私ね、最近思うんですよ。
占いって、当たるなあと。

いや、あなた占い師ですよね
占いが当たるって思うから占いやってるんですよね?
ツッコミありがとうございます。
そうなんです。占いって当たると思ってますよ。
でも、占いって当たらないなとも思ってるんです。
これは「占いを信じているか」どうかではないんですよ。「信じてたらあたる」というものでもない。逆に「占いなんか全然興味ない」って人がバッチリ占い通りの人生をたどっていたりすることもあります。
占いって、当たる人と当たらない人がいるんです。
占いが当たる人
5月、算命学である知人を観た時のこと。

転職したいです
いつ転職したらいいですか?

あー
今年いいですよ。
今年むちゃいいです

エーッ!?
今年―!!?

ええ
同業種じゃなくて異業種がいいですね

あっ、確かに
異業種行きたいです!
同じ仕事を続けるなら別に今の職場で良いので

あなたは「壬」の人ですから
転職にあたってもビジョンの大きさが大切です
「自分が良ければそれでいい」とか「人のことは気にしない」とか「オウチでホッコリできたら快適♪」とか
そういう小さな心で動くとうまく行きません

わかります!
そういうふうに視野の狭くなってる時って、上手くいかないです

逆に、「社会のためになることがしたい!」とか「みんなの笑顔が見たい!」とか「自分が腐った業界を変えてみせる!」とか、そういう大きな志を持ってやるなら転職も上手くいきますよ
こう鑑定した後、この方の知人から「彼女、すごく占いを受けてから目に見えて明るくなりました。あのアドバイス、ためになったみたいです」と話を聞きました。
私は「たまには占いも役に立つんだなァ~」くらいの感覚で話半分に聞き流しました。
そして、3カ月後の8月。
彼女にまた会う機会がありました。
すると――

転職決まりました!

エーッ!
本当ですか!!!

ハイ!
今とは異業種なんですけれども
「こういうことをやりたいと思ってる」って言ったら
「すぐは無理かもしれないけれどもウチでやってみて」っていってくれるところがあって!

すごい!
ご縁が巡ってきましたね

去年からずっと興味があって講習会とかも出てた分野なんですけれども
こんなにトントン拍子で決まるなんて自分でもびっくりです!
本当に占いで言っていただいた通りでした!
心から「やりたい!」って気持ちがあること、みんなの笑顔のために働けることってビジョンをもって動いたら、スムーズにご縁がつながって――

やっぱり志が大切なんですね!
社会のために、誰かのために――
その気持ちが、いい流れを呼び込んだんですね!
いや~。この話聞いて、私「占いってたまには当たるんだな」と思ったんです。
他にも、今メルマガ読者限定でプレゼントキャンペーンやってるんですけど、「ホロスコープで観ていただいた通りになった」というメッセージもいただいております。
いやあ!
占いって!
当たるんですね!!
(お前は一体占いを何だと思ってるんだ……というツッコミありがとうございます。まったく困ったものですね)
占いが当たらない人
でもね、占いが当たらない人もいるんですよ。
そもそも、ホロスコープとか命式出した時点で、こういいたくなる人っているんです。

