明るい人、それは心を救う人
甲野善紀先生の古武術の本を当たっていて、「これはライトに読めそうだな(しかも自分の日常にも取り入れられるかも)」と思った一冊。それが上の古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガをしない「体の使い方」。
予想通り、とても読みやすい1冊でした。
「こんな読みやすいユーモアのある文章を書いているのは誰なのだろう?」と思ったら、なんと芥川賞受賞作家であり慶応大学の名誉教授である荻野アンナさん。
ガチの小説のほうでは「フランス文学の研究者らしく難解な文章」と評されていたりするので、難しい文章も書けばライトで読みやすい文章も書ける緩急自在なテクニカルプレイヤーということ。多才な方ですね。
そんな荻野さんは、気取ったインテリではなくて、明るくて話しやすい気さくな人だそう。甲野先生は荻野さんをこう評しています。
荻野女史のことは、無論以前から存じ上げていて、「ああいう人が多ければ、いまの日本も平和だろうな」と思っていたのだが、実際にお会いしてみると、その人柄の良さと気さくな明るさは想像以上だった。(中略)
身近に荻野女子に接してみて、こんなに性格の良い方が人目にさらされる立場にあって、大変なことも数多くあるだろうに、その明るさを保っていられるのは「駄ジャレ女王」の異名をとるほど、四六時中駄ジャレのネタを探しつつ、日常生活を「お笑い」と化す生き方をされているからだろうと思う。
古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガをしない「体の使い方」 p136
「ああいう人が多ければ、いまの日本も平和だろうな」と甲野先生に言わしめるような陽キャラ、荻野さん!
素敵ですね~!
明るい人と一緒にいると、こちらまで楽しくなってきます。心が明るくなってきます。
陽キャラな人って、人の心に光をもたらしてくれるんですね。
実際、本の文章の中で荻野さんのユーモアのセンスは思う存分発揮されていました。時々「クスッ」と笑いながらすらすら読めちゃう!しかも体の使い方も身につけられちゃう!
「笑い」がある文章も生活も、心に光をくれます。
心を明るくしてくれます。
ユーモアって、心の栄養ですね。
でもね、本を読んでいくと「ん?」「あれ?」って思うようになるんです。
荻野さんは、100%ネアカの楽しい女性なわけではなく、「大変なことを乗り越えた上で、それを笑いに昇華させてる人なんじゃないか?」って。
軽快な文章でつづられる楽しいこの本の執筆中には、ストーカーにつきまとわれ、その上なんと、こんなことまで起きていたのです――。
2年と数カ月。
古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガをしない「体の使い方」 p126
その間に私は長い付き合いの彼をガンで亡くした。次に父が倒れた。将来の介護のために、と習った「椅子から立たせる術」を即、使った。
びっくりです。
しかもこの荻野さんのパートナーというのが、米原万里さんのオリガ・モリソヴナの反語法を生み出した「すばる」編集長、片柳治さん。
長年の事実婚を唐突なガンで強制的に解消させられたかと思ったら、次は父親の介護。
この本は、そんな状態で生み出されたのです。
あんな軽快な文章は、こんな困難の中から生み出されたのです。
明るさの陰には、闇があります。それは陰陽の法則として当たり前のことです。
だけど、明るさを見せて暗さを出さない。その姿勢が私はグッときます。素敵です。人間としての深み、矜持を感じさせます。
そして、パートナーを看取った荻野さんは、続いて両親の20年介護生活に入っていきます。そして、父も母も看取っての2020年代。60代になっての荻野さんはこう書かれるのです。
40代からの20年は看病と看護に集中していたので、孤独死について考える暇はさほど無かった。そして両親を送って、気がついてみると60歳となり、自分の老年が始まるというのに、気持ちは不思議と晴れやかだった。(中略)
孤独の似合う女でありたい、孤独死も悪くない… 荻野アンナの孤独論(荻野 アンナ)
