東洋の占い(四柱推命や算命学)や、コンビニで売られている六星占術などを見たことのある人は「天中殺(空亡)」という言葉を聞いたことがあることでしょう。
自分の天中殺を知りたい方は天中殺 調べるで検索してみてください!
この天中殺という期間は、色々と「やっちゃいけないこと」があります。
その一つが引っ越しです。
私ですね。
その、禁忌である、天中殺に引っ越しをやっちゃいました~!!!
私、天中殺中にタブーである転職もやらかして、痛い目に遭いました。くわしくは実体験から綴る「大運天中殺の転職はやめとけ」をお読みください。
なのに!
懲りずに!
天中殺引っ越し!!
いい加減にしなさいよ、って話ですよね。
天中殺の禁忌を犯した私の未来。どうなっちゃうの!?
なぜ天中殺に引っ越ししてはいけないの?

そもそもなんですけれども
どうして天中殺に引っ越しがいけないんでしょう?
そんな風に疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
天中殺はそもそも「空間がなくて時間がない時期」です。「天がなくて、地はある」とも言えます。つまり、精神がなくて現実はある状態です。
スピリチュアルな言い方をするなら精神面で三次元に波長を合わせにくい時期なんです。天中殺中って、全方向に解禁されちゃって宇宙的になります。リミッター外れてる状態なんです。
なので、スピリチュアル的には高次と波長も合わせやすいしボーナスステージなくらいです。
しかし私たちは今、現実、三次元世界で生きています。
そんな状態でストレートに高次の感覚にチャネルしちゃうと「あたおか」になるんです。下手すると統合失調症扱いされかねません。社会不適合者になったら困ります!
リアル現実な三次元に肉体はあるのに、精神は高次に解き放たれちゃってるような状態。だから、イマイチかみ合わない。自分が意図してることが裏目に出ちゃったり「そんなこと普通起きないでしょう!?」ってことが、天中殺の時は良くも悪くも起こってしまいます。

それゆえに、天中殺の間は受け身であることが良しとされます。
まわりの天中殺じゃない人からのアプローチはこの三次元世界の波動域に収まってることですから、他者の判断に従うならば安心して動いていいというわけです。
一方で、自発的に動くことは良くないとされます。
つまり、「引っ越ししたい!」とか「起業したい!」とか「結婚したい!」とか、そういうのって自発的な行動ですよね。これが良くない、ということです。
だから、「天中殺に引っ越しをしてはいけない」と言われるのですね。
それなのに、なぜ天中殺中に引っ越ししたの?

それがわかっているなら
引っ越ししなければいいのでは?
なぜやっちゃったんですか?
って話になりますよね。
そうなんです。
「天中殺に引っ越しをしてはいけない」
でもそれって、「天中殺のあいだに自分から『引っ越ししたい』と思って引っ越すのは良くないよ」ってことでもあります。自発的なのが良くないわけですね。
じゃあ、自発的じゃない引っ越しならどうでしょう。
「流れが来たから引っ越した」なら?
実は、天中殺って「向こうからやって来た時」は「断る方がよくない。受け入れるのが原則」でもあります。例えば、原則として天中殺中の転職は良くないけれども、向こうからヘッドハンティングが来た場合は受けなさいってことですね。
そして、私には、「引っ越しする流れ」が来たのです――。
導かれた「引っ越し」
実は、私はこのたび大運天中殺を抜けました。まあ、寅卯天中殺なので大運天中殺抜けたらすかさず年運天中殺が続くので、相変わらず天中殺祭には変わりないんですけれども。笑
大運天中殺の間に私、2回も引っ越しをしております。先ほどご紹介した実体験から綴る「大運天中殺の転職はやめとけ」で私の悲惨な陰転しまくり大運天中殺ライフを書いていますが、引っ越しも転職も起業も「やっちゃいけないことオンパレード」でやりまくっております。見事にトリプル役満。ついでにドラもつけといて~!
ホント、天中殺的しくじり先生ですね!
みなさん、私の真似はくれぐれもなさらないように!!
天中殺の間の引っ越しって、「天中殺があけたら引っ越ししなおすこと」を推奨されています。引っ越ししなおして「自分を正しい位置に戻す」ってかんじですね。
私も「大運天中殺明けたら引っ越ししなおすのかな~。でも、年運天中殺続くしなぁ~」って思っておりました。
自分の内なる声というか、奥底というか、夜ベッドに入ったら「もうここからは出ていく」って感覚がふっとやってくることがありまして。
「あ~やっぱり大運天中殺明けたら、動くのかなぁ~」って、感じてはいたのですね。
ですが。
リアル。
現実を見ますと、私、「賃貸契約超絶ハード民」なんです。
- 社会的信用がない
- 保証人がいない
- 収入が不安定
ああ、自分で書いてても、悲しい……。涙
ドラマでもおなじみ正直不動産 13巻でも、こう説明されています。
そうなんですよ。自営業(個人事業主)って、賃貸の審査が厳しいんですよ!
私だけではなく、10年以上堅実に利益を上げ続けている自営業の知り合いですら、審査けられるって普通にあります。
だから、私はフリーランスとか個人事業主とか自営業の人が「現金一括で家買いたい」って言ったら、まず反対しません。「いや、いいよね。それ楽だわ」って思います。(逆にサラリーマンの人には「なぜ?賃貸でOKでしょう」って言います)
「賃貸不動産探し」となると、私の心は重くなります。「ああ、断られまくるんだろうなぁ、審査落ちまくるんだろうなぁ。そこをガッツでなんとか自分を励ましながら頑張って粘らねばならない戦いが始まるのか……」と。
あんまり自分から動く気力も無かったんですね。「だって~まだ~天中殺だし~」と自分に言い訳をしつつ、何もせずダラダラしていたわけです。
そして、大運天中殺が明けた2月。
いきなり自宅のネットが使えなくなりました。

