シンプルに願えば、宇宙は与えてくれる

人生:スピリチュアルブログ

最近、私は口紅を買いました。シャネルの先月出た新しい口紅、ルージュ ココ ブルーム118です。

私が普段プライベートで使っている口紅は2本。ピンク系とオレンジ系1本ずつです。5年くらい使っていたピンク系のほうを今回使いきりまして。そして新たに購入したわけです。

以前使っていたピンク系の口紅は、最大限に繰り出しても「もう出ない」というところまで使ったあげく、内側に残っているバルクをリップブラシでほじくり出してなんとか使っていました。その中に残ったものもなくなりかけて――。

うん。
買えよ。
いいかげん、買えよ。

そう思いますよね。私も思います。
なのに、「明日買いに行こう」と思った前夜、頭の中はこんなことを考え出したのです。

Nozomi
Nozomi

こんなの買わなくったって
まだ1本(オレンジ系)があるんだからいいじゃない

え、いや。
買えよ。
大人が口紅を2本くらい持ってたって、いいでしょう。

Nozomi
Nozomi

いや、BAさん(お店の人)だって
私なんかが来たら迷惑だ

え、意味が分からない。
確かに今のご時世にカウンターでコスメは買いにくいかもしれないけど、BAさんは仕事でやってるんだし迷惑なんてことはない。

Nozomi
Nozomi

本当に必要なわけ?
口紅なんかなくったって生きていけるし

いや、それはその通りなんだけど、別に買ったっていいではないか。
ずっと買おうと思ってたんだから、買おうよ。

――と、こんな感じで私の頭は「買わない言い訳」をズラズラズラズラズラひたすら並べ立てるのです。私はルージュココブルーム発売当初から「この118番、ラディアント、すごい良い色!買おう!!」と思っていたのに。

別に当たり前に手に入れてよいものを、言い訳を並べ立てて手に入れようとしない。
それが手に入ったら嬉しいし役に立つこともわかっているのに、なぜかそこから逃げようとする。

これって、「(成功していいのに)成功を怖れるあまりに成功から逃げる人」の典型パターンだな、って思ったんです。そうすれば幸せだってわかってるのに、幸せから逃げて不幸になる人の典型パターン。

「幸せになりたい」とか「成功したい」とか「独立したい」とか、口では言っていても正反対の行動しかしない人っていますよね。前々から欲しいと思っていた口紅をいざ買いに行こうとなると「いや、でも」と言いたがる私のように。

そういう人は、幸せが怖くて成功が怖かったりするのです。幸せや成功から逃げているのです。
そして、それは特に珍しいことではなく、よくあることです。小さなレベルでなら誰にでも起こることといって良いでしょう。

こういうスピリチュアルとか自己啓発とか興味のある人は「宇宙はあなたの望むものを何でも与えてくれる」といったフレーズを一度は目にしたことがあると思います。

本当にその通りで、気負いなく「まあ、こうなるだろうなぁ」と思ったことは現実になります。気負って「こうしたい!!」と思っていることは実現しにくかったりします。「絶対こうしたい!」くらいに思うと執着が生まれてしまうからです。執着しすぎると、「そうなること」は意識の深いレベルではかえって怖くて逃げたくなるものに変質したりします。

私たちは多くの場面で、成功を怖れ、幸福を怖れているのです!
「そう」はなりたくないのです!
だから、脳は「できない」言い訳を後から後から量産したがります。

ただシンプルに「そうしたい」と思うなら、宇宙は惜しみなく与えてくれるというのに。

私の従妹は学生時代から付き合っていた男性と結婚しました。長身イケメンで議員一族の御曹司です。嫁ぎ先は会社を経営していて彼は跡取りで。

そんな従妹は私にこう言いました。

Nozomiは自分で働いたお金で暮らして車も買ってマンションも買って、すごいよねえ
私、自立して生きるなんて一度も考えたことないから、想像もつかないよ

これ、マウントじゃないですよ。本当に心から「自分は自立するなんて考えたこともないから、自立している人はスゴイ」と言っているんです。

実際、従妹は「彼氏と結婚するから」という理由で就職せず、結婚するまでバイトしかしてませんでした。大学を出て、フリーターです。

本当に、純粋に、心から思ってるんです。
自分で稼がなくても、彼と結婚するから自立しなくていい、と。

ここで「学生時代から付き合ってるっていっても、結婚まで行きつくとは限らないし」とか「彼みたいなプリンスが私みたいな女と結婚してくれるはずないし」とか「今の時代何があるかわからないから、女だって自立しなきゃ」とか、考えないんです。

