あの~。
気のせいかもしれないんですけど、私って、誤解されてません?
みなさん、私のこと、「すごく感情が安定している人」って思ってません?

いや、誤解するも何も
初見です。
むしろあなた誰?
という方はすいません。
いえね、私Nozomiは、感情的にメチャクチャ不安定で感受性の強い人間なのでございます。なのに、「すごく気持ちが安定していてむしろクールな人」くらいに見られることがあるんですよ。
私、メチャクチャ感情不安定ですよ?
むしろ考えコロッコロ変わりますよ?
感受性が強いがゆえに風見鶏みたいに「あっちだ!」「いやこっちだ!」とクルクル回りまくってますよ。
私が「自分の感覚」に本当に素直になって、ありのままにアウトプットしたらこんな感じになります。

今週の土曜日
映画観に行きた~い!

いいね!
何観ようか!

久々にスカッとするようなアクション映画がいいな!

じゃあ今やってる007観ようよ!
レイトもやってるよ!

そうしよう!
たのしみ~っ!!
――そして金曜日(前日)

ね~
明日の映画だけどさ~

うん、新しい007観るんでしょ!
楽しみだよね~っ♪

なんかアクションって気分じゃなくなったんだけど~
ヒューマンドラマのほうが観たい~
ホッコリ感動したい!

あっ? えっ?
あ……えーと
じゃあ、それでもいいけど……
土曜日(当日)

ね~
なんか映画観るのだるくなった~
カラオケにしよ~

えっ……
あっ、そ、そう……
無理。
無理やろ、こんなん。
私だったらブチ切れますわ。
でも、私の心の中を本当に本当に正直に嘘いつわりなく表わしたら、上のようになるんです。すぐ考え変わるんです。365日24時間Always安定の朝令暮改です(安定とは)。
↓こんなかんじ。

今日はカレーが食べたい!
カレーにしよっ!!
30分後スーパーで

わっ!お豆腐安い!
今日は湯豆腐にしよっ!!
家に帰ってきてから

お豆腐買っちゃったけど
やっぱりパスタが良かった~
私の毎日↑リアルこんなんですよ。
もう不安定極まりないです。
すぐ変わります。すぐ!!
昔っからこんなんです。
超絶コロコロ気分が変わるんです。
Nozomi心と秋の空。
そして高校生くらいの時、私、気づいたんですよ。

