始めよければ終わりよし!はじめのエネルギー状態が肝心な理由

ビジネス:スピリチュアルブログ

今は個人主義が当たり前なので、「それに連なるものの流れ」はあまり気にしない方が多いです。親は親だし、子は子。そういう考え方が一般的ですよね。

しかし、目に見えても見えなくても、「前の段階」や「はじめた段階」のエネルギーって意外と今も脈々と受け継がれているものです。

算命学では物事を見るとき「はじめた時期」をとても重要視します。企業だと、「創業者の命式」でその企業の命運を見ることもあります。やはり、「連なるものの流れ」というのはあるようです。

ある有名企業の方とお話していた時のこと。
その企業は今では世界的に有名なゲーム会社なのですが、創業期はちょっとブラックというかグレーというか、あんまり日の当たらない稼業からはじまりました。ですが、今はもうグローバルで超絶クリーンなイメージのある企業です。

ウチの会社って、どうでもいいことでなんか体面を重んじるんだよ。古臭いっていうか、男らしさにこだわるっていうか、国から認められたい欲みたいなのがあって、一般的なクリエイティブなイメージとはちょっと違うところがあって戸惑うんだ。

Nozomi
Nozomi

あー。
それって、創業者のエネルギーなんじゃないのかしら

は!?
創業者とかとっくに死んでるよ!

つか創業家は経営に既にかかわってないし

Nozomi
Nozomi

そうよね
でも、そういうエネルギーって組織にはフィルタみたいに色を付け続けるのよ。不思議な話なんだけど

確かにそういわれたら、わかるところもあるけど…
昔は結構ヤクザ商売みたいにみられてたから、大手を振って歩けるような企業じゃなかったもんなぁ

Nozomi
Nozomi

クリーンなグローバル企業になった今もなお
そういう底流に流れるものがあるのよ

作った人や時代のエネルギーが流れ続ける。
最近それをしみじみと感じたことが、他にもあります。
シャネルです。

実際にどう生きたかということは大した問題ではないのです。
どんな人生を夢見たかということだけ。
なぜって、夢はその人が死んだあとも生き続けるのですから。

まさにこの言葉通り、マドモワゼル・シャネルのバイブレーションはシャネル製品に今も息づいているのだなあと感じます。

私はココ・シャネルが大好きです。
シャネルの言葉にふれると背筋がピンと伸びる気がします。
シャネル自身の生き方が示した「自立したエレガントな女性像」。彼女亡きあと、現在のシャネル製品にもそのエネルギーに満ちています。

シャネル亡きあと、カール・ラガーフェルドはじめ数々の優秀なデザイナーに恵まれたのも、彼女の自立し解放されたエレガントな女性という輝くヴィジョンが引き寄せたもののように感じます。

もちろん、「意識してそう作っている」という面もあります。シャネルのデザイナーたちは、つねに「マドモワゼルなら、この作品をどういうか」と亡きシャネルの視線を感じながらモノづくりをしています。

「ガブリエル シャネルは、すぐれて先見の明のある人で、信頼できる確かなビジョンをもった人でした。現在のシャネルのクリエーションは、すべて彼女のビジョンの延長線上にあるものなのです。この点を日本のみなさんに理解していただけたら、嬉しいですね」

「シャネル」とハイジュエリーのテーマ「ロシア」の関係を、デザイナーにインタビュー

「私は時計の複雑さではなく、明瞭さを考える方が好きですね。率直に言うと、時間を告げるために高度な工学的知識を必要とする時計というのは理解できないのです。もしマドモアゼル シャネルが生きていたら、そのような時計を拒んでいるはずです。私には、時計に対して個人的なビジョンがあります。時を計ることが重要だったことはなく、時計のスタイルがいっそう私を魅了するのです。私にとって、時計はアイデンティティーを示す手段ですね」。とはいえ、彼の姿勢そのものも、シャネルらしく〝パラドキシカル〞だ。

【インタビュー】シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオ ディレクター「アルノー・シャスタン」 | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

