太陽星座・蟹座から、地球星座・山羊座への道

ホロスコープ
写真AC

私は、以前より恋人から「アアーッ!DSC(ディセンダント)山羊座ー!!!」的ふるまいをされてきました。「やっぱり、DSC山羊座で7ハウスのルーラー土星だから、ルール順守からの父性の剣で厳しく律せられる系になるわけですね……」と。

でも、それって実は、DSCもあるのだろうけれども、「地球星座である1オクターブ上の山羊座」を開発するためのプロセスだったのでは?」とも思うようになりました。

地球星座は、ヘリオセントリック・チャートに出てくる星座です。
私は太陽星座が蟹座(6/21~7/22生まれ)なので、地球星座は山羊座になります。

トラウマ抱えた女のメンタルケア?いやぁ無理でーす!

5年前、5歳年下の彼氏に私はこう言われました。

親に関してトラウマあるの?
悪いけど、俺はトラウマって理由で優しくするとか気づかうとか、そういうのは無理だよ

ガーーーン!
言い方!!

もうちょっと、こう、なんていうか……ああ、薬局でオブラート買って!!!
オブラートっていいよね!
オブラート最高!!!

まあ、パートナーは鏡ですから。
こんな私の鏡ですから。
そりゃジャブ打たないでいきなり右ストレートですよね。空振りorホームラン覚悟で外角高めに正々堂々ストレート投げてくるタイプですよね。

わかる!
私もそうです!!
いざ尋常に、真向勝負!!!

も、ホントこれ、山羊座(≓土星)的じゃないですか。
「トラウマがあって辛い?なるほど。では、自分を律したまえ」
アアーッ!正論!!100%その通りです!!!間違ってない!!!

でもさァ、うじうじした格好悪い言い訳するけど、言わせてください。
私には、夢があったんです。
アイ ハブ ア ドリィーム!

10年ほど前、私はインナーチャイルドワークをするための自助グループをやっておりました。同じ親子関係にトラウマを持つ仲間で集まって、否定無し傾聴での吐き出しをしたり、親のトラウマを癒すための本を貸しあったりしてたんです。

そこで、私はアダルトチルドレン関係の本をたくさん読みました。自分でも買いましたし、図書館にある本をかりて、30冊はくだらない量のセルフヘルプ本を読みあさりました。

本はすごく役に立ちましたし、回復の道を示してくれました。
90年代~00年代にかけてのアダルトチルドレン系の本って、よく見られる「一つの型」があったんですよ。回復のモデルケースというか。

親に虐待されて生きづらさに悩んでいた私。
でも、自助グループに通うことで回復しました!
今は理解のあるパートナーと、自分の親とは全く違う優しい義理の父母に恵まれて幸せです♥♥♥

↑これ。
これよ。
私もすっかり、この形を、夢見てたのよ!!!

バカだなと笑ってください。
回復ってそういうことちゃうねんと笑ってください。
でも、90~00年代のセルフヘルプの本は「自分を大切にしない人との関係から脱却して、穏やかなパートナーに恵まれてハッピーエンド」型が、結構あったんですよ!

20年代の今はもちろん、もっと多様性のある形での回復の形が示されております。けれども、やっぱ90年代だと「理解あるパートナーに恵まれてハッピーエンド」型だったんですよー!

But I’m a 90’s bitch, I love it!!!

実はちゃんと聴くと毒親ソング解釈もできる歌

私は愚かにも「なるほど、そこに行けば私も幸せになれるのか」って刷り込まれちゃったんですね。鵜呑みにしちゃったんです。

それが、無残にも、「トラウマケアとか、俺には無理」ですよ。
アアッ、現実、厳しい!!
夢は儚く散るもの!!!!

ライフ ハズ キルド ザ ドリィィ~ム……アイドリィーム……

しかもね、しかもね、「縁のある人は、その関係から学ぶべきことがあるからこそ縁がある」という典型で、彼は私の父親と笑い方が似ていたんです。彼が笑うたびに、父にまつわる過去が刺激され、あまりにもリアルに思い出されてしまいます。心の深いところがぐっさりえぐられます。

でも、その気持ちを彼は受け止めてはくれない。
愚痴を聞いてはくれない。
私の辛さは、彼には共感できない。

もーーーーどないっせえちゅうねん!!!
と、もんどりうっておりました。

彼が笑うたび、モヤモヤするのです。
しかし、当たり前ですが彼に否はありません。

「いやなら一緒に居なきゃいいじゃん」ってその通りなんですけど、本当に縁とは不思議なもので、なんかビターンってくっついちゃうわけですよ!そういう時って!!

