最近騒がれている暴露系Youtuber、ガーシー。
広い人脈から行われる暴露に、たくさんの人が注目しています。
わずか1カ月ほどでチャンネル登録者数は70万人を超える人気です。
ガーシーの動画の中で、スピリチュアルなことが好きな方にオススメな動画はこれです。
降霊会などのオカルトの本場、ロンドンでの不思議体験。面白いですね~!
でね、私、ガーシーこと東谷義和さんを見てて思ったんですよ。
「こんな無茶をする“エネルギー源”はどこにあるんだろう?」と。
同じ状況に陥ったとしても、全員がこうやって暴露に走るのかというと、そうじゃないと思うんです。詐欺被害者へ弁済するという大義名分があるとはいえ、ガーシーさんのやってることは常軌を逸しています。
こういうことをする人のエネルギーって、どうなってるんだろう?
つまり、ガーシーのホロスコープにおける惑星の配置って、どうなってるのだろう?と。
これが、また面白かったんです!
天秤座祭!ガーシー(東谷義和)のホロスコープ
ガーシーさんの、ホロスコープを出してみて私は絶句しました。
超絶、天秤座!
圧倒的天秤座祭!!
ここで魚座とか蠍座とか蟹座とか、水の星座が強かったら「ンモウ、寂しがり屋さん♪」で情状酌量の余地も出てくるのですが、見事に水のエレメントはゼロ。気持ちいいくらいの風・風・風!!!
この人、本当に情で人とつながらない人なんだなぁ、と。
だから、いざという時にさっと軽く裏切られてしまうわけですね。いざとなったらパッと人がいなくなってしまう。
これは人格が良いとか悪いとか、そういうことじゃないですよ。性格が良い悪いじゃなくて、徳があるとかないとかじゃなくて、とにかく「軽さ」があるんですよ。ドライで軽い。だって、風なんですもの。
これが水や地のサインが絡んでると重くなるんですよ。良くも悪くも人間関係が。そういう場合は悪く出ると、裏切られたとしても相手を切れない。まとわりついて、離れない。
しかし、ガーシーさんの場合はドライな風。ここまで風・風・風だと、なんかあったらサッと「あっ、すいません!さようなら!どうも!!」で人間関係終わっちゃいますよね。
良くも悪くも超絶ドライ。ガーシーの宇宙はドライ空間なんです。湿度0%、ドバイで砂漠気候でラクダ乗ってます的な人生なわけですよ。そりゃなんだか日本人離れもしますよね。
天秤座は上品? それとも下品?

私、失礼ながら、ガーシーさんのホロスコープを見て思ったんです。
こんなに、エレガントさのかけらもない天秤座が、存在していいのだろうか!!!と。笑
上品でスマートで趣味の良い天秤座。
ガーシーさんを見ていると、そんな天秤座のステレオタイプなイメージがガラガラと崩れていきます。
しかし、前々から天秤座の人からこんな言葉を聞くことがあったんですね。

天秤座はエレガントな星座というけれど
自分自身にエレガントな品格って見当たらないんですよね…
そういえば、あのエミネムも「メッチャ天秤成分モリモリ」人間だった!
(太陽・火星・天王星・冥王星が天秤座です)
う、うーん。
これは、デ、デトロイトエレガント……?
エレガントなデトロイトとは。(哲学)
天秤座=エレガントとは限らないらしい。
なら、なぜ「天秤座はエレガント」と言われるようになったのか?
そもそも天秤座というのはどういうサインなのか?
私は天秤座祭、天秤座の特徴を深く備える(はずの)ガーシーさんを見ていて、考え込んでしまいました。