そんなふうにシャネルのものは今も素敵なのですが、エレガントであると同時に緊張感があって敷居が高いとも言えます。

著者である私自身、心身が弱り切っているときにシャネルはきつい。ちょっと遠慮したい人、遠くにいてほしい人になります。

それでもどうにも抗いがたい魅力があるから、シャネルからは完全に離れることは不可能。じっさい、いままでにいったい幾度シャネルの言葉や彼女の人生のさまざまなシーズン、そのときどきの決断を想って、背筋をぴんと正したことか。

シャネル哲学: ココ・シャネルという生き方 再生版 p217

山口路子さんがこう語っているように、シャネルという女性、そして彼女のプロダクトは「背筋がぴん」とのびるものです。エネルギーにあふれている時はその緊張感が心地よい。でも、疲れているときは「もうちょっとだらしなさを許して~」とも言いたくなります。

私は普段からシャネルのコスメが大好きで愛用しています。それは正直、プロダクトが絶対的に他ブランドより品質が優れているからというわけではありません。他のブランドにも素晴らしいコスメがたくさんあります。しかし、私はシャネルを使います。マドモワゼル・シャネルのエッセンスを身にまとうと「背筋がぴん」とのびるからです。

日々使っていると、他のブランドでも似たようなプロダクトがありそうな商品でも「ああ、やっぱり、シャネル」と嘆息します。全般的に「敷居が高い」のです。

今は時短メイクとか、テクニックいらず(エフォートレス)とか、そういうコスメが人気ですよね。しかし、シャネルは「エレガントな女性たるもの、どうメイクアップするべきか自分の考えを持ちなさい」みたいな少し突き放した感じ、安易に寄りそわない気高さを感じさせます。

いや、普通に使っても、きれいになりますよ。使いやすい製品もありますよ。何も考えないでパパパッと塗っておけば何とかなる製品もあります。

しかし、個人的な体験から言わせてもらうと、背筋を伸ばして意識して使うと素晴らしいのです。何も考えずにただパパパッと使うだけだと、「うーん?値段の割に……」という仕上がりになってしまいます。

例えば、ファンデーション。
私はプライベートでは普段、レ ベージュ タン ベル ミンを使っています。

これがまた、使いにくい。
何も考えずに5点置きして指で伸ばすと、見事にムラになったり毛穴落ちしたりします。つけた時点ですでに化粧崩れしている、みたいな仕上がりになってしまうんです。

指付けではなくスポンジを使ったりファンデーションブラシで付けてみたり、5点置きをやめてその都度部分部分につけて伸ばしてみたりしても、今一つ。

色々と研究して、化け子さんの↓この動画のやり方に挑戦してみました。

すると!
大変きれいなんですよ!
毛穴に入れてないのに、毛穴が目立たなくなる!!

多分、ファンデーションの光で拡散する効果で毛穴が消えるんですね。
すごい。すごいです。
時間が経ってもきれい!

こんな感じで、シャネルのコスメを使っていると「ただなんとなく」ではなく、意識して「どう使ってどう生かしたら美しくなるのか」ということを考えながら使う必要性を感じるんです。そこでちゃんと意識して使うと、ある瞬間から見違えてぱあっと美しく使えるようになる。エレガント!

敷居が高いんです。
本当にシャネル様。
ココ・マドモワゼルのスピリットが今にも生きている。

今もなお、最も勇気のいる行動とは、自分の頭で考え続けること。
そしてそれを声に出すこと。
(ココ・シャネルの言葉)

それが良いにしろ悪いにしろ、はじめた人やはじめた状態のエネルギーって影響が大きいのだなとつくづく思います。子ども時代、特に胎児や乳児の時ににトラウマがあると癒すのが大変なのも、この法則からくるのでしょうね。

逆に、良いエネルギーの状態ではじめられたものというのは、自分のみならず関わる他の人にも良い影響を及ぼすとも言えますね。

何かを新しく始めたいと思っている方は、物理的な環境は厳しい状態があったりするかもしれませんが、精神エネルギーだけはポジティブで輝かしい状態でスタートされると良い結果が出ると思います。

自分個人では頑張っているつもりなのに、なぜか組織はそちらの方向に行かないという場合。そういう時は創業者や組織を作ったリーダーのことを調べてみてください。「その人のエネルギー」が残っていて、その組織は今のなりたちになっているのかもしれません。

エネルギーを良い状態に保つ。
とても大切なことですね。

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