの書)では、以下のように伝えています。

The four points or aspects of this stability which we wish to identify for you are literally the cornerstones of your existence here. Read them carefully, and then note how you feel about each of them.

  1. One’s relationship to one’s physical body and the other subtle bodies including the Ka.
  2. One’s relationship with oneself and others.
  3. One’s relationship to the service one gives to the Universe, to the world, to one’s community ― which often takes the form of career, though not always or exclusively.
  4. One’s conscious relationship with the sacred elements that make up the world in which one lives. For you on Earth these Sacred Elements are: earth, fire, water, and air(space).
The hathor material -Chapter5 The Pyramid of Balance p77

つまり、ピラミッドの底辺を形作る4つの要素は以下のものであるということです。

  1. 肉体とエネルギー(オーラやエーテル体など)をどう扱っているか
  2. 自分自身や他者とどう向き合っているか
  3. 宇宙や世界や所属コミュニティ(国家、企業、サークル、SNSなど)へどのような奉仕を行っているか。
  4. 精神面で、聖なる四元素(地・火・水・風)とどのように関わっているか

スピリチュアルなことに興味がある人は、4番目は得意なのではないでしょうか。
そして1の「エネルギー面」もお上手な人が多いです。オーラの調整などですね。

しかし、肉体に対して興味が薄かったりします。
肌が荒れていたりブクブク太ったりしても、気にもとめなかったりします。

太ること自体が悪いということではないですよ。
「なぜ自分はこんなに太ったのだろう? 肉体は本当にこんなに食べたがっているのか? 自分は(脂肪に象徴される何か・・を)ため込みたがっているのか?」と自分に問おうとしない、問題意識を持とうとしない無関心さ・・・・があるという意味です。

ですから、リンデンバウムはことさらに「運動推し」をしています。「体育会系脳筋こそが至高である」と繰り返しお伝えしています。これも、肉体への関心を強めていただきたいという意図があるからです。

そして、2番目の「自分自身や他者とどう向き合っているか」。
ここです。ここで「自分は他人に興味なんかない」問題が出てきます。
そして、「他人に興味がない=自分に興味がない」という、もう一段深い問題が出てきます。

でも、自己愛性パーソナリティ障害の人は
他人に無関心だけど自分大好きですよね?

こう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そういうケースでも、やはり他者に興味のない人は自分に興味がないと言えます。

「自分大好き」な人は、「虚構の(現実よりももっと素晴らしいはずの)自分」が好きなんです。等身大の「本当の自分」からは大抵目をそらしています。本当の自分のことは、拒絶しています。残念ですが、本当の意味で自分を愛しているとは言いがたいです。

つまり「自分は他人に興味ない」と言える人も自己愛性の人も、「他者という鏡を使うことによって、自分のより深みへと向き合う」というプロセスが困難になっている。そういう意味では人に興味のない人も自己愛の人も同じと言えます。

他者と関わる、コミュニケーションをとるのは、魂を成長させるのに非常に有用なことです。ですから、リンデンバウムでも日ごろから「コミュニケーション能力命!」を標榜しております。

ぜひ、あなたの前に現れた人に興味を持ってください。
どんなふうに相手を感じるのか、ハートの反応を注意深く拾ってください。
それこそが、あなたの魂を成長させるかけがえのないヒントをくれています(それがネガティブなものであってさえ、です)。

縁のある人は、鏡です。
自分の奥深さを、ぜひ他者とのコミュニケーションによって知っていけたら、素敵ですよね。それが愛へと至るための、大切な一要素ですから!

あなたと愛のあるコミュニケーションが取れますように、私も精進します。よろしくお願いいたします。

探さなくても既に訪れている魂を磨くためのチャンス。
今ここに実はあるスピリチュアルなプロセス。
見逃さないでくださいね。

イニシエーション
エリザベス・ハイチ (著), 紫上 はとる (翻訳)
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