他者へ真面目かつ誠実に接していても、なぜか上手く行かない?その理由は――

人生:スピリチュアルブログ
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もう金輪際縁を切るという修羅場で、母はこういいました。

私はあなたを産んだとき
この子のためになら死ねるって思ったのよ!!

この言葉に、娘の私はこう返しました。

Nozomi
Nozomi

なら今すぐ死んで。
私のために死ねるってなら死んでよ。
首つってよ、早く。
そもそもなんで生きてんの? 自分が生きてていいと思ってんの?

し、辛辣ですね〜。
一生懸命子育てしても、子どもからこんな仕打ちを受けるなんて。ああ、なんて人生とは理不尽なのでしょう。

専業主婦の母は、一生懸命子どもに尽くしました。典型的「尽くす女」でした。
ひどい話ですが、私は母が家事をやるのが当たり前だと思っていました。母が奴隷のように下働きをするのが当たり前だと思っていました。

現在の私は、結構家事をやる方だと思います。しかし、実家にいた時はほぼほぼやりませんでした。料理も大好きなんですけど、全然やりませんでした。
なぜなら「私がやらなくてもお母さんがやるから」。

ひどい話だと思いますか?
でも、こういうことって意外と多くあるんじゃないでしょうか。
誠実に相手のために動けば動くほど、相手が怠け者になって「やって当たり前」と返されてしまう。

家庭だけではなく、職場でもそういうことってあるでしょう?
自分が誠実に対処すればするほど「面倒くさいことはあの人がやってくれるからいいや」で、みんな自分に雑用を押しつけてくるようになる。そういうのって、ありませんか。

母もそうですけど、そういう人って一生懸命人に尽くすんですよね。
一生懸命人のためにやるんです。
責任感をもって誠実に。

そうやって誠実にやればやるほど、粗末なボロ雑巾として扱われ、尊重されなくなる。自分の発言は軽く流されて、本気で聞いてもらえない。
これって、安易に相手に優しくして尽くして「相手の気持ちを読んで先回りして、快適になるように取り計らう」からではないでしょうか。

こんなことを思ったのは、25年前のベストセラー「ルールズ」を読んだからです。

「なんでそんな本を読んでるんですか」って話ですよね。
それは、岡田斗司夫さんが「僕が唯一女性の書いたモテ本で正しいなと思ったのがルールズ」「僕これ、かなり引っかかるな」っておっしゃっていたからです。

いや、岡田斗司夫が引っかかるって!
いや、それ、すごいでしょう!!
ルールズ読んだら岡田斗司夫の心がつかめるんですよ!?

えええー!!!
それは読まなきゃ!!!
と早速25年前の本を読んでみたわけです。

岡田斗司夫さんは、超絶モテ男です。彼女8人います。上の動画内でもいってますけど、彼女にして愛人にしてという女は引きも切らないです。

わかる!
私も岡田斗司夫が側にいたら間違いなく惚れます。断言します。

「※ただしイケメンに限る」なんていってる人は「こんなデブでブサイクでサイコパスな還暦過ぎたおっさんが女にモテるはずがない」と思うことでしょう。しかし、岡田斗司夫は「女は若いほうが良い」とか「女は美人が良い」とか言わないんです。「俺に抱かれてくれる女がいい女」なんです。

彼は「女の8割はクズ」と言っています。
「ベッキー好きだったのに腐ってるなんてショック」というリスナーに「腐ってると好きは両立するでしょう」と言い放ちます。つまり、女の8割はクズなわけですけど、そんなクズさも含めて女という生き物が好きなわけです。

加えて、岡田さんは女の話を全肯定して「うん、うん、そっかそっか」とただひたすら良いも悪いも言わずに聴くんだそうです。話を遮って解決策をアドバイスするようなことをしない男なんですよ!!! これだけで、惚れざるを得ないでしょう!!!

そう、岡田さんは講演でも「悩み相談されたときに解決策を示さなければと思うのは間違い」ということを明言されています。悩みや愚痴を打ち明けたときに、ただひたすら話を聞いてくれた挙げ句解決策を示さない男ですよ!!!?

