自分の星を生かすための下準備~占い前の問題をクリアする

占い

占いに来る人は「当たる占い」なんて求めていない

【画像元】算命学宗家 高尾義政氏と算命学の成り立ちについて | 算命学カウンセラー協会

算命学の高尾義政先生は、鑑定を受けに来た人の前でまず命式を見て(占いをはじめて)はいけないと言いました。

占いで観てもらいに来たのに
占いをはじめるな?
どういうこと?

そう思われるかもしれませんね。
占いの前にすべきこと。
なんだと思いますか?

高尾先生は「その人の話を聞きなさい」と言います。
占いをはじめて、命式を見て「あなたの運勢はこうでこうでこうでああだからこうしなさい」と一方的にまくしたてるのではなく、占う前に、その人の話を聞きなさいと。

それは世間話ですらあっていいわけです。
とにかく、相手が話したいことを聞く。
今、話したいと思うことを、聞く。

それをふんふんふんと聞いていると、相手はすっきりしてきて、悩んでいたことの半分ほどは解決してしまうんです。

高尾先生は話を聞いた後で、『それでも解決しなかったこと』だけを占いで観なさいとおっしゃるわけですね。

つまり、もう答えが本人の中にある場合はその「発掘作業」をすればいいわけで、必要なのは占いじゃなくて話を聞くことだと。

自分の中に答えがあるのに、無理に占いをして結果を出しても、結局潜在意識的には「どうしたいか」は決まってるわけです。そういう人に占いをしても、無駄骨というか役に立たないというか、アドバイスしたところで普通にスルーされるわけですね。笑

それに、解釈の問題もあるでしょう。つまり「どうしたら最善か」という価値観の相違。例えば、人生について、こんな考えを持っていたとします。

占い師
占い師

女の幸せは結婚あるのみ
絶対この相談者さんにいいご縁を見つけよう!

相談者
相談者

私の幸せは私が決めるもの
無理してまで結婚しなくていい
今は仕事を優先で頑張りたいわ

こんなずれがある状態で「仕事はどうなりますか」と聞くと、当然、ずれた答えが返ってくるわけです。

占い師
占い師

確かに今年と来年は良いね
でも、それよりも結婚を考えたほうがいいよ
仕事はいつでもできるけど、出産のリミットがあるでしょう

(そんなこと聞いてないんだけど……)

しかし、占いをする前にちゃんと話をしていれば、こんなすれ違いも防げます。

占い師
占い師

今日はどうされました?

仕事運を見てほしいんです
打ち込みたいプロジェクトの話がやってきて
それに乗っていいかどうか判断を迷っています

占い師
占い師

なるほど
プライベートよりも仕事優先という感じですか?

今はそうですね
結婚とかは考えてないです

占い師
占い師

打ち込みたいプロジェクトなのに
乗っていいかどうかと聞かれるということは
どこか引っかかっているところがおありで?

そうなんです
プロジェクト自体は魅力的なんですけど
そのまとめ役の上司が苦手な人で……

占い師
占い師

なるほど
それは大変ですね

部下にパワハラしてくるタイプなんです
上から目線っていうか

占い師
占い師

じゃあそのプロジェクトから降りたいと思いますか?

とんでもない!
ずっとやりたかったことなんです!

占い師
占い師

ではあなたの問題は
プロジェクトをやるかどうかではなく
上司と折り合いをつけて良い仕事をするにはどうしたらいいかということになりますか?

そうですね!
プロジェクトにジョインすること自体はもう私、自分の心の中で決まってたみたいです!

こうやって話を聞くことで、「本当に聞きたいことは何なのか」が形を表してきます。

相談者さんが既に心に決めてることは、占わなくていいのです。
その人が自分で決められることを、わざわざ占う必要はないということです。意思決定を尊重するという意味でも、そこにまで占いが踏みこむ必要はありません。

占いに来る人は「当たる占い」を求めているわけではありません。未来を予言してほしいわけではありません。

そうではなく「自分は大丈夫だ」ということが知りたいのです。
自分は自分の判断で人生を歩んでいける力があると知りたいのです。

「答えは自分の中にすでにあった」と知った時、その人は「自分を信じていいんだ」と腹落ちできます。自分を信じる、つまり「自信」を得ることができます。自分を信じる心があれば、人は生きていけるのです。

だから、一方的に未来予測をまくしたてるより、まずは話を聞いたほうが良い。高尾義政先生は長年の経験からそのことを熟知なさっていたのでしょう。高尾先生は「当て屋になってはいけない」ともおっしゃいます。未来予言に夢中になって占いの力に酔ってしまうと、目の前の人は救えないと。

相談者が求めていることは「自分は自分の人生をちゃんと生きられる人間なんだ。大丈夫なんだ」という納得感が得られること。つまり、それは不安からの解放です。それが一番大切。

私はそう考えます。

その占い、本当にあなたを幸せにしてる?

占いに興味のある人は、占いを何かしらの現実で使ってみたことがあると思います。例えば、「仕事運ばっちりですよ!」という時に転職活動をしてみたり「結婚運ばっちりですよ!」という時に婚活してみたり。

で。
結果。
どうでした?

はい!
占いのおかげでずっとハッピーです!

って、なりました?

別に悪かないけど
そこまで良くも無かった

みたいになってませんか?

