私ね、この仕事をしていて一番「素敵な人に会ったー!」と嬉しくなるのは「物質と精神のバランスが取れている人」がお客様としてお見えになった時です。
つまり、スピリチュアルなことも大切にするし、ちゃんとビジネスでも稼いで結果を出している。そういう方って、本当に素敵。
なぜなら、天も地も、両方あるから。
「天にあるものは地にもある」というエメラルド・タブレットの言葉を体現しているから。
でも、人間ってどっちかに偏りがちです。
当たり前ですよね、それぞれ得意分野が違いますもの。
放っておいたら「好きを大事に!」とかいって好きなことばっかりやろうとしちゃいますよね。
それをしないのが、バランスの取れた人。
得意なことも、得意じゃないこともする人。
結果、「全体性」を感じさせる、つまり神々しさが出てくるわけですね。
私が「運動大事!体育会系になろう!!」としつこくしつこくお伝えしているのも、スピリチュアルなことが好きな人は精神面では既に素晴らしいからです。
でも、精神面に偏ると頭でっかちになっちゃうこともあります。
頭にばかり「気」が集中して、グルグルグルグル同じことを考えては疲れて消耗してしまう。そんな迷宮にいざなわれてしまうこともあります。
そして私がスピリチュアル系の人を見ていて気になるのが
覇気がないこと。
私はずーっと体育会系部活でオラオラ生きてきましたし、学生の頃はギャルでやっぱり夜遊びでオラオラしてましたから、「エネルギッシュな人」に囲まれて生きてきました。仕事をしてもやっぱり体育会系ノリでオラオラしてました。
↓ひるぽよちゃんにシンパシーしか感じない。ひるぽよちゃんみたいだった、とまでいったら大変おこがましいのですが、イメージとしてはこんな感じです。
そんな人間がスピリチュアル業界に飛び込んで(引きずり込まれて)みると、正直面食らってしまったのも事実。
「なんだ、このアウェーは」と。
もちろん、スピリチュアル系の人って、良いところすっごいあるんですよ!
真面目だし優しいし人を傷つけないし。
でも、エネルギーが、無い。
生命力を感じないというか、迫力がないというか、存在感がないというか。
当然、社会の中でプレゼンスを示せない、大切にされない、だから人間関係で悩む。貧乏くじ引かされて悩む。いじめられて悩む。
そして、こうおっしゃるんですよ。
「自分が生きてる意味が分かりません」
こんな風に真剣に悩む人を見て、衝撃でした。
なぜなら体育会系やギャルは「とりあえず飲んでれば人生OKっしょ!ウェーイ!!」で、そんなこと1ミリも考えないで毎日過ごしてたからです。はーい、ビールのピッチャー追加でお願いしまーす!アゲー!
(こんなアホアホだったのは、私の周りだけなんだろうか…‥)
なんか、スピリチュアル界隈の人って、辛そうに見えちゃって。
「そんなに考えてどうすんの?」って、単純脳筋の私は思ったんです。
いや、考えて結論出ることなら考えたほうがいいけど、考えてどうしょもねえこと考えても仕方なくねぇ?
とりあえず飲んどけ!!!
パーリラ♪パリラパーリラ♪ヘイヘイ!!