なんなの?干合!?
干合のせいなわけ!?
私、日干(自分)と時干(年下)が丙辛干合だし!

だって彼と出会った時、私、すっぴん+ひっつめ髪からのシャツ+ジーンズっていう「ご近所(準部屋着)モード」で、もう女らしさの欠片も無くダラッと酒飲んでただけだったんですよ。

私、週末に仕事はいることが多いので週末はほとんど飲みに行かないんですけど、そのときはたまったま金曜日に飲みに行ったんですよ。そしたら、彼が私の行きつけにふらっと入ってきたという流れで。

普通そんなこと起こらないでしょう。女捨ててる系干物オバサンが飲み屋で酒飲んでても、ナンパ一つされないっすよ。なのに、彼とはなぜか意気投合してしまったわけですよ。そう、なぜか・・・

それが、これです。
やっぱ、必要な縁だったわけです。

もちろん彼にはいいところもたくさんあって、すごく尊敬できる素敵なところもありました。世間知らず苦労知らずのお嬢様育ちな私とは違って、高卒でいったん就職してお金をためて、それから自分で学費払って大学を出た苦労人。それゆえか、5歳年下なのに私よりもしっかりしていました。いや、そもそも私がしっかりしなさすぎって言われたらぐうの音も出ないのですが……。

そうやって、自分で自分の道を切り拓いてきた人だからこそ、「トラウマがあるなら自分でなんとかしな。俺に頼ってもダメだよ」と突き放しもできたのでしょう。「俺だって自分で道を切り拓いてきたんだから、あなたも自分でやりなよ」と。

うーん。
本当に、土星。
本当に、山羊座的父性。

父性は切断です。「みんな一緒に癒されましょう」と情緒で包みこもうとする蟹座(月)に対して、「それでは依存してしまうだろう。一定の規律が必要だ」と理性で切断するのが山羊座(土星)です。

「みんなで苦しみを共有しようよ。慰め合おうよ。だって仲間でしょ」とエモーショナルな太陽蟹座的性質からすると、彼は冷たく見えるわけです。「どうして?わかってくれたっていいじゃない!」って甘えを許してほしくなるわけです。

包み込むような太陽蟹座的性質は、自助グループではうまく機能したように思います。しかし、自助グループを卒業して、私は次のステップに入ったわけです。
そう、太陽星座・蟹座から、地球星座・山羊座という、180度の1オクターブ上のミッションへと。

蟹座は、器に入れられた水のため、特定の人々との関係のなかで、活発な感情の交流を必要とします。(中略)

器を作るのは土のサインです。ということは、蟹座は地球サイン山羊座を手に入れることで、自分の器や活動の範囲を決めることができるということになります。単独に太陽サイン蟹座だけが発達した人は、共感し、愛着を抱き、同化する集団や仲間の範囲を決めることができませんでした。

また水の安定性は土が決め手です。(中略)水を入れる器としての家。これは蟹座の支配星である月と山羊座の支配星である土星のセットを表します。(中略)

したがって、太陽サイン蟹座の人が地球サイン山羊座を手に入れることで、大きな安定感を受け入れることができます。(中略)

地球サイン山羊座が手に入るならば、太陽サイン蟹座の人は、自分の生き方に確実性が存在すると感じるようになってきます。(中略)固い安定性が手に入ることで、自分自身の心理的な働きがよりリラックスした形で、発揮できるようになるのです。

ヘリオセントリック占星術 p74~75

蟹座って不安定なんです。「活動宮で水のエレメント」ということで、感情がジャッバジャッバ波立ちまくり。感情的に不安定な私が安定的に生活できる理由にも書きましたが、私が素で感情を全開示したら超絶カオスです。感情の荒波にのまれかねません。怖~い!

そして、その不安定さというのは「依存できる他者」、つまり甘えさせてくれる人がいると余計に不安定になります。下手すると、相手に自分のシャドウを投影して「お前が悪いんだ!」とか言い出します。

だから、実は、すごく正しかったんです。
彼が「俺はあなたのトラウマケアはできないよ」と切り捨ててくれたことが。

それによって、私は自分の感情は自分でケア&マネジメントせざるを得なくなりました。加えて、彼が笑うたびにゴリゴリトラウマをえぐられまくるので「あっ、ここ傷ついてた」「こんなこともあった、そういえばこれでも傷ついてた!」「忘れてたー!私、これが嫌だったんだー!」って傷つきポイントが明確にあぶりだされたんです。

どこを癒せばいいのかわかっていれば、癒しのアプローチを見つけるのは容易です。浮かびあがってくるまでが大変なので。
彼と一緒にいることで、彼が笑うことで、私は否が応でも父とのトラウマに向き合わざるを得ない状況に追い込まれたのです。ありがたいことに。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ~!