アドバイスをしてこない男なんて、惚れるに決まっとるやろ!!
大好き!!!

【画像元】算命学宗家 高尾義政氏と算命学の成り立ちについて | 算命学カウンセラー協会

あの、私が、算命学を深く学ぶようになったのは、理由があります。高尾義政先生(上画像)のお人柄が素晴らしく徳にあふれていて尊敬できるから、それが理由の一つなんです。

高尾義政先生がおっしゃるのがね、「占いに来た人をいきなり占うな」っていうんです。
「命式をいきなり出す(占いをはじめる)のはいけません。まずは干支なんか見ないで、その人の話を一生懸命聞きなさい」っておっしゃるんです。

なぜなら、話をふんふんと聞けば、悩みの半分は解決してしまうから。つまり、その人の内側にすでに答えがある場合は、話を聞いていけば心が整理されて勝手に「こうすればよかったんだ!」ってその人自身の力で気づいて解決できるわけです。

その人の内なる解決能力をまず使いなさい、と。そのために必要なのは「占いではなく話をきくこと」とおっしゃるわけです。話を聞いても解決しなかった問題だけを占いで観ればよいのだ、と。

すばらしいですね〜!!!
これも岡田斗司夫と同じ「ただひたすら話をきく、余計なアドバイスはしない」方式ですよ!
こんな聞き上手な男の人、もうめちゃめちゃステキすぎて需要ありすぎて大好きです!!!(語彙力)

そんな魅力あふれる岡田斗司夫をとりこにできるってんなら、ルールズだろうがガールズだろうがゲームズだろうが私は読むわよ!!!
と、ルールズを手にとったんですね。前フリ長くてごめんなさいね。

そしたら、こんなこと書いてあるんですよ。

・デートの待ち合わせ場所を、お互いの中間地点にしないこと。デート代は割り勘にしないこと
・あまり急いで打ち解けないこと
・こちらから電話をかけないこと。メッセージが来ても通話するのはごくたまにだけにする
・男性が変わるだろうと期待してはいけない

THE RULES―理想の男性と結婚するための35の法則 

それどころか、こんなことまで書いてあります。

「ありのままの自分を相手にぶつけて積極的にふるまうように」などと主張するアドバイス本は読まないようにしてください。

自己啓発は素晴らしいことです。
でも、あなたがどれほど立派な女性になっても、理想通りの恋愛が手に入るとは限りません。

THE RULES―理想の男性と結婚するための35の法則  p188

ありのままの自分全否定!!!
全肯定よしよし系スピリチュアル大好きな人が見たら発狂しそうな内容です。

男のまわりをかぎまわって部屋に入り浸り、料理をつくって掃除をして洗濯をするようなことはしてはいけません、とも書いてあります。
相手のために映画やコンサートのチケットを2枚手配してはいけないとも戒めています。

あなたがなにか行動を起こしてみたくなるのは、ごく自然のなりゆきです。

彼の好きな料理を作ろうとするとか、どれほど彼のことを想っているかを延々とつづってメッセージを送るとか、彼の許可を得ずに、彼の古くなった革ジャンを捨てて新しいのをプレゼントしたくなります。

彼は週末になるといつもあなたとデートをするし、花だって二度買ってくれたということで、あなたは彼の妻のようにふるまいはじめ、そうする権利があると思い込みます。
彼がしばらく疎遠になっている父親と関係を改善するために、一役買う気にすらなるかもしれません。

こうなったもう、あなたはどとまるところを知りません!

二人の関係をぶち壊し、プロポーズされる可能性をゼロにしたければ、このような行動をぜひとってください。(中略)しかし、良い関係を望むならば忍耐強く待って、彼に不機嫌な態度をとったりせずに、こちらから行動を起こしてはいけません。

THE RULES―理想の男性と結婚するための35の法則  p192

うーん。
ここまで読むと「これって、恋愛だけの話ではないよなあ」って思うようになったんです。

この「ルールズ」を守らないタイプの人って、すなわち「いつもありのままの自分の気持を誠実に素直に人にぶちまける人」って、男だけじゃなくて全般的に「人から大切にされない人」だよなあ?と。

もっというと、人との距離感がバグってて、「ちょうどよい距離感、緊張感をつかめない人」って、このルールズでいうところの節度を守らない人だよな?と。
これ、恋愛本ってより「まわりの人から大切にされたい人」が読んだら、すごくためになる本なんじゃね?