幼稚園の頃から「将来の夢はお嫁さんとか意味が分からない」と思っていた私からすると、本当に異次元です。宇宙猫です。

でも、従妹は本当に、本当に、そう思ってるんです。

だって、大学から付き合ってる彼氏とは結婚するものでしょう

しつこいですけど、宇宙猫です。異次元です。

だけど、従妹は本当にそう思ってるんです。何の曇りもなく。「長い春は実らないっていうし、彼が就職先の女と浮気して二股かけるかも」とか、考えないんです。

私は彼と結婚して家庭に入って子どもを産むから、働く必要ないの~

↑100%こう思ってるんです。
そして、実際その通りに結婚して家庭に入って子どもを作りました。
自分で自立しなくても彼は養ってくれるわけです。それを、疑わないんです。※宇宙猫顔

宇宙は、純粋な思念をそのまま現実化するんです。
学生時代から付き合っている彼は、当然自分と結婚するものだ。それが当たり前であって既定路線である。心からそう信じて執着もせず疑わないと、そうなるんです。

従妹は高校生の頃、サッカー日本代表合宿を見学したくて100kmヒッチハイクして合宿所に行きました。

もうね、バカか、アホかと。
いくらお金がないからって、女子高生がヒッチハイクしてどこの誰かもわからん男の車に乗るだなんて、頭がおかしいとしか思えません。ハイリスクすぎ!!!

しかし、従妹はしれっとヒッチハイクを決行し、往路も復路も何事もなく無事に帰ってきました。

みんな良い人だったよ~!
サッカー好きな人もいて、Jリーグの話で盛り上がったんだから~♪
もちろん××選手は超かっこよかった!!!

お~ま~え~な~~~!!!
と心配性の従姉の気持ちなど知らず、無邪気に日本代表選手のプレーを話す従妹。

そう、本当に「何事もなく自分は当然のように日本代表合宿を見られるのだ」と疑いもなく思っていると、その通りになるのです。お金が無くても、車が無くても。宇宙は、与えてくれるのです……。

どうしてこうもシンプルに思ったことが現実になるのか。従妹の場合、執着しないで「こうなる」とシンプルに考えるからなのだと思います。

従妹は幼い頃からバレエをやっており、所属バレエ団で主役もはり海外留学の話も出るくらいの才能の持ち主でした。

しかし、あっさりバレエをやめてしまいます。

バレエは趣味でいいよ~
だって、私、彼の奥さんになることが一番大事だもん

ここで「今までこんなに努力してきたのにもったいない」とか思わないんですよ。「自分にはこれが必要。これはいらない」が、シンプルに定まってるんですね。そしてシンプルに選択していく。だから、手に入る。

ウダウダグジグジ言い訳を並べたりしないんですよ。
やりたいからやる、ほしいから手に入れる。
ただそれだけ。シンプル。

本当に、そういうことなんだなあ、と思います。
シンプルにやれば、手に入る。
宇宙は与えてくれる。

さて、ウジウジグダグダ言い訳を並べ立てて口紅を買わない理由を量産していた私。いいかげん「できない理由」を並べ立てて「現状から変わろうとしない自分」にも腹が立ってきました。

Nozomi
Nozomi

あーっ!
もー!!
うるっさい!!
いいから買うわよ!黙ってついて来いっ!!

ウジウジウダウダ言い訳したがる格好悪い自分にブチキレ、三越のシャネルカウンターに強行突破。

もちろん、BAさんが私を迷惑がるわけもなく、丁寧に接客していただき、目的の口紅を買うことができました。やればできる!!

家に帰ってきて、口紅をつけてみると

Nozomi
Nozomi

これっ!そうよこれ!
私が求めていた色はこれよ!!

もうドンピシャで「欲しい色」でした。

↑この118番はブルベサマーが「きちんとメイク」したい時にすっごい良い色!!品良くまとまって大人の唇も美しくエレガントに見せてくれる。すっぴんでも、この口紅だけ塗っとけば「メイクしてる感」が出る!さすがはおシャネル様!!!

ほんとね、シンプルに願ってシンプルに行動したら、叶うんですよ。
私みたいにウジウジウダウダ「できない言い訳」を始めるから、こじれるんですよ。

シンプルに、執着せず、行動する。
そうできない時は成功することから逃げたかったり、幸福を怖れていたりするのかもしれません。

ふつうに、シンプルにやれば、叶うのにね。
シンプルに「こうなる」と思えることは、上手くいくのです。

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