これが「辛いことがあったら俺が受けとめるから、何でも話してね」系の優しい男性だったら、こうはいきませんでした。そんなん言われたら、共依存まっしぐらのドロッドロ闇コース直行です。

そうです、メンヘラ製造機な男性って凪のお暇のゴンさんみたいに、大概メチャクチャ優しいわけで……。
優しい男は心の病んだ女を作りだす。恐ろしい。

ああ、本当に彼には感謝しかありません。
「トラウマケアとか無理」ってはっきり言ってくれて、ありがとう!!!

そして、私は突き放すことで自分の足で立たせてくれる厳しさ――父性的(山羊座的、土星的)な切断の価値を身をもって学んでいったのです。

いつも優しくして包み込むのでは、人はダメになってしまう。時には、「俺に頼ってないで、自分でやりなよ」と突き放されることで、一番大切なことに気づけるのだと。

まさに「タフラブ」という愛ですね。

タフラブは、相手にわかってもらおうとすることのない愛
また、わかってあげようとはしない愛である。
タフラブという快刀

蟹座的であると、不安定になります。いつも他者と密着してないと、人生は不安だらけになってしまいます。器(父性・土)を意識しないと、「器に入った水」という安定感がないのです。

でも、太陽星座・蟹座が地球星座・山羊座に目覚めていくと、人生は安心感に満たされます。それどころか、自分の人生は自分の思う通りに行く、コントロールの効くものなのだということすら体感できるようになっていきます。

太陽は、あなたに地球上で山羊座の活動をするような目的を与えていました。それを思い出すべきでしょう。

家を作るように会社を作るというのもよいでしょう。
離婚したが仕事をよくする自営業の女性が、「自分には身分を証明するようなものがない。年も取っている。自分を社会のなかではっきりと打ち出さないと、マンションさえ借りることができない」といって、会社を作ろうとしました。

これは、太陽サイン蟹座が地球サイン山羊座にシフトしようとするように見えます。

ヘリオセントリック占星術 p76~77

そうなんです。
蟹座の情緒の中に浸っているのは心地よいのですが、山羊座的理性で社会的な自分を打ち建てていかないと、年齢を重ねるほどにきつくなってきます。

これは、今まさに私が必要としていることというか、学ばねばならぬことだと痛感していることです。「支配(コントロール)というもの」への嫌悪感が、私はあまりにも強すぎます。

善政をなす君子は、民をきちんと支配します。君子が徳を用いて民に指示を出し、法(ルール)をもって支配することで、穏やかな安寧の世がもたらされます。何もかも自由が良いというわけではありません。

しかし、蟹座的情緒に慣れすぎている私は、「みんな、あるがままに、その人が思うようにするのがよい」と、どうしても考えてしまいます。じゃあ、サイコキラーが「自分は殺人が楽しいので、自由に殺させてもらいます」なんていうのまで許してしまうことになる。

それは違うでしょう。
許されるものと、許されないものの境界を引かねばならない。至極山羊座的に。
そうすることで、人生はより安定し、意義あるものになっていくのだから。

最後に、ちょっとまあ、面白いというか縁の妙味というか「人との出会いと別れは、人生でこなすべき課題をサポートするためにもたらされるのだ」ということを少し。

太陽サイン蟹座は、太陽サイン山羊座に依存したりすることもありますが、地球サイン山羊座があると、自分のほうに実力があるので、太陽サイン山羊座を不要とします。

ヘリオセントリック占星術 p75~76

松村先生がこう書かれているように、はじめ太陽星座・蟹的な「感情を共有したがり、いつもベッタリ甘えたがり」の私は、確かに太陽星座・山羊座的なしっかりした人に依存したい欲求がありました。

つまり、私のトラウマを受けとめてもらって、よしよしされたかったんですね。蟹座的に。でも、相手は山羊座的に私を突き放した、父性の力で切断を行ったわけです。

そうすると、私は自分の力でやらねばならない。
自分を律して(つまり、自分の中にも山羊座的な統御の力がることに気づいて)、自分で自分の面倒くさい感情をケアしていかねばならない。しかも、理性的に。

多分、そうすることで、私は自分の中に「地球星座・山羊座」1オクターブ上の山羊座が息づいていることに、気づいたのかもしれません。

彼との関係が終わったということは、その課題をコンプリートして、かつもう共に学ぶミッションがなくなったということなのでしょう。そう、「地球サイン山羊座があると(中略)、太陽サイン山羊座を不要とします」この現象そのままです。

必要なことを学ばせてくださったご縁に、感謝です。

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