この記事は、西洋占星術のヘリオセントリック・チャートについて書いています。

ヘリオ……?
えーと
ヘリコプターが何ですか?
という方は魂の声と日常意識のずれをお読みください。
組織人にこそ癒される自由人
リンデンバウムのブログをお読みの方はご存知かもしれませんが、私、Nozomiはかなりの自由人です。すごいフリーダムに生きています。
やりたい時にやりたいことをやって、寝たい時に寝たいだけ寝て食べたい時に食べたいだけ食べて踊りたい時に踊りたいだけ踊っています。そんなシンプルな毎日を過ごしております。
だからなのか、実は、プライベートで仲の良い人はめちゃくちゃお堅い組織人や経営者が多いです。いや、堅くはないかもしれないけれども、グループを作って、組織で動いていく、マネジメントしていくことを得意とする人と一緒にいることが多いです。
逆に、フリーダムなアーティストとか自然農やってる人とかSDGs系の人って、一緒にいられないんです。スピリチュアル系の人もそうですね。すごく自由でハートウォーミングで、素敵な人。そういう人といると、ちょっと落ち着けない。
誤解しないでいただきたいのですが、そのような人たちに価値がないから一緒にいられないということではないですよ。そうじゃなくて、私自身がすごく偏ってる人間だから、「自分がもともと持っている要素」の強い人と一緒にいると、偏りすぎちゃってバランスがとりにくいということです。
だから、アートとかサブカルとかオーガニックとか、そういう理想を追って経済性をあまり追求しない人って、一緒にいるとなんか宇宙に放り出されちゃう不安定感がわいてきちゃう。一緒にいて、辛くなるんです。それはあくまでもバランスが悪くなるという現象であって、相手の人間性が良いか悪いかの問題ではありません。
逆に、私を強くグラウンディングしてくれる「現実第一!体育会系!いつでも気合と根性!!」的な人が、一緒にいてすっごい癒される、ホーってできる、落ち着ける相手なのですね。自分のエネルギーとのケミストリーでちょうどバランスが取れるから。
だから、私が「警察・消防・自衛隊の人と一緒にいると、すごく自分でいられるから楽」っていうのは、そこらへんなんです。規律の厳しい組織の中で上官の命令を絶対として従う。自分の意思を殺してでも組織の大義に従う。そんな姿勢を持った人たち、好きです。落ち着きます。
なぜなら、私と違うから。
私と違う要素をもっているから。
一緒にいて、バランスが取れるから。
私は、組織にはまり込める人、型にはまり込める人を尊敬します。
なぜなら、自分には逆立ちしたってできないことだからです。
後述しますが、そういった要素こそ、私の魂が到達すべき目標(地球星座)でもあるからです。
だから私の「心の一冊」は、浅田次郎の壬生義士伝なのです。
私と同じようにスピリチュアルで観念的でフワフワしがち、経済性や効率性を追い求められないタイプの人間こそが「組織」で学ぶことがある。そう認識してもおります。私自身、お勤め時代に組織人として学んだことは大きいです。
組織にはまり込める人は、尊い。
組織人として生きられる人を尊敬します。
警察・消防・自衛隊大好き!体育会系組織こそが至高。
努力ができることも才能だなあって思う☺!
— 脱がないまりてん【サブ垢】 (@uramariten) April 11, 2022
だから、頭いい人と体育会系出身者は、尊敬する!!
問答無用で体育会系の人を信用してしまう癖がある。
— 脱がないまりてん【サブ垢】 (@uramariten) January 30, 2022
上面の精神論は嫌いだし、そんなのはクソ喰らえなんだけどさ。
努力が裏切らないこと、人の成功が自分の成功に繋がること、知っている人って素晴らしいと思うから。
まりてんちゃんに共感しかない。私も尊敬。
体育会系の人と一緒にいると、自分が楽になれます。
体育会系の人、生きててくださってありがとうございます♥
肉体に対する意識の高さ、肉体を鍛える(つまり肉体と会話する)姿勢、やはり体育会系の人って素晴らしいなって思います!
頭でっかちにならない肉体の使い方をいつも学ばせていただいています!
社会性(ペルソナ)を身につける必要性
さて、下の図形は太陽系の星の軌道です。
左がヘリオセントリック。太陽視点。
右がジオセントリック、地球視点。

パッと見て、直感的にどんな印象を抱きますか?
「左がスッキリしてて、右がごちゃごちゃしているなあ~」って感じ、しませんか?
スピリチュアルにいうなら、左を四次元視点で右を三次元視点とも表現できます。
よく「高次の世界では~」なんてその素晴らしさをうたったりしますが、なぜ素晴らしいのかが、この図形でもシンプルに伝わることでしょう。
三次元レベルでは複雑になってゴチャるところを、四次元レベルでは全然葛藤も何もなくスムーズにいくわけです。小学生の時にはいくら考えても解けなかった問題が高校生になったらいとも簡単に解答できるようになるのと似てますね。
そして、です。
ここで問題が出てきます。

三次元なんてレベル低い!
