占いで必ずある項目。
それが「相性」。

彼との相性はどうなんでしょぉ
みたいに使われることが多々あります。
雑誌でも「牡羊座と相性がいいのは獅子座と射手座!」とか良く載ってます。
でも、自分のまわりの人を見てみてください。
占いで相性のいい人って、います?
太陽も月も火性も金星もバッチリ!な人なら……仲良くなる?

こんなことをなぜ書くかというと、最近すっごいすっごいすっごい(占い的に)相性のいい人と知り合う機会があったんです。
その方とは、西洋占星術のホロスコープで観ると、相性ばっちり!
太陽が合で月がトラインで火星もトラインで金星も合。
いやこれ、運命でしょ。
運命の人でしょ。
―――――となったかというと
…………なりませんでした。
確かに、太陽と月と火星と金星が調和してると、「なんとなくリズムあってる感」はありますよ。その方のこと、もちろん嫌いじゃないし苦手でもないですよ。素敵な方だなとは思います。
でも「オッシャア、ウラー!!!」って熱い感じで仲良くなれるかというと……。
ならないなというか……。
その方、サブカル文化系の方なので、体育会系の野蛮な私のノリに引き気味で申し訳ない感じなんです。メスゴリラで申し訳ありません。ウホッウホー!(だからそういうとこ……)

私体育会系なんで「それー!」ってシンクロ来たら、ハイタッチして「ウーィ!ウース!!」って叫びたい迷惑な人なんです。しかし、文化系の人相手だと、ハイタッチしようと手出した時に「???」って顔されます。
文化系にはハイタッチして「ウーィ!」と野太く叫ぶ習慣がないんですよ。
さ、さびしい…………。涙
ウーィ、サーブもういっぽおおぉーん!!!!(元テニス部)
やっぱりハイタッチがビターン!って決まると「貴様と俺は同期の桜!!!」って魂が通じ合うじゃないですか。
ハイタッチが……
ハイタッチが欲しい…。
ギブミーファイブ……。
そんな感じで、いくら太陽と月と金星と火星の配置が調和してても、ハイタッチができないと意気消沈してしまう(私のほうが一方的に)面倒くさい感じでございまして。なかなか心が通じ合った感は得られませんでした。
だって私、お恥ずかしいんですけれども、サブカル系に明るくなくて……。「コーネリアスの人」って言われても、「コーネリアスって何? 映画?」って真顔で質問してしまうくらいの無知っぷり。恐ろしい……。
ああ、惑星の配置は上手くいってるのに……もったいない!!!
相性のいい人≓縁のある人ではないというか、気が合う人じゃない。
そう思いませんか?
私は実体験からは、そう思うんですよね……。
じゃあ、仲良くなる人とはどんな星の配置?

星の並びが調和していても、仲良くなるとは限らない。
じゃあ、実際に仲良くなってる人とはどんな配置なのか?
それを観ると、私は「魂の学びに必要な人」が縁のある人、深く関わったり仲良くなったりする人なんだなあ、という感想です。
もっとかみくだいていうと「開発する必要のある惑星やアスペクトに刺激をくれる人」です。
私自身は、水瓶座が強い人と、すごく惹きあいます。
水瓶座、蟹座とは全く相性悪いのに!
小学時代の親友二人も、学生時代のニコイチな親友も、今まで一番長く付き合った恋人も全員水瓶座です。
1月の下旬は、毎日誰か彼か知人の誕生日がズラーっと連なってます。ですから細かくいうなら、「水瓶座初期度数」とも言えるかもしれません。
私自身は水瓶座に星は持っていません。
しかし、水瓶座の初期度数に惑星が入ると、私のネイタルのTスクエアが「不動宮グランドクロス」に進化します。(ハード属性ポケモンかな?)
グランドクロスって、普通有り難くない、特に不動宮グランドクロスって易経の水山蹇みたいに「苦しいのに動けなくてマジ地獄」とか言われちゃう配置だったりします。
そんな配置に、よろこんでつっこんでいくわけです。
でも、一緒に自然にいてしっくりくるというか、一緒にいちゃう。
バッチバチのケンカしても、仲直りしてまた一緒にいる。
ほんとうに「縁がある」状態。
つまり、私は自分のTスクエアの使い方を学ぶために、あえてそのTスクエアをさらにパワーアップさせる水瓶座のエネルギーを求めていたんじゃないのかな、と考えています。
私は多分、自分の対になってくれるというか、鏡になってる人に惹かれるんだと思うんです。10年ほど前から仲良くしている友達も、私と全く惑星配置が反対です。
つまり、私は前半の星座(牡羊~乙女)に惑星が集中し、友達は後半の星座(天秤~魚)に惑星が集中しています。ほぼほぼかぶらない、コンジャンクションがありません。当然シナストリーで見るとオポジション祭なんですけれども、仲良くさせてもらっています。
自分に持っていないものを持っている人に惹かれる。
これって、自分のシャドウを統合して全体性を取り戻したいと欲する、魂の欲求なのではないでしょうか。
周りは相性が悪い人だらけ!どうして?
算命学(四柱推命)で観ても、私にはこの現象、起きてるんです。
中学高校の友達を調べてビックリ。
日干・丙パラダイス。
丙(太陽)だらけ!
(自分の日干を調べたい方は下のサイトが便利です)
丙ってね、「太陽は二ついらない」って言われるんです。
つまり、丙はコミュニティの中に一人いればいい。二人いたらうるさい。笑
もしくは、二人いたら、どっちかが陰転してバランスをとることになるので、陰転したほうは「なんか自分らしくいられないな」と居心地が悪くなると言われています。
なのに、丙だらけ。
本当に丙だらけ。
そして、自分を含めて「え、丙?ウッソ!」って意外な人ばかり。つまり、陰転している人ばかり。
一人だけ「あー、丙、わかるー!!」って子がいましたけれども、後は「陰干だと思ってたー!」って人が多かったんです。