死体の第一発見者には申し訳ないが、孤独死も悪くない、と最近は思い始めている。
荻野さんも永井荷風の死に様に共感していらっしゃるようで、嬉しかったです。私も実は「永井荷風みたいに死ねたら本当に幸せだなあ」と常々思っているので。
私も荻野さんと同じく、孤独死自体は全く問題ないことだと考えています。むしろ一人で安らかに死んでいけたら幸せですね。
孤独死の何が問題って、発見されなくて腐っちゃたり溶けちゃったりすることでしょう。なので、死んでも早期発見されるシステムを組めばいいと思うんです。有料老人ホームのように「トイレにセンサーをつけておいて48時間トイレが使われなかったら管理人が見に行く」みたいなシステム。
「監視されているようで嫌だ」という方もいらっしゃるかもしれませんけれども、一人で生きたいならばそれくらいの制限は受け入れる必要があると私個人としては思います。
そして、ここの世界に生まれかわらずに済むように(いわゆる解脱できるように)、精いっぱい今の人生を生きて使命を果たしたいと考えます。
ですから、光を失っている暇はありません。「光をもって生きる」すなわち「陽キャに生きること」こそが唯一の正道。人としてすべき道。
明るく生きるとは、光を発して生きること。
だから魂の使命を果たすことにもつながるのです。
陽キャって、最高!ウェーイ!!!
陰を秘めるから、陽キャになれる!
私は今、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。のワークをやっています。
その中で、こんな課題が出てきました。
<エクササイズ:ユーモア>
あなたを笑わせるものは何ですか?
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 p218
奮発してコメディを見に行くか、漫画本を買って読もう。
陽気な人とお茶を飲んでもいいだろう。
太字強調は記事作成者による
わかるー!
陽キャな人とお茶飲んだら、メッチャ気分上がりますよね!
楽しくて癒されて幸せになれる!
一緒にいるだけで、心をパアッと明るく照らしてくれる。
それが偉大な陽キャの光の力!
ウェイウェイしてれば、人生は間違いなく楽しいことだらけになっちゃいます♥ウェーイ!!!(ハイタッチ)
そんな私が最近、メチャクチャ「この子、好きー!!!!」って大笑いしたウェイな陽キャちゃんがいるんです!
ご紹介します!新野尾七奈ちゃんでーす♥
このノリ!
最高!!!
メチャクチャ好き!!!
なんでもハイタッチしがち体育会系人間な私は、七奈ちゃんに画面越しげんこつタッチされた時点で心持ってかれました。
いいわ~ナナガールちゃん!
好き!!!
陽キャ、大好き!!!
誤解しないでいただきたいのですが、こんなに明るい七奈ちゃんですけど、100%陽キャだなんて思ってないですよ。ガーシーに暴露されるまでもなく芸能界なんてものすごく大変な世界で、そんなところを生きてる子なんだから、「いつも明るい子」なんて思うのは単純すぎでしょう。裏では色々きついことだってあるし病むことだってあるはず。
ですが、人前に出る時はこの笑顔。
輝かんばかりのこの陽キャラっぷり。
それが素晴らしいと思うんです、私は。
人前に出てる時に、ちゃんと自分の「陽」を相手に向けて出す。「陰キャ」は封印。相手に闇(病み)ではなく光を見せる。
だから、私は七奈ちゃんを見てたらメチャクチャ癒されるし、「好きー♥」って思うし、心がピッカピカになるんです。光(陽)が伝わるから……✨
七奈ちゃんにだって、暗くてどよーんとしたところだって、もちろんありますよ。人間だもの。
だけど、それを人前では出さない。その心意気が、グッとくるんです。
人前で軽率にメンヘラしない。
それって、最高に素敵なこと。
だって、人として思いやりがあるもの。
ここまで読んでくださった皆さん。
ぜひとも外向的な陽キャでいてくださいね!
そうすれば、世の中明るくなります!楽しくなります!幸せになります!
陽キャは世の中を照らす光。
陽キャの皆さん、生きていてくださってありがとうございます。
陽キャで生きる光の魂に、心から感謝です。ウェーイ!