あ、あの……
この生年月日、本当ですか?
出生届出すの遅れたとか、そういうアクシデントありませんでしたか?
実は、まったく命式やホロスコープが示す生き方から外れてる人って、結構、いるんですよ!
算命学的に言うなら「星を燃焼していない人」。西洋占星術的に言うなら「星を使いこなせていない人」。
四柱推命風に言うなら「比肩建禄の社会不適合者」とか「友達がいない劫財帝旺」とか。命式の輝き、まったく、ゼロ。良い星持ってても、全然生きてない。
こういう人に「今年はこういう年ですから、来年はこうなりますね」なんて言ってみたところで「???へぇ……???」ってクッソ薄いリアクションが返ってきます。ぴんとこないのです。つまり「当たっていない」。
易経風にいうなら「時中」を生きていないのです。
与えられた使命を生きていないのです。
ですから、こういう人は「●年後に何が起こます」「あなたの適職は○○です」なんて話よりも前に「まず自分に与えられた星を使いこなせるようになってください」というアドバイスになります。まずは「本当の自分の人生」を生きてください、と。
どんな配置であっても、その命式やホロスコープを生ききるなら、魂は「今回の人生の使命」を果たすことができます。他者や社会から見た評価はさておき、本人としては「生きた!」と充実感のある人生になります。
だから、「自分の星をちゃんと生きること」ってすごく大切なんです。
自分の星をちゃんと生きてる人は、占いが当たるし、「流れ」に乗って生きていくことができます。
ヤンキー魂のない車騎星は全員失格。
さて、算命学で私が観てる範囲内だと「車騎星」を生かせてない人、多いです。
車騎星は闘いの星。
バトってナンボ、オラってナンボ、ヤンキー魂でナンボ。「絶対テメエらになんか負けねえ!全員ここから引きずり下ろしてやる!!!」くらいの負けん気の強さがあってこそ。
でも、今の「ホッコリ~」「癒される~♥」「いつでもニコニコみんなと仲良し★」の風潮のせいか、車騎星をつぶしちゃってる人、多いんですよ。なんか「良い人」ブッちゃってて、全然車騎星のいいとこ出てない。
「自分が一番じゃなきゃ生きてる意味ねえんだよ!!」っていう、あの車騎星のギラギラさが全然見えない。中途半端にニコニコして無難に生きて、全然命の輝きがない。「俺以外は全員ブッ殺す!」でいいのに。それが車騎星の生き方なのに。
車騎星を持ってる人は↓この野田サトル先生の偉大な姿勢を見習ってください。
——野田先生が現在注目している作品があればお教えください。
野田 ありません。作家はすべて敵です。
『ゴールデンカムイ』野田サトルインタビュー 「もっと変態を描かせてくれ!」複雑なキャラクターが作品をおもしろくする!! | このマンガがすごい!WEB
車騎星はこうでなきゃ!
素晴らしき「同業は全員敵」ソウル。
俺以外は全員死ね!!!
(ちなみに私は車騎星もってません。鳳閣星なので楽しくピースフルに生きます。毎日ホッコリ~♡)
どうしてそもそも占いが当たるのか
幕末、新しい日本を作りだした志士に多大なる影響を与えた吉田松陰。(実は私も萩に松下村塾などを観にいったことがあります)
その遺書に、「占いはなぜ当たるのか」のヒントがあります。
松蔭は30歳の若さで刑死します。
その前日に書かれたと言われているのが遺書「留魂録」。
義卿三十、四時己に備わる、亦 秀で亦実る、其の秕たると其の粟たると吾が知る所に非ず。若し同志の士其の微衷を憐れみ継紹の人あらば、乃ち後来の種子未だ絶えず、自ら禾稼の有年に恥じざるなり。同志其れ是れを考思せよ。
吉田松陰の遺書「留魂録」第八節
上の言葉は「人生には四季がある」ということを書いています。30歳で死ぬのは若すぎると思う人もいるかもしれないけれども、自分の人生はすでに四季を巡って収穫の時(死期)を迎えているのだ、と。
春にまいた種が夏に成長し秋に収穫を迎える。その巡りの中にいるのだから、死を迎えても何も悲しむべきことはない。自分の収穫の実り(ミーム)が価値あるものかないものかは、受け継ぐ人がいてくれるかどうかで決まる
こんなふうに松蔭は言葉を残して絶命したわけです。すごいですね。アラサーですよ、アラサー男子。こんなアラサー男子がいたとか、日本の歴史すごすぎる。
さて、「占いが当たる」ロジックも、実はここに在ります。
高尾義政先生は、算命学は自然の法則を述べているだけであると言います。つまり「春が来たあとには夏が来て、その後には秋が来て冬が来るんですよ」ということを言っているだけなんだと。だから、占いが当たるんじゃなくて、「こういうことが起こったら次はこういうことが起こるものですよ」という当たり前のことを言っているだけで、それが当たったように見えているだけなんです、と。
そう、小泉進次郎構文こそが占いの真理!!!
実は昼の後には夕方が来るんです。そして夕方のあとには夜が来る。
だから、夜になったら灯りをつけるべきなんです。私たちは灯りをつけたほうが夜は周りが見えるんです!!!
ああ、進次郎氏は偉大なる占い師だった!ジャーン!
……と冗談はこれくらいにして、実際にこういった「ものの巡り」を説いているのが本来の占いの姿です。易経も「こういう時にはこういうことが起こるものなんですよ」というサイクル(時の巡り)を説いています。
だからこそ、「星を生きている人」は「ものの巡り」に沿って、その生命力を生かしていくことができます。星を生きること(命式やホロスコープの中に自己の姿を見つけ出すこと)こそが、「開運」の第一歩と言えます。
すなわち、開運とは「星を生きると起こる現象」、春のあとに夏が来るみたいな当たり前の現象なのです。星を生きたら当たり前に流れがやってきて、当たり前に上手くいく。そういうことなのです。
星を生きなくても、生きられます。(というか、多くの人はむしろ星を生きていません)
でも、それだとなんか「いきてるかんじ」がしません。「本当に、これでいいのかな」と人生に虚しさを覚えることになります。そして「想定外の良いこと」「信じられないようなサプライズ」「シンクロニシティによる奇跡」は、あんまり縁がなくなってしまいます。
占いを人生に使っていこうと思うなら、大切なのは一にも二にも命式やホロスコープ。自分の星を知り(星とつながり)、それを使いこなすことです。大運とかトランシットとか、その他の細かい占技とかは、その後で十分だと、私は考えています。
何事も、基礎が一番大切なのです。
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