ちなみに、その「いかにも丙」って感じの友達は、宮沢りえ似の人目を引く長身美人。部活の部長もしてるパワフルなリーダータイプの女子でした。
本来の丙は、いつでもパワフル陽キャですものね。納得です。
でも、ほとんどの丙は陰転してる「いじけた丙」。本来の魅力を発揮できない輝けない感じ、思春期に惑っている感じでした。
そういう縁に恵まれたのも、お互いを鏡にすることで「本当の自分」を探していた、刺激していたのではないかな。今になってはそう思います。

周りの丙率が高かったのは中学高校までで、大学からは辛や癸、戊の人(つまり私の五行の欠けをカバーしてくれる系の人)と付き合うようになりました。
多分、私の丙はその頃から陽転しだしたのだと思います。
ちなみに、中学高校の知人は日干・丙に加えて、中心・調舒星率もめちゃめちゃ高かったです。※私の中心は調舒星です。
調舒星は算命学の三大奇星の一つで、「調舒星の気持ちは調舒星を持ってる人じゃないと理解できない」と言われます。
なのに、自分の家族の中で調舒星持ちはゼロ。涙
だから、友達の間で私は調舒星を補って学んでいたのだと思います。そうやって、日干と調舒星を開発していたのだろう、と。「本来の自分」に戻れるように。
流行らなかった、幻の占いSNS

ここからは余談です。
「相性のいい人」より「魂を磨いてくれる人」と惹きあうのではないか、という仮説をこの記事で述べてきました。
「占い的に相性がよくっても、仲良くなるとは限らないよなぁ……」
私には、そう思うもう一つの経験があります。
”幻の占いSNS”です。
今から20年ほど前、知人の経営者が占いSNSを立ち上げました。私も星読みとしてぜひ参加してほしいと声がかかり、アカウントを作りました。
そのSNSの売りは「運命の人がすぐわかる!」。
つまり、アカウントに登録した生年月日(+出生時刻)から、「相性のいい人」を割り出してオススメしてくれる、すぐつながれるサービスがあったのです。
何百人もの人の中から、相性がいい人とつながれる。
これ、結構画期的だなと思いました。
でも、そのSNSは、3年も持たずに閉鎖……。
書店にずらっと平積みで本が並ぶ超有名占い師さんも参加して、力が入っていたんですけれどもね……。残念です。
しかし、想像してみてください。
「占い的にこの人と相性いいですよ」って人を提示されて、その人に「相性いいらしいから友達申請します!」ってDM送れます?
送ら、ない……ですよね?
前に挙げたサブカル文化系の人とイマイチ盛り上がらなかったのと同じく、いくら相性がいいからと言っても趣味の合わなさそうな話の合わなさそうな人と、積極的に絡みに行くのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
少なくとも、私はそのSNSであんまりつながりはできなかったです。
もちろん、相性のいい人とは一緒にいて「ラク」だとは思います。
しかし、魂の成長のためにその「ラク」が必要な人とそうではない人がいるんじゃないのかなぁ。
そのSNSが短命で終わってしまった様子を見ても、私はそう思います。
最後にめちゃめちゃ関係ないんですけれども、私、愛知県民になりました。
いや、愛知県民である自分に目覚めたと言ったほうがいいのかしら……フッ。

愛知県の方言クイズ。え?!これって方言だったの?!|Quiz Castleに全問正解。今日から私はド級愛知県民です(ドヤァー)。
(種明かしをしますと、「わや」とか「鍵をかった」とか普通に北海道民も使うのです。北海道は全国から人が集まった移民文化なので、さまざまな地方の方言がまざって定着しています。方言マルチリンガル、それが北海道民)
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