つきあっている男性を束縛してはいけません。
彼は愛されていると感じる前に、窒息してしまいます。

あなたは行動を起こして、自分を忙しくさせましょう。
彼があなたに会いたいと思うか思わないかがそこでわかります。彼はあなたがいなくても生きていけるのかどうか、早くわかったほうがいいではありませんか。

THE RULES―理想の男性と結婚するための35の法則  p192

これなんて、まさしく子どもにまとわりつく母親、母子癒着した関係にもそのまま適応できる話でしょう。

大きくなった子どもを束縛してはいけません。
子どもは愛されていると感じる前に、窒息してしまいます。
母であるあなたは社会活動を充実して、自分を忙しくさせましょう。
子どもがあなたを必要としているかしていないかがそこでわかります。子どもはすでに母親がいなくても生きていけるのかどうか、早くわかったほうがいいではありませんか。

ね。
過干渉な母親にまとわりつかれて(例:「早く結婚しなさい!」「子どもを産んだらお母さんが育ててあげるからね!!」)疲弊している子どもは、母親がいくら愛情から行動したとしても、その愛情ゆえに窒息してしまうんですよ。

そんな窒息状態で「お母さんはあなたのためなら死ねる!」なんて言われたら、まあ
「じゃあ早く死んで♥」
ってついつい口が滑っちゃいますよぉ〜!

だって、既にもう息が苦しくてたまらないんですもの。
そんな限界状態で「あなたのためになら死ねる!」って言われたら「うわーっありがとーっ!ぜひ死んでー!!!」ってなりますよ。

ようやく息が吸えるようになる!って。
これでもうお母さんの重さから解放される!って。
それくらい、母子癒着って、精神的にきついんですよね……。涙

なんで誠実に相手に尽くせば尽くすほど、相手から疎まれるのか。
真面目に真っ直ぐに相手の気持に答えるほど、相手から軽く扱われてしまうのか。相手のことを許しているのに、特別な存在になれないのか。

この「ルールズ」を読んでロジックがわかった気がします。
人に尽くさない(=適度な距離感を保つ)ほうが、かえって大切にされて愛されるということです。

精神分析学者の岸田秀さんも、母親から尽くされつくされてきた人です。そして、そんな母親を忌み嫌い抜きました。

母はこの例に出てくる「世話した者にそのうち必ず見捨てられて腹を立てる恩人」に似ていた。(中略)残された五人の子どもたちは多かれ少なかれ母の世話になった。しかし、そのうちの誰一人として、母には感謝していない。感謝するどころか、ときに思い出して恨み言を言っている。そして、母は誰よりも最も世話をし、恩を施したはずの私に一番に憎まれ、恨まれている。

フロイドを読む P123

うん。尽くされるって、重い。
尽くされるって、辛い。
尽くされれば尽くされるほど、逃げたくなる。

「ルールズ」は男性心理としてその仕組みを解説していましたが、男女問わず親から愛情を押しつけられ「子育て命!!!」とか「子どものために生きてます!!!」とか「子どものためなら死ねます!!!」とか言われたら、やっぱ、辛いっすよね。うん、重い。

もちろん、親子関係だけではなく夫婦関係でも友達関係でもそうです。
常に相手に対して誠実で真面目である人って、実はちょっと重いです。もしくは、「面倒くさいことはこの人に押し付けよう」要員にカウントされちゃいます。

「いつも相手のことを考えて真面目にやってるのに、なぜか軽く扱われる。自分の言うことは聞いてもらえない」というあなた。
ルールズを読んで、少し人間心理の勉強をしてみては?
肩の力を抜いて自分のペースで生きていいんだってわかりますよ♥

The Rules Japan 恋と結婚の“ルールズ”
エレン ファイン (著), シェリー シュナイダー (著), キャシー 天野 (翻訳)
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