大きな海難事故となってしまった、2022/04/23の知床・観光船事故。
桂田精一社長の会見は、正直なところ違和感のあるものでした。
コミュニケーション能力が低い人の話し方
会見を少し聞いただけで、多くの人が薄々、気づいたのではないでしょうか。
「この人、仕事できないタイプの人なのでは……」と。
私としては「この人、コミュニケーション能力が低いタイプなんだろうな」と思う場面もありました。家族の説明会でもマスコミ相手の会見でも、「笑うな!」という指摘が入っていたからです。
不適切なタイミングで無意識のうちに笑ってしまう。
これ、コミュニケーション能力の低い人がやってしまうリアクションの一つです。
非常に悪手な反応です。だって、被害者家族の方からしてみれば、深刻なことを話してる時に笑いが出るなんて「こちらを馬鹿にしている」「真剣に話をしていない」「向き合っていない」という印象を感じてしまいますよね?
どうしてこんなタイミングで笑ってしまうのか。
それは、緊張に耐えられず「どうにか緊迫した状態を緩めよう」として笑ってしまうのです。
本人には悪気がありません。しかし、相手に誤解されてしまいかねません。
2000年代のオタク(今風に言うならコミュ障な陰キャ)のステレオタイプな話し方を揶揄して表現すると、こんな感じになります。
ンヌwwwメフww立て逃げは感心しませんなwww
フォッwwwwwたしかにwwwwンゴッwwwwwwwww
日常的にこの様なしゃべりかたをする人間がwwwwォコッwwww
ウェァwwwww身近にいなければwwwwwwゥエァwwwwwww
ピンと来ないのもホッwwww致し方ありませんなwwwwゥェァフンッwwwwwwwwwゴフwwwww拙者はこのようなwwwオウフwwwwwwwンヌフフwwww
喋り方をですねェッェwwwwwwwwwwwwコポォwwww
しているでござるよwwwホゥフwwwwwwヒュヒヒwwwギュフwwwフッホwwwwwこれはwwwwww
オウフとは [単語記事] – ニコニコ大百科
一見したところwwwwヒュヒwwwwさっぱりでしたがねwwwwwww
掲示板のwwwwフッフwwww皆さんのおかげでwwwwwwフヒヒwww
よく理解できましたぞwwwwwwwッズwww
文字だとちょっとわかりにくいと思いますが、途中途中に「フヒヒw」などの不必要な笑いが入っていることが散見されるでしょう。コミュニケーション能力の低い人の一部は、「他者と会話することへの緊張感」のあまり、「デュフッwデュフッw」と必要のない笑いを挟んでしまうのです。
それと同じ現象が桂田氏の会見でも見られました。
ゆえに、この方はコミュニケーション能力が低くて小心な方なのだろうな、と感じたのです。このような(緊張を緩めるために思わず笑いがもれてしまう)話し方は他者に対してかなりの悪印象を与えます。
コミュニケーション能力の低さを露呈した桂田社長の会見は非難を生みました。多くの人が不誠実な姿勢に憤りを感じ、SNSでも怒りのコメントが並びました。
しかし、私はこの怒りに対して純粋に桂田社長に向かったものなのだろうか?とも感じました。
なぜなら、「こういう人」って、けっこういるからです。
こういった共感能力やコミュニケーション能力の低い社会不適合な人が、自分の身近にいるからこそ、桂田社長を見て余計にイラッと来たのではないかと思うのです。身近な「あの人」を桂田社長に重ね合わせたからこそ、「何笑ってんだよ!!!」と、ものすごく!イラっときたのではないかと。
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