最近ね、「栄養失調」って言葉を聞きまして。
戦争中や戦後間もない混乱期ならまだしも、令和の日本に栄養失調。ちょっとピンと来ないですよね。
しかし、エネルギー量は足りていても栄養素が足りていない「現代型栄養失調」があるそうです。興味深い現象ですね。
「食べてるのに満たされない」って書き方すると、ドキッとくる方もいらっしゃるんじゃないのかしら? 目に見えないエネルギー的にはそういうことよね。
野口整体の野口晴哉先生の本を読んでると、こんなこと書いてあるんですよ。
何を食べても消化できちゃう体こそが健康で強い体なんだと。極端なこと言うなら、毒を食べても排出できちゃうような体のほうが、よっぽど強いと。
あれ食べてこれ食べてって、バランスを考えて食べないと健康でいられないんだったら、それは消化吸収の力が弱い、食べ物から栄養を摂る能力が弱いんだと。
だから、何食べても元気でいられるようなのが望ましい。多少偏って食べてても元気なのが本当に健康たいってことなんだと。
野口先生は、そうおっしゃるんですね。

確かに、民俗学の本なんか読んでますと「エーッ!?それで生きてられんのー!?」って食生活してる集落とか、ふっつーにあるわけです。
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