仕事用のPCは、相変わらずマニアックにLinux機を使っております。使用ディストリビューションはLinux Mint 20(MATE)です。
今回Gnome特有の機能でAltショートカットキー(Alt+ドラッグ)が効かなくて困ったので、設定をいじりました。あっけないくらい簡単に設定できたので、備忘録代わりに書いておきます。
Altショートカットキーが使えない! 原因は?
Gnomeを使用するLinuxディストリビューションでは、ALTキーにデフォルト動作が割り当てられているようです。
そのせいで、使用するソフトによってはAltキーを組み合わせたショートカットキー(「Alt+Enter」「Alt+ドラッグ」など)が上手く動いてくれません。
なので、Gnomeのこのデフォルト設定をいじる必要があります。
Altキー設定の変更方法
メニューからコントロールセンターを開きます。

ルック&フィールの「ウィンドウ」をクリックします。

「挙動→ウィンドウの移動」の「ウィンドウをつかんで移動する際に使用する修飾キー」をAltからSuper(Windowsキー)に変更します。

これで「Alt+ドラッグ」のショートキーがソフトの設定のまま使えるようになりました。
これでLinuxでもOBS studioが使えるね!
ちなみに、私が何を使えなくて困っていたかというと、オープンソースのライブ配信用ソフト・OBS studioのAlt+ドラッグショートカットキーです。
7/10に瞑想会配信をやるので、OBSをダウンロードしたんですね。Linuxで使うのは初めてでしたが、ほとんどWindowsと変わらない使用感で順調に設定できました。
でも、この「Alt+ドラッグ」が使えず!
Alt+ドラッグすると、ウィンドウ全体が動いちゃうんですよね。Gnomeのデフォルト設定ゆえに。
困った……。
Alt+ドラッグが使えないと、要素のトリミングができなくて画面がガタガタしてしまう……。

↑困ってる。
そこで調べてみると、「Dconf-toolsを使うといいよ!」ってアドバイスを見つけました。
【参考記事】GNOME ShellでAlt +マウスの左ボタンでウィンドウの移動を無効にするにはどうすればよいですか?
しかし、ターミナルでSudoコマンドポチポチ打ってみたら、「Dconf-toolsが見つかりません」と言われ……。
別の方法を探すと、こんなアドバイスがありました。
Mint(またはCinnamon)では、キーは以下で変更または無効にできます。
system settings> windows> behavior>’Special key to move and resize window’Control Centre> Look and Feel> Windows> Behaviour>Movement Key
うちのMintちゃんはCinnamonではなくMATEです。下の方の「コントロールセンター→ルックアンドフィール→ウィンドウ」で無事に設定変更できました。
集合知に感謝です。Linuxコミュニティありがたい〜!