私たちは目的をもってこの世界に降りてきます。
それぞれ、人生で演じるべき演目、役目を負って生まれてきます。
ホロスコープや命式は、私たちがこの人生で何を為すべきかの青写真を描いています。
そこに記されたミッションをこなすことができたら、魂の使命は果たされるのです。
この記事ではその一部分、算命学で「稼ぐには(社会的に活動するには)東の星の燃焼が大事」ということをお伝えします。
社会的な活動を示す、東の星
まず、あなたの東の星はなんでしょう?
算命学の命式を出したことのない人は、まず出してみてください。生年月日を記入すれば無料で出せるサイトがあります。
「陽占」と書かれたところをみると、上の画像みたいなマス目に漢字がずらずら書いてあると思います。これが、星です。
そして、今回注目する東の星は、ここ。

右側真ん中の、黄色いところが「東の星」です。
ここの星を生かすことで、あなたがすべき形の社会的活動がなされます。
つまり、「もっと稼ぎたい」という方は、この東の星を使うことを意識すればいいんです!
東の星を燃焼させることができれば、稼ぐことができます。
ザックリいうならこんな感じ。
- 貫索:自分軸をぶらさない
- 石門:仲間とワイワイ
- 鳳閣:のんびりまったり
- 調舒:美的感覚を磨く
- 禄存:ギブアンドギブアンドギブ
- 司禄:地味でもコツコツ堅実に
- 車騎:ライバル・バトルが命
- 牽牛:チームプレイこそが命
- 龍高:己の目で確かめよ
- 玉堂:品よく伝統的に
ちなみに上の画像の命式、私と律音、丙午生まれの懲役太郎さんの命式です。笑
いやぁ~懲役太郎さん、これは女にモテますね。
木村拓哉みたいな命式してますね。
これはモテる男の命式です、コンチクショー!
懲役太郎さん、東が司禄星なんです。とってもお優しい。
でも仲良くなってくると龍高星でアバンギャルドになってきて、プライベートで付き合うようになると車騎星でオラオラです。太郎さんに優しくしてもらいたい人はYoutube見てるだけにとどめておいた方が良さそうですね。笑
太郎さんの司禄星的なところって、動画の至るところで見られます。面倒見よくて優しいところなんか、司禄星の発揮ですよね。ビジュアルも言っちゃなんですけれど、他のVtuberと比べると地味です。もちろんインパクトはありますけれど、華やかな絵柄ではないでしょう。
理想としては禄存星なので、もっとスケールでかく回したいという気持ちもおありでしょうけれども、でも実現するプロジェクトはそこそこに落ち着くというのも司禄星的です。当初のヴィジョンよりは小さくなっちゃうけど、堅実に息長くやり続けられるわけですね。
東の司禄星は、地味でもコツコツやっていけば花開くんです。
懲役太郎チャンネルだって、2018年から3年間コツコツやってチャンネル登録者数 37万人(2021年9月現在)になったわけです。華やかにパッとは開かないけど、ジワジワやっていけばジワジワ開くんです。
太郎さんの司禄星みを強く感じるのが、金子みすゞさんについて語った動画。
元ヤクザのだみ声のおじさんが、繊細な詩人・金子みすゞをなんと柔らかく語ることか!しびれますね~。龍高-司禄の相剋関係が、このギャップを生み出しているともいえますね。エモいわ。
太郎さんのYoutubeチャンネルがここまで伸びたのも、コワモテなのにどこかに情を感じさせる司禄星的なところがあったからかもしれません。あと、信頼感。司禄星って信頼感のある星ですからね。
真面目にコツコツ積み重ねることで、信頼を勝ち得ていく。東に司禄星がある人が、そういうことをやると結果的にお金になるわけです。
太郎さんは猫太郎チャンネルでシバターさんが外車なら自分は国産車が買えるくらいの税金を納めてるって言ってました。東の星が財の星(禄存・司禄)の人は、それくらいお金が入ってくるポテンシャルがあるんですね。