そして、私、思ったんです。
「スピリチュアル系の人って、運動しないからそんなに暗く思い悩むのでは」と。
もっと丁寧にいうなら、「精神に対しては(それこそHSPのように)鋭敏すぎるのに、自分の肉体感覚、身体感覚に対してあまりにも鈍感。このアンバランスが生命力の抑圧につながっているのではないか」と。
「イキイキする」って、基本、肉体からエネルギーがグワーって上がってくると思うんです。「うおー!やるぜー!やるぜやるぜー!」「これこそ自分の人生ですべきことだ!!」って高まる時って、頭からじゃなくて下のほう(丹田)からエネルギーがグワーッ!て上がってくる。
もうちょっと専門的に言うと、エネルギッシュでパワフルな下位のチャクラの力がグワーッて背骨を伝って頭まで上がってくる。その時に最高に「命」を感じる。
そのグワーッという熱い感覚が、多分この「生きてる意味がわからない」人には、無いのだろうと思うんですね。

その感覚をつかむには、「身体感覚」の発達もある程度は必要です。
「頭」だけじゃだめなんです。オベンキョーしてるだけじゃダメなんです。テストでいい点とってもダメなんです。体と「ワーク」しないと。
でね、私もついつい頭でっかちになりがちなところがあるせいか、リンデンバウムのお客様も割と「頭が良くて頭でばっか考えるタイプ」の方をお見かけします。
なので、バランスを考えるとやはり私は「体育会系こそ至高!!」とお伝えする必要性を感じておるのです。
これがみんな真の脳筋になってくれて「もうちょっと頭つかって考えようよ!」くらいになったら、文学とか物理学とかヴェーダの話とか書きます。もっとOSHOの話とか書きます。
全てはバランスが大切です。
とりあえず、今ここを見ているあなたは、もうちょっと身体感覚に気を配ってください。頭で考えるよりも、「肚」にエネルギーがたまっているかどうかに注意を向けてください。
「不安だ不安だ」と恐れに心が負けてしまう人は、胆力が足りぬのです。
そして胆力というのは、「肚」にエネルギーがないことには育まれません。
エネルギーを、頭から腹に降ろしてください。
身体と精神は密接です。
例えばすごく愉快なのに、鳩尾はぐっと固くなってくるということはありませんし、鳩尾は硬いのに、愉快だということもありません。逆に不愉快なのに鳩尾がゆったり緩んでいることもありません。顔の表情はごまかせても身体の反応はごまかせません。
怖いのに、心臓がどきどきしないということはありえません。これは横隔膜が上がって心臓を圧迫しているのですが、それを意識的に押し下げることができると、恐怖を感じないといいます。
このようなレベルの身体操作ができると、感情面でのコントロールもできるということです。
整体協会の創設者であった故野口晴哉先生の話によれば、思考にゆきづまっているときは、手首が固くなるなどの症状がよく現れているそうです。つまり、手首がこわばってくると、連想、発想が上手くいかなくなるわけです。こんな時、肘湯と言ってお湯で肘を暖めだたけで、頭の働きが変わってきたりします。
もちろん精神が身体に影響を与えることもあります。相互の問題です。
薬などを用いず、人間の身体を調整することでは、この人の右に出るものはいないとまで言われた天才野口晴哉の操法をもってしても、なかなかこわばりを緩ませることができなかった女の子が、突然すごくやわらかくなった。どうしたのかと思ったら、結婚したいという男性が現れたということでした。
それはもうどんな操法も及びません。体の中からの喜びですからね。
古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫) p124~125
愛する、愛されるという人間として根源的なことに対して自分の感覚が開けば、それに伴って体も大きく変化します。
これは古武術研究家の甲野善紀先生の本に書かれていることです。
これ、「オーラも同じだなあ」と思って。面白い。
「顔の表情はごまかせても身体の反応はごまかせません」
「顔の表情はごまかせてもオーラの反応はごまかせません」
オーラって、肉体を包むエネルギーフィールドです。
だからこそ、やはりごまかしがきかない、そしてオーラの内側に収まっている肉体もごまかしがきかないということでしょう。
実際ごまかしがきかないなあと思うのが、オーラの柔らかさ。
オーラが柔らかい女性って、すごく男性からモテます。美人じゃなくても若くなくても、モテます。逆にオーラが硬い女性は、美人だろうが若かろうが男性をエネルギー的にパシーン!とその強固なオーラではじきます。バリア張ってるんですね。
男性との縁に恵まれずに悩んでいる魅力的な女性に「女性性を開けば男性との縁なんていくらでもできますよ」と言ったら、「女らしくしたら不幸になるでしょ!女は弱者なんだから!」と怒られてしまいました。
オーラを柔らかくする(≓女性性を開く)と、今の時代かなり得が多いので、男性でも女性でも、オーラを柔らかくしておくのはオススメなんですよ~。
でも、「恐れ」があるとなかなか難しいですよね。
怖れを手放して、ゆるむ。ゆるむとやわらかくなる。やわらかくなると、堅いものが入ってくる。そしてイザナギとイザナミが国産みをする。大体そういうことなんです。