私、あるがままの気分を
いちいち口にするのは
よくないな…‥
人に合わせられる優しい人ほど、私の気分によってコロコロコロ振り回されちゃうことに気づいたんです。朝に白って言ってたのが夜には黒になってるわけですから。そんなの、たまったもんじゃないですよね!
だから私、自分の気持ちを簡単に口にしないようになりました。
でも、自分の気持ちを抑え込んでも、それはそれで爆発しちゃうでしょう。それもまた周りには迷惑で良くない。(いやはや、我ながらクッソ面倒くさいなァ……)
そこで私がどうしたか。
「その感情がどの程度の強度のものか」を自分のなかでジャッジするようにしたんです。以下のように。
- まずありのままに感じる。
- 感情の強度(安定度)を見る
- 安定度のある感情だったら、他者へとアウトプットする
感情は、フッとわいてきて大抵はすぐ消えてしまいます。
「Aくん好き!」って月曜日に思ってても、水曜日には「Aくんって合わない」と思ってたりします。そして金曜日には「Aくんっていい人!」と思ってたりします。
いやはや、どないやねん。
どっちやねん。
はっきりせえや。
って話ですよね。
感情はつかみどころがなくて、コロコロ変わります。
不安定極まりなく、簡単には自分の感情が信用できません。これは結構辛い。気持ちが定まらないと、どうしていいかわからないんですもの。
なので私は、一旦自分の感情を突き放してみることにしたんです。
フッと湧き上がってきた感情、例えば「もうBちゃんとは付き合わない!」と思ったとしましょう。その感情を「はあはあ。そうなの、ふむふむ」と受け取りつつ突き放すわけです。
そして、「Bちゃんとは付き合わない!」と思った3時間後には、大体その感情は消えています。「次の休みはプールに行こうかな」とか別のことを考えています。
そうやって、感情ってすぐ入れ替わるんです。コロコロ。超不安定。
大嫌い!
大嫌い!
大好き!
そんな不安定なものをガチで真面目にいちいち受けとってたら、疲れちゃいますよね?
「Aくんが好きだ」と思ったら「きらいだ」と思ったり、「Bちゃんと一緒にいたい!」と思ったら「Bちゃんとはもう付き合わない!」と思ったり。
なので、突き放すわけです。
そして、その感情が再度浮き上がってくるかどうか、どのくらいの頻度で浮き上がってくるかどうか観測するんです。
「Aくんが好きだ」と思った頻度と「Aくんはいやだ」と思った頻度、まあ大体1~2週間くらいですかね、その期間、どちらの感情をどのくらい味わったのかということを自分のなかで記録しておくわけです。(実際に紙やスマホに記録すると、より確実です)
そして「Aくんが好きだ」という感情が2日にいっぺん程度で、「Aくんはいやだ」という感情が1日にいっぺん程度だったら、「Aくんには嫌なところもあるんだけど、好きなところのほうが多い」と判断します。
半々だったら「Aくんのことは好きだけど嫌いでもある」と判断します。
嫌いという感情のほうが頻繁に湧き上がってきたら「Aくんのことは好きなところもあるんだけど、基本嫌い」と判断します。
そして、一定期間その感情が自分の中で何度もわき起こってくるならば、その感情は自分にとっては重要だと判断します。
例えば、ずーっとAくんのことを考え続けているならば、「私にとってAくんは(好きにしろ嫌いにしろ)意味のある存在なのだ」と判断します。言ってみれば、シャドウだったり何らかの自分の学びになることを示してくれている存在、キーパーソンってことですね。
逆に、パッと強く浮かび上がってきた感情でも、一度で消えてしまうようなものは「大したことないんだな」と流します。
例えば、「Bちゃんとはもう絶対に付き合わない!」と強く思ったとします。その感情をいったん「なるほどね~ふむふむ」と自分の心の中で受け止めます。その後に「Bちゃんと付き合わない」という感情がわいてこなかったら、一度は「絶対にいや!」と強く思ったとしても「一時の気の迷い」としてスルーします。
本当に必要な感情は、何度も何度もわき起こってくるものだからです。逆に、フッとわいてきてすぐ消えてしまって、1度で終わってしまうような花火のような感情は、それこそ「たーまやー」って流すだけで本気には取らないわけです。
だから、私の内面はものすごく色んな感情に満たされていて、不安定です。
ありとあらゆる感情がマーブルのように渦巻いていて、そんなにはっきりしているわけではありません。カオスです。
でも、イザナギとイザナミが混沌の中からオノゴロ島を生み出したように、そんなカオスの中からでも何度も鮮やかに浮かび上がってくる感情もあります。
その感情をこそ、私は「アウトプットすべき感情」としてセレクトしているのです。
だから、アウトプットした時点では「安定した感情」しか出していないので、私は至極感情の安定した(むしろクールな)人間として見えるのでしょう。しかし内情はカオスです。かなり不安定ですよ。
でも、感情が不安定でも、その感情全部が信用に値するものだとは思っていないので振りまわされません。感じはするけど「あ、そうなんだ~」程度で流します。
不安定だけど、消耗はしないのです。
「感情が不安定で疲れる」「感情に振りまわされるのが辛い」というあなたは、自分の感情を信用できるものと信用できないものに分類してみてはいかがでしょうか。感情に引っ張られるのではなく、一回突き放してみるのです。
そして何度もリフレインしてくる感情のみを「本当に自分で強く思っていること」としてピックアップし、それをアウトプットしていく。そうすると、ずいぶんとスッキリ整理されて、自分でも「私が本当に願っているのはこの方向性なんだ」ということが見えてきます。
常に自分自身とともにいることは、易しいことではありません。
ウ・ジョーティカ「自由への旅」p98
自分自身とともにいることを学んだら、
反応することなく、ただ観察して手放してください。
そうすれば、とても深いサマーディと、非常に深い洞察智を、
育むことができるでしょう。