私自身の東の星は鳳閣星です。
鳳閣星のある人は「一生食うに困らない」といわれます。四柱推命でいうところの食神です。
こういうと大金持ちになる!ってイメージかもしれません。でも違うんです。
鳳閣星は中庸の星。明るくて優しいんだけど、状況にのめりこまず突き放していて、本質的にはクールです。
だから、金があるなら金があるなりの生活をし、金がないなら金がないなりの生活をします。「とりあえず現状の範囲内でなんとかできる」性質ゆえに、食うに困らないわけです。大金持ちだったのが没落して貧乏になっても「まあいいか」と淡々と受け入れて生きていくタイプなわけですね。あんま欲がない。
私の鳳閣星のイメージは、恵比寿さんです。
のんびりゆったり、焦らずゆっくり。
鳳閣星の周りには情的ではないけれどもおだやかな空気が流れます。(そして鳳閣星の裏側、陰の星である調舒星は情的であるけれども緊張した空気が流れます。笑)
私が一生懸命セカセカ働こうとすると、上の人(私のガイド)は「やめなさい」とストップをかけます。「あなたはやる気ないほうが上手くいくんだから、やる気を出すんじゃない」と。笑
あああ。
私、働きたいんですけど。
でも、そういうのは星的には違うわけですね。
だから「週に2~3日だけ働いて、あとはプッラプラして過ごす」。こんな状態に落ち着くわけです。実に鳳閣星的です。
しかし、そんなにプラプラしてあまり働いていないというのに、食うには困りません。
なぜなら、東の星を燃焼させるとお金が入ってくるからです。東が鳳閣星の場合、のんべんだらりとして焦らずオットリ構えていると「とりあえずは食える程度」のお金がやってくるわけですねぇ~。
(加えて私の場合は中心+西がW調舒星。調舒星は単価が高くて相手に深く狭く入りこむような富裕層相手のビジネスに向いておるわけです。逆にマスマーケットを狙った薄利多売なビジネスは無理無理で~す)

さて、メルマガ限定メニューでは算命学の命式を見ながらお話させていただくこともございます。以下の命式は、おしゃべりさせていただいたある方のものです。(命式の掲載許可をくださりありがとうございます~)
東の星が車騎星です。バリバリ戦ってオラつくと輝けるタイプですね!「ぜってぇ誰にも負けねえ!自分が一番っ!!」が開運のキーになります。
しかも、南と東が車騎で同じ星。これは「好きを仕事にできる」という配置でもあります。

「東と南の星がが同じだと好きなことを仕事にできる」というのは「好きを大事に」できない理由を算命学的に考えてみたにも書いた通りです。
なのに、この方は生きがいを見出せない状態、人生におけるライフワークと出会えない状態にありました。
命式的には、むしろ「好きなことで上手くいく人」なのに!!
なんでだろう?
ご本人を見て、すごく納得しました。
メチャクチャ鳳閣星な人だったからです。
ゆったりおっとり、ぼわーんとソフトな雰囲気。
ライフワークが見つからないといっても、(内面的には色々あったとしても)切羽詰まった表情はせずニコニコ。
ザ・鳳閣星!
車騎の面影、ゼロ!!!
中心(と西)は稼働してても、南と東がスポーンと輝けてない状態だったんです。
火性の鳳閣星が強力に前に出ると、金性の車騎星は剋されてしまいます。