天秤座がエレガントといわれる所以は、天秤座のバランス感覚の良さに由来する。私はそう考えています。
つまり、極端に偏ることを良しとしない性質ゆえに、中庸に見える。行き過ぎにならないということは、品よくまとまることも多い――だから「エレガント」といわれるのだと。
そして、守護星の金星による趣味の良さ。審美眼の確かさ。
これも合わさって、天秤座がエレガントと印象づけられると思うのです。
同じ守護星・金星でも、牡牛座の場合は肉体感覚にコミットするので、実利を求める(ウマイもん食う!好きなもの買う!ふかふかベッドで寝る!)感じになりますので、エレガントというよりは「快適なところ、美味しいところガッチリ持ってく感」が出てくるんですよね。
もっと掘り下げると、天秤座は7番目のサイン。
乙女座が「個人としての完成体」を求めて、完璧主義に自分を磨き上げた結果、天秤座は「他者の視点を自分の世界に入れる」という大きなチャレンジを行うことになります。
牡羊座~乙女座は「自分軸」のサインです。
そして、天秤座~魚座は「他人軸」のサインです。
この他者とのかかわりによって魂を磨いていこうとするムーブメントのトップバッターを切るのが、天秤座なわけですね。
ザ・天秤座なガーシーさんが、ここまでの広い人脈を築き上げたのは納得です。天秤座にとって他者との交流は自分を磨いていくために無くてはならない要素。社交は命!
天秤座のライトな社交性は、現在の「コミュニケーション能力命。コミュ or die」な世の中には、非常に大きな武器になりえます。
ガーシーさんは悪いこともたくさんやってきました。が、それでもこれだけの底力があるわけです。それはコミュニケーション能力の高さゆえになしえること。
そういう視点から見ると、実にガーシーは「天秤座の化身」ではあるのです。ただ、天秤座はあくまでも「他人軸」のはじめのサイン。他者と関わることで自分を磨いていくプロセスのスタートランナーであります。
「自分軸」のスタートランナーであった牡羊座が「この地球世界に関してビギナー過ぎ」で非効率にガツガツ壁にブチ当たりながら前に進むしかなかったように、天秤座も他者との交流がはじめから上手くいくわけではありません。
事実、天秤座のサビアンシンボルの並びを見ていると、けっこうハードです。
他者と関わるということは心温まることばかりではなく、時に悪意を向けられることだってあります。
ガーシーも、仲良くしていた人から手のひらを返されて、今回の暴露に至りました。もちろん、自業自得なところも多分にあるわけですが、このプロセスも「天秤座というサインを学ぶための過程だ」と言われたら、正しい道だなと思ってしまうのですね。
天秤ははじめからバランスが取れているわけではなく、左右の重さを調整して調整して、ようやく「ここかな」という調和の地点を見つけ出すことができます。
そう考えると、「エレガント」とは天秤座の完成形に近い資質なのかもしれません。自分の内で天秤座的資質を磨いてきた人が「結果的にエレガントに見える」のかと。そう思いました。
なら、ガーシーさんも、これから天秤座資質をより高めていけば、品格ある人に成長していくのかも?しれません。
風のシンボルはALLダブスタ!?二元性の世界に降りるもの
風のエレメントには、天秤座の他に双子座・水瓶座があります。



風のサインのシンボルを並べてみると、全てのサインにおいて「二元性」が上手く表現されていますね。
- 双子座:ストレートに「二人」
- 天秤座:二つの皿
- 水瓶座:ギザギザのシンボルが二重
例えば、これが地のサインだと、「二つ」という感じを受けません。



一つにまとまっているでしょう。分離している感じがない。
地のエレメントってしっかり固まっている安定性ゆえに、余計に分離を感じさせないですよね。
西洋占星術の4大エレメント、火・風・土・水って、以下の順で「重く(地上的に)」なります。
天 ↑ ↓ 地 | 火 風 水 地 |
火と風が天界寄りの性質で、地と水が地上寄りの性質です。
火と風は男性性、地と水は女性性。
東洋思想で天=陽=男性・地=陰=女性とした分類とピッタリ重なります。
言ってみれば、火と風は陽のエレメントで、地と水は陰のエレメントなんですね(そして中心にエーテルという第5のエレメントが隠されています)。
この風の二元性は、純粋に天の性質(精神性)の強い火から、より地上に近づくために分離したのではないか。そう私は思うのです。分離すると、波動が低くなって密度が高くなって重さが出ますから、より地上的になります。
天秤座も自分軸に他者の目線を入れることで自分の意識を分離させます。「自分の気持ち」と「相手の気持ち」両方を考える世界に突入するわけで、もはや狭い世界で自分だけの考えで動くわけにはいきません。
天秤座は二元性を持っており、「上品」と「下品」どちらも両極のベクトル、それを統合(調和)させていくのが課題なのかもしれませんね。