!?
え?
まったくつながらない……
こんなこと、はじめてです。
焦りましたが、「これも何かの理由があるのだろう」と思いました。そして、ガイドに聞いてみると――

もうここから出ていくってことだよ
と言われました。
ですが、出ていくっていわれても……。
まったく行き先のあてはありません。私は困ってしまいました。
しかし、同時にこうも思いました。

出ていくっていうなら、出ていくことになるのね
次の住処はまったくわからないけど、ちゃんと宇宙がそれも用意してもらえるってことよね
信じて委ねる、それが大切だということね
ここでギャーギャーと「不安だ!不安だ!次はどこに行くんだ!はっきりしてくれ!!」なんて騒ぎだすと、良い方向には進みません。却ってこんがらがってしまいます。
――ということを、私も10年くらいかかって、ようやく体得してきました。笑
こういう時は、信じて委ねる。
肩の力を抜いて、宇宙に委ねる。
そうすれば、最善の結果がもたらされるのだ――
「もうここを出る」
ガイドがそう言ってるなら、それが私の魂にとって正しいことなんだ。次の行く先が決まらなかったとしても、決まったとしても、私の魂にとって一番必要なことが起こる。
そう信じようじゃないか――

そう思っていると、ネットが途切れた日の午後、知人のAさんが私に会いに来ました。

Nozomiちゃん、ずっと待たせてごめんなさいね

え?
待たせた?
何の話?

ほら、前にウチのマンションに空室でたら住みたいって言ってたじゃない

ヘッ!?

ちょうど年度末で空室が出ることになったのよ~
これから2室を1室にリノベーションするから、工事終わったら一度見にきて!

エーッ!!

リノベ後の部屋見てもらって
それでNozomiちゃんが気に入ったら入居してください

ホッ、ホッ、ホントーーーー!!?
いや、人生、こんなことが起こるんですね。
あまりもの急展開に私は現実感がなくてしばらく呆けてしまいました。
実は、コロナ前、2018~2019年くらいにこう話してたんです。

Aさんの持ってるマンション、いいよねぇ~
高級住宅街だし駅近だし生活至便で設備整いまくってるし

確かにあそこは便利だね~
都会暮らしが好きな人にはいいと思う

いいなぁ~私も住みたいよ~!
空いてない~?

う~ん、残念なことに今は満室だわ
うち、ありがたいことに入居者の入れ替わりがあまりなくて。一度入ったら長く使ってくれる人が多いのよねえ

そりゃ住みやすそうだもの~!
一回住んだらずっと住みたくなるのもわかる!
入居者さんがうらやましいわ~
って会話を、コロナ前に、してたんですよ。
でも、私、あくまでも雑談で世間話として、サラッと話しただけでして。正直に言うとガチで「これで話が通る!」とも思っておらず。実際、これ1回だけだったんです、「住みたい」って話をしたのは。
なのに!
3年くらい前の、1回だけの世間話を!
Aさんは覚えててくれて、私に声をかけてくれたんです!!!
ウワーーーーーーーーー!
何この人生確変タイム!!
大フィーバーっすよ!!!
ホント、雑談。
人生を救うのは雑談。
つまり、雑談力しか勝たん!
何気なく世間話してくれてた3年前の私、ありがとう!!!
コミュニケーション能力があれば、社会的信用がなくても保証人がいなくても収入が不安定でも、人生なんとかなるんだ!!!
人見知りしない自分に大感謝!
コミュ力は、最高のソリューション!!!
そして、リノベーションが終わった後に内見させてもらったら。
もう、本当にキレイでオシャレで素敵なお部屋で!もちろん今住んでるところよりも広くて、何よりお風呂がメチャクチャきれいで広くて体伸ばして入れるぅ~~!!大歓喜。
しかも、家賃が、今住んでるところの+1万円!
敷金礼金0円、もちろん仲介料もなし!!
こんな破格な条件で、素晴らしい引越しをすることができました。
これも、自分で動かず受け身に徹した結果。不安がらずに流れを信じて、高次の判断に委ねた結果です。
天中殺は、受け身に徹する。
この原則を守って、言われたとおりに「じゃあ引っ越します」と引っ越ししました。最高の引っ越しができました。
宇宙って、必要なものを与えてくれるんですね……。しかも、自分の想像をはるかに超えた素晴らしいものを。
「だって私は賃貸契約超絶ハード民だから。どうせ審査落とされるし。保証人がいないって嫌な顔されるし。自営業で社会的信用ないって目で見られるし」なんて、ネガティブにグチグチ言ってたら――この素晴らしい結果は訪れなかったことでしょう……。
信じて委ねる。
願いは宇宙に投げておいて、それが叶う過程は宇宙に任せる。ゴチャゴチャ細かいこと考えない。それが大切ですね。
今回の引っ越しを通じて、委ねることの大切さ、自分が最善へと導かれていると信じることの大切さを学ばせていただきました。
宇宙はいつも、必要な学びを与えてくださいます。ありがたいことです✨