私は最初から四次元モードでスッキリ生きちゃお♪
インディゴチルドレンのような波動の高い魂は、高い視点から物事の本質を理解します。だから、往々にして上のような考えに行きつきがちです。
そして、三次元社会に馴染めず社会不適合者になります。
大切な使命をたずさえて地上に降りてきたのに、それを果たせないまま「空気の読めない変な人」「陰キャ・コミュ障」「あたおか」扱いをされて終わってしまいます。
これが、つらい。
これを、絶対止めたい。
だから、私は今この記事を書いています。
三次元システムを学ぶのに一番適しているのが「組織に属すること」です。
だから、この世界に降りてきた魂には、いろいろな組織に属する機会に恵まれます。
はじめは家族。
次に学校。
大人になったら企業。
もちろんこれ以外でも、趣味のサークルや勉強会、ボランティアのグループなどなど、様々な集団に属する機会があります。ゆるいものがあれば、きっちりした公的なものもあります。
精神性の発達した魂ほど、こういった組織や集団を「ばかばかしいもの」として感じがちです。ショートカットしてもっと高次のやり方で進めたくなってしまいます。
だって、前々から自分が「こうしたらいいのに」って言っていたことを20年後に「革新的アイデア」としてようやく!取り入れてたりしますからね。本当にバカバカしいです。「だから前から自分が言ってたことなのに」ってため息つきたくなっちゃいます。
ですが、ここ(三次元世界)とは、そもそもが”そういうところ”なのです。
それがどうしてもいやだ、腹に据えかねるというならば、独立して起業したほうが良かったりします。(私もそのクチです)
一方で、大前提として「そういうところ」と体感せねば、この世界の歩き方が身につきません。いくらあなたの精神性が高くて素晴らしくても、この世界で通らないやり方をしては迫害されて終わってしまいます。
一回は、ここの世界のシステムを学ばねばならない。
そのために組織に属して適応する(一定期間学ぶ)プロセスが、とても大切になります。
だから私たちの多くに、家族がいたり学校に行ったりする機会が用意されるのです。全ては意味があって起こっていること、ですね。
そこを「くだらない」「合理的ではない」「無駄なことをなぜやるのか」と考えず、一回はただ受け入れる。郷に入っては郷に従う。
これが、プロセスとして大切なんです。三次元世界へのイニシエーションだと思ってくださってもいいです。
前に「組織人を尊敬する」と書きました。
それは、組織で生きるという行為が三次元世界に根を張るという表明に他ならないからです。
でも、三次元世界は上の図でもわかるように混沌でグチャグチャです。そんな世界にちゃんと根づく。この勇気ある挑戦に、私は心を打たれずにはおられません。ちゃんと学校に行って、ちゃんと会社に行く。なんと素晴らしいチャレンジなのでしょう。
三次元世界をまず受け容れる。
「それはおかしい」を一旦封印する。
そこから見えてくる風景があるのです。
ユング心理学的にいうなら「社会的ペルソナを身につける」のです。
ペルソナ(太陽星座)を身につけて開かれる、魂(地球星座)への道
ユングは、人生の前半では社会適応(社会性であるペルソナを身につけること)が大切と言いました。その前提をこなしてはじめて人生後半の課題――魂の全体性を取り戻す個性化、「本当の自分」に戻っていくプロセスを安定性をもってこなせるのだと。
この過程を西洋占星術のホロスコープで表現するならば、色々な観点から説明できると思います。その一つに「太陽星座から地球星座への移行」が挙げられるでしょう。
はじめに、太陽星座(とMC)を使いこなすことによって社会的ペルソナを獲得する。次に、それを元にして魂の目的につながる地球星座のエネルギーを花開かせて行けるのだ、と。
(ここで自分の地球星座を知りたい方、確認したい方は魂の声と日常意識のずれをお読みください)

そんなまどろっこしいことしないで
はじめから地球星座を開発して
魂を開花させた方が早いのでは
こんな風に思った方もいらっしゃるかもしれません。というか、インディゴ寄りの方はまず思うことでしょう。笑
しかし、これは前項社会性(ペルソナ)を身につける必要性に書いたとおり、なかなかしんどいことになりがちです。本人はストレートにエネルギーを表現しているだけなのに「空気の読めない困ったちゃん」「人間関係を壊す迷惑な人」「ルールを守らない勝手な人」扱いを受けてしまいかねません。
初手は「地球環境に慣れる」が大切なんですね。
バカバカしいと思っても、非効率・不条理だと思っても、まずは一回文句言わずに呑みこむ必要があると。
そのためにはジオセントリック・チャート(いわゆる普通のホロスコープ)が導きを与えてくれます。特にハウスは「地球環境に置いてどんな役割を期待され、環境を与えられることになるのか」を説明してくれますから、「地球自分」を乗りこなしていく上でのヒントとなります。
そのジオセントリックの星々を使いこなす、とくにライツ(太陽と月)と重点的になじんでいく作業をまずこなしてほしいのです。ユング風にいうと「社会的な仮面、ペルソナを身につける」です。
この地球環境での三次元的生き方が身について「変な人」扱いを受けないようになる。指をさされないふるまいを一通り身につけて、表面的な人付き合い――社交ができるようになったら、次のステップ。
そうしたら地球星座の性質を花開かせ、魂の全体性を取り戻すことでこの三次元世界に高次のエネルギーを注入することができるようになります。地球をもっと素晴らしい世界に変容していくためのお手伝いができるようになるのです。
そう、このプロセスでもコミュ力しか勝た~ん!!