「占いで運のいい時を知りたい」という方もいらっしゃいますが、これってちょっと見方によっては「生き方が下手くそ」になっちゃう可能性もあります。

だって、運がいい時は上手くいくなら、運が悪い時は上手くいきません。
スポットで成功させたい短期間の事象についてならこういう「運のいい時を利用する」考えもアリだと思います。

しかし、長期で続けていきたいこと(事業、ライフワーク、結婚生活など)について「運のいい時」を気にすると「運が悪い時には結局ダメになる」という結末に行きつきかねません。

こういう「ずっと続けていきたいこと」については、運の良し悪しを気にするよりも「魂のレベルアップ」とか「人間的成長」とか「スキルを向上する」とか、根本的に自分を磨いていく方が占い結果(運気)を気にするより効果的だったりします。

占いの前に、この世界の法則をまずダウンロードする

ジオセントリック(三次元視点)はそもそもがグッチャグチャ

真面目にコツコツ頑張れば報われる。
この世の中は、そんなふうにはできていません。

ちゃんと、「流れ」を読んで、上手く立ち回る必要があります。
逆にいうと、流れにさえ乗ればたいして頑張らなくても上手くいくのです。
さて、その「流れ」とは?

いまは億万長者になるのはかつてないほど容易だが、百万長者になるのはかつてないほど難しい時代だ。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 p31

動画 30:30頃~

真面目にやってたって、真面目だけじゃ生産せいへんやんか
これまでは真面目にネジ回すとか真面目にソロバンするとか真面目が必要やったやん
でもその真面目にやるだけの仕事って機械とか外国の安い人でやるから

だから明確に稼ぐ人と稼げない人が分かれる社会になる
稼いでる人はしっかり稼いで納税してあげること。金持ってる人が稼いで生活保護の人とかをしっかりと面倒見ていくっていう社会に明確に分かれるから
そこをお金持ちの人たちを日本に残して引っ張っててほしいわけ。海外にいった人を惹き戻す日本、魅力ある国にしていかんと

結局今の流れって、こういう「ベーシックインカム」的なところに行きつくのかな、と思います。上の動画で立花さんは生活保護と言ってますけれども、ベーシックインカム的な考えですよね。

そうなってくると、金稼ぐサイドにしろ金稼がないサイドにしろ、「真面目」っていかんのですよ。真面目だと、生きてる意味なくなるんですよ。

自分の生きてる意味がわからない……

こんなこと感じてる人はね、十中八九真面目。「真面目」って表現がしっくりこないなら「真面目系クズ」でも結構です。とにかく頭硬くてオモロない生き方しとるんですわ。そしてコミュ力が低い。陰キャ(だけど真面目)。

真面目な考えで生きてて、ベーシックインカムが導入されたらどうなると思います?
「本当に自分は生きる価値のないクズだ」って思いますよ。毎日。だって、今は真面目な人には活躍の場がない社会になりつつあるのだもの。

動画 41:00
立花「だって、2005年ですよ、僕やったの。(NHKの)内部告発したの。
完全にテレビは無視したじゃないですか。真面目にやらなきゃと思って僕、真面目路線行ったんですよ。
ところが、それじゃ無理で(結果が出なくて)、最後は「NHKをぶっこわす!」ってNHKで言ったら、はじめて反応がはじけて、それが2016年。
だから11年相手にされなかった。真面目にやりすぎたから」
ヒカル「面白くなきゃダメなんですね」
立花「そう」

ベーシックインカムが導入されて「稼がないサイド」にいったなら(魂的に「それを選択」したなら)、「何オモロイことして生きよか!」ってことが大切になるわけですよ。

これからの世で真面目になんて生きてたら、命の価値なんか感じられません。真面目はイカンのです。

もちろん稼ぐサイドでも真面目で頭硬いのはイカンです。
なんで真面目がいかんて、ワクワクしないからです。面白い絵(ストーリー)を描けない人はビジネスで上手くいきません。オモロくないと人がついてこないからです。

今の時代というのは、そういう流れなんです。
それが良いか悪いかじゃなくて、そういう流れなんです。
それを理解しないで、真面目に生きとったらいくらいい星持ってても輝かんのです。

(100年前だったら真面目でコツコツ頑張れば良かったんですよ。でも今は真面目じゃオモロくないからイカン。普遍的な真理というよりは、「今の時代」というものの流れはそうなってる、って話になります)

だから、星の前に、まず流れを理解する。
そして今の時代に一番必要な資質「コミュニケーション能力」を磨く。自分の考えを豊かに表現できるようアウトプット能力を鍛える。

私はオモロイ人が好きです。
いくら真面目で誠実でも、オモロない(コミュ力低い)人は、魅力が輝きません。

私は才能ある人がコミュニケーション能力の欠如によって輝けない事例を数多く見てきました。それはとても悲しいことです。
逆に、トーク力やリアクションを鍛えるだけでドンドン輝いていった人も見てきました。やはり、今の時勢ではコミュニケーション能力こそが大変重要なのです。

どうか、コミュニケーション能力を磨いてください。
コミュ力があれば、あなたの魅力は伝わるのです。
あなたの魂の輝きが、伝わるのです!

コミュ力高く、つまり、オモロく生きましょう!
それが今の時代の波に乗るコツです。

だから占いも、どストレートに「この配置なら適職は○○」とかいうとらんで、まずはコミュニケーション能力をベースとして磨くことが大前提。コミュ力があってはじめてそこで星が生きる。

そういう考え方をしていったほうが、より占いの結果を生かせると思います。
そういう時代なのです。

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