ふつう、金が二つもあったら火があっても負けない(しかも水性の星2つに剋されてる鳳閣ですから余計に)んですけど、メチャ負けてました。
水性の星にエネルギーが漏れてしまっているということを考えると、確かにこの車騎二つもエネルギッシュというわけにはいかないのかもしれません。
そして東の車騎には天堂星が、南の車騎には天印星が従星でついていますけれども、どっちも「オラー!!どけどけどけーっ!!俺様が一番じゃーっ!!」って車騎の勢いを応援してくれる形ではありません……。
天印星は鳳閣のサポートもしてますけど、鳳閣-天印ってメッチャはまるんですよね。ほわ~んで愛され!まさにこの方の現在の状態でした!
そうなんですよ。鳳閣星が上手く燃焼してると人徳の星ですから、むしろ人間社会では好かれて愛されて万々歳なんですよね。ギスギスしにくい(というかむしろギスっててすらそれを和らげちゃう)関係を自然と周りと築いていきますから、ピースフルに生きていくことができます。
でも!
でもですよ!!
燃焼してない星があると、人は満たされないのですよーっ!!!
車騎星ディスるわけじゃないですけど、今の時代の潮流を見るに、車騎星ってすっごい使いにくい星だと思うんです。
だって、今の時代ってホッコリ至上主義でしょ。血気盛んに争う姿勢とか、人に負けまいとする気迫とか、努力と根性とか、そういうの嫌うでしょ? 負けず嫌い発揮したら「え?それマウント……?」って嫌な顔されちゃうじゃないですかー。
だから、この方は車騎星が全然表に出てない分、社会的には好かれて問題なくやり過ごせて、平和に毎日過ごせていたわけですよ。
だけど!
だけどだけど!!
それじゃあ満たされないんだよーっ!!!
って話です。
燃えてない星があったら、なんかどっか片手落ちっていうか、「人生これでいいのかな……?」って虚しさがひたひたと心の底にあるのを感じてしまうのですよ。
西洋占星術でいうなら「使いこなせずに他者や環境に投影している星がある状態」ですね。
お話を聞いてみたら、「負けず嫌いなところはある」とのこと。
でも、そんなニコニコして負けず嫌いとか言っても、説得力ないからーっ!!鳳閣ダメ!鳳閣一旦やめて、車騎でバッチバチゴリゴリで行こうぜーっ!!
というわけで、「東京リベンジャーズを読んでヤンキー魂を学んでください!!」とオススメしておきました。
バトルバトルバトル!
車騎はバトってナンボ!!
ケンカ上等行くぜコラー!!!
攻撃性こそが自分の魂を輝かせる。
車騎星のある人は、この今の時代的にはなかなか難しい性質を意識する必要があります。戦ってこそ、輝く人生だってあるのです!ギラつこうぜ!
この方のライフワークは、車騎星的性質にこそあるわけです。ライバルがいて厳しい環境で激しく競争してこそ輝けるわけですね。バッチバチにバトれるようになったら、お金も入ってくることでしょう。
車騎星を上手く燃焼させられないと、逆に「いじめられっ子」にもなりやすくなります。真逆のことに見えるかもしれませんが、実は単なるコインの表と裏にすぎません。それもまた「攻撃性のミッション」の陰転した一つの形なのです。
そして、ここでもう一つ落とし穴があります。
同じ星がふたつあるのに、意識が分裂していると、どちらかでしか使われなくなる恐れがあることです。
南と東の星が同じで、まさに「好きなことで食べてる」友人がいます。
その友人は、「なんかわかんないけど、そういうふうになったんだよねえ」と深く考えずにその道に入っていきました。
つまり、理想=現実なんです。
そこらへんをあんま深く考えてないんです。
当たり前のように「そういうもの」として受け取っています。
つまり、南=東なんです。理想=現実。
これが「理想なんて現実にならないよー」とか言い出すと、理想だけか現実だけか、どちらか一つだけしか選べなくなります。理想と現実が分離してしまうどころか、どちらかにしかエネルギーがいかなくなる。
南=東の人は「理想は現実になるものだ」という意識がないと、多分、夢を叶えられないんだと思います。南=東の人は「当たり前にそういうことになるからねえ」くらいに思っておくことが「好きを仕事にする」鍵なのかもしれません。
これは別のところでも言えることで、「中心=南」の人は、自分と目下の人の存在を「別のもの」と思ってると、目下の人(子、部下、客、末端の取引先など)との縁が薄くなってしまうことになります。
「中心=西」の人は「パートナーっていうのはまさしく自分の鏡なんだ」と思ってないと、パートナーに出会えません。「パートナーは自分と違うタイプで新しい世界を見せてくれる人が良い♥」とか思ってると、縁ができない。
同じ星が二つ以上ある人っていうのは、どっちも手に入れるには「インラケチ」の気もちが大切になるんですね。違うように思えたとしてもそれはあくまでもコインの表と裏であって、本質は同じであると。根っこはつながっているんだと。
ちょっと話がずれましたが、東の星を稼働させたい(稼ぎたい、社会で自己実現したい)けれどもなんか上手くいかないよ~って方は、同じ星が二つないかどうかチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
とにかく、社会で上手く生きたい、稼ぎたい場合は東の星です。
東の星を使うことで、上手くいきやすい、満足を得やすいわけです。