東京都 だんごさんから経営記事のリクエストを頂きました!
こちらは【経営者限定!】こんなビジネススピリチュアル記事が読みたい リクエスト受付から頂いたリクエストです。
こちらの企画、受付はもう終了しております。たくさんのリクエストありがとうございました!
Nozomiさんはじめまして。東京で鍼灸治療院を経営しているだんごといいます。五行陰陽論の記事からリンデンバームさんを知りました。
今回はNozomiさんに叱られると思います。自分も未熟さにはずかしいと思っています。
実は長年共同経営をしていた相方にお金を持ち逃げされました。老朽化した治療院のリフォーム費用として貯めていた現金を持っていかれました。二十年も一緒にやってた相手に裏切られました。つらいです。もう人を信じられないかもしれません。夫は優しくしてくれますし裏切らないとは思いますがもし夫にも裏切られたらどうしようと想像してしまうと目の前がまっくらになります。
いまだに彼女が私を裏切ったということが信じられません。現実を受けいれろとお叱りをいただくならその通りです。でも若い頃からずっと一緒にやってきた相手です。なぜあんなことをしたのか、本当にやったのか。信じられません。信じたくありません。そんな人ではなかったはずです。
私は子丑天中殺なので今は天中殺です。あと少しでようやく終わるのでほっとしています。でも天中殺だからって天はこんなこと起こさなくてもいいと思います。
現実的には彼女の穴を埋めるために今いる人を育てつつ新しい人も補充しなくてはいけません。そうして過去をふりかえらず前に進まなければと頭ではわかっています。でも動けません。こんな情けない私に喝を入れてください。厳しくて結構です。お願いします。
うーん、一つ何の慰めにもならないけれどもどうしても言いたいことがあるので言っていいですか。
非常によくある話ですね。
鍼灸とか整体とかあんまとか治療院をされている方って、同業の横のつながりが薄いイメージがあります。異業種の経営者との交流も薄いイメージがあります。
ですから、信頼していた人間にお金を持ち逃げされただなんて自分だけに起こっている不幸であって、自分がものすごく至らない人間なのだと勘違いしてしまう危険性があるのではないかと思いました。
だんごさん。
経営者界隈ではその話、メッチャあるあるです。
フッツーに多くの人がやられてます。いやあ、この世はひどいですね!ワッハッハ!(笑い事じゃねえ)
もちろん、そんな話をたいして親交も無い相手にぺらぺらとしゃべるものではありません。みんなツンとすまして「ウチは順調です」って顔してます。何もなかったかのようにふるまいます。
しかし、多少仲が良くなって打ち明け話をしてくれるようになったら、まあ出てくる出てくるその手の話が。おとぎ話の金銀財宝ザックザクレベルで出てきます。経営者をやると従業員持ち逃げイベントが必ず発生しなきゃならないのか!と錯覚してしまうレベルで起こっています。
だんごさんに経営者のネットワークがあれば、「自分もそうだったよ!」って体験談を聞かせてくれる先輩が周りに何人も現れることでしょう。でも、多分そうじゃないんだろうなと思うので代わりに私が言いますね。「そういうことを乗り越えて今がある経営者はたくさんいるし、そういう痛みを知っている経営者こそが人としても素敵に成長していますよ!」と。
子丑天中殺、2020~2021年は天中殺でしたね。
あと少しで終わりますね。
お疲れ様でした。
子丑天中殺だからこそ、だんごさんには救いがあるなあって思うんです。子丑天中殺の人って、「下を育てる」のが上手いというかそれが使命だから。
言い方きついかもしれないけど、逆に対等な相方だと子丑天中殺は上手くいかないですよ。「下」を育てるのが人生ですべきことです。人と対等な関係を築くことが使命じゃないんです。上から目線でいてこそ、使命を果たせます。ウエメセ大事~!
だから、相方さん(=対等な人)は、どうしようもない力であなたの目の前から消えなければならなかったのかも、しれません。
今回のことは残念ですし、お金が回収できるならば回収したほうがいいと思います。でも、「必要なことが起こった」ように私の目からは見えます。
あの~、文章内には書いてなかったんですけれども、だんごさんはもしかして調舒星持ちですか? ちなみに私はそうです。なんか文章の中に調舒星みを感じるというか、繊細さや神経質さを感じるのです。けなしてませんよ、これから書きますが、それは強みですよ。

調舒星って「傷つける」って意味があります。だから調舒星に外科医をやらせると素晴らしいとも言われます。美容師でも調舒星持ちはセンスいいです。ハサミで髪を切り捨てる、つまり傷つけているとも見れるでしょう。傷つける動作は調舒星の優れた資質です。実は私の担当美容師さんも東の調舒星な人。センスいいです。
鍼灸も針(金属)で身体を刺して傷つけますよね。なんていうと「傷ってほどじゃありません」と言われたいかもしれませんが、針で身体を刺すということをシンボリックにとらえてほしいのです。刃物で傷をつけることによって流れを整えるのは外科医や美容師にも通じます。
もしだんごさんが調舒星をもっている人なら、鍼灸師として優れた才覚がある(だからこそ20年も経営していけるのでしょう!)と言えますし、なにより今回の一件が魂の栄養になるとも言えます。
なぜなら、調舒星は裏切られると次元が上がるからです!
高尾義政先生は「算命学Ⅲ」でこのように述べています。
最初ある人を好きになった。しかし裏切られた。だから恨みます。
また別の人がやってきて、その人のために何かをやってあげた。ところがまた裏切られた。これがくり返され、だんだん小さくなってくる。
このようにしてこの調舒星の振幅の度合いが小さくなったときに、調舒星の次元が高く成長するのです。調舒星という星が光るためには、おおいに「人に裏切られなさい」ということになります。
裏切られて人を恨む。この経験が積み重なるとだんだん次元が上がってくるのです。(p244)相手の逃げ道をふさいではならないというのは、調舒星に対する教訓になっています。
算命学Ⅲ
なぜなら好きだとなっても、その反発ですごく恨む。そのため相手の逃げ道までふさいでやっつけるというように徹底的にやると、逆に相手にやられてしまうおそれもあるのです。(p249〜250)
今は信じられないでしょう。そして落ち着いてきたら恨みも出てくるでしょう。
その時に、恨めばいいのです。裏切られたと傷つけばよいのです。
そうすることで、調舒星の次元は上がっていきます。
私も若い頃婚約破棄をされたことがありました。あと、一番信頼していた友達に裏切られたこともあります。
辛かったです。
その経験があったからこそ余計な執着、エゴを手放すことができたと思っています。
でも、だんごさんはそんなきれいなことを今語らなくていいんですよ。まずは恨みましょう。私だって恨みました。蓮の花は汚い泥を通り抜けて美しい花を咲かせます。泥を通り抜けるからこそ、美しく咲けるのです。
今だんごさんは泥を潜り抜けています。そんな時にきれいぶらないでください。泣いて悲しんで怒ってください。それでこそ、経営者として一皮むけられるのです。