コミュニケーション能力って、すっごい大切ですね。
地球に愛をもたらすためにも、コミュニケーション能力、磨いていきましょうね!!
ちなみに、ジオセントリックでもヘリオセントリックでも、トランスサタニアンの位置ってそんなに変わりません。(ちょっとは違います)
これって、「惑星視点(3次元)でも太陽視点(4次元)でも、集合意識レベルは共通するものがある」と読むことができます。
ですから、「太陽星座を開発するときの無意識」と「地球星座を開発するときの無意識」って、別物と考える必要はないんですね。言い換えると、魂にも肉体にも実は大きく一つの共通テーマが根底に流れていて、つながっているのです。そこを示すのが、トランスサタニアン。
太陽星座とは真逆の地球星座の質を花開かせていくために
太陽星座と地球星座は真逆です。
まさに180度の位置にあります。
ですから、自分の太陽星座のエネルギーが定まっていない時点で地球星座のエネルギーを使いだすと、どうしても危うくなっちゃいがちなのではないかな、と私は感じています。「軸」が固まらないので、どう生きていったらいいか迷ってしまう可能性があると思うのです。
ですから、太陽年齢域がとても大切になってきます。26~35歳です。
この時期には、サターンリターンという試練も訪れます。
実は「自分の太陽エネルギーを使いこなす」のに、このサターン・リターンというプロセスは大いなる恵みを与えてくれたりします。もちろん、きつくはあるのですが。
サターン・リターン(29.5歳前後)とは、それまでの価値観が所詮は周りの環境や大人から与えられてきたものに過ぎないことを気づいてしまう時期です。
だから、今までの価値観は実は本当に感じていたこと、信念ではなかったことに気づいて、自分のことが信じられなくなる――1回リセットしなきゃならなくなる時期なのですね。
そこで、大胆にガッと壊しちゃって、一から積み上げられた人は、そこから軸のブレない素晴らしい自分、エネルギッシュに「自分はこう!」と生きていくことができるようになります。
実はもう壊れているのを見て見ぬふりをして「穏便になんとか済まそう」とした人は、価値観の再構築が上手くいかずに「自分は本当にこれでいいんだろうか」と悩みながら迷いながら生きていかねばならなくなります。
「太陽の輝き」を強化できるか曇らせるのか――それはこのサターン・リターンで上手くリセットして再構築できたかどうかにかかっているんですね。
このサターン・リターンをはじめとする太陽域で、自分の太陽エネルギーを上手く使いこなせるようになった人は、地球星座の開発もスムーズにいく可能性が高くなります!
35歳まで「自分の意思」を獲得できるかどうかがポイントになるということですね。
ここで一つ注意したいのが、女性の結婚、もしくはファザコン気質です。
女性は自分の夫や父親に太陽を投影しがちだと言われています。自分では使いこなさず、夫や父にエネルギーを預けてしまうのです。
結婚が早かったり、父親との関係が密接(お父さんと仲良し♪)な人ほど、自分の太陽を使いこなすのが難しくなる傾向は、残念ながら見られます。自立心(太陽エネルギー)を持つことがなかなか難しいからです。
そういう方は、意識的に夫や父親と距離を置いて、精神的自立を果たすことが望まれます。太陽星座を自分で使いこなさず地球星座に移行するのは、「糸の切れた凧」になりかねません。「フワフワ不思議系スピちゃん」では、社会不適合者まっしぐらです。気を付けてくださいね。
私は太陽星座が蟹座で地球星座が山羊座です。
ですから、地球星座の開発には秩序と組織が大切なファクターとなってきます。それゆえに、警察・消防・自衛隊好き、ガチガチに組織に縛られてる人好きが亢進しているのだろうな、と思うのです。
私は、地球星座を開発するために、組織人とふれあい学んでいるのです。
秩序をもたらすことの価値を学んでいるのです。「自分を殺してでも大義に殉ずる姿勢」を、かけがえのないものと感じているのです。
もちろん地球星座ですから、ワンオクターブ高いレベルで。
そうやって、自分の真逆を開発していく。
まずはペルソナをかぶって社会から縛られ、そのあとに自分の魂を解放していく。
全く真逆のプロセスを一つの人生の中で演じていくのです。
それが「地球の踊り方」。
「あべこべの三次元世界の歩き方」です。
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