自分が有能じゃないからこそ、周りが育つ〜人から助けられるという徳

ビジネス:スピリチュアルブログ
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ある二代目経営者の方と飲んでいたときのこと。

Nozomi
Nozomi

ちょっと〜飲み過ぎだよ
酒にのまれちゃいかんでしょ〜

いいんだよ
酔うために飲んでるんだから

Nozomi
Nozomi

え、ええ〜(困惑)
このご時世なのにお父さんから継いだ事業も上手くいってるじゃない
そんなに酔わなきゃならないようなことがあるの?

俺なんてお飾りっしょ
いてもいなくても変わらない

Nozomi
Nozomi

えっ
それってすごくいいことじゃないの

何がいいことだよ
俺なんかただの創業者の息子ってだけで
それ以外になんの取り柄もないんだ

Nozomi
Nozomi

えっ
創業者の息子ってのも、「立場」ってのも、一つの取り柄だと思うんだけどなぁ…

「その立場にいる」ということも才能の一つ

二代目(三代目)経営者で上手くやっている方というのは、私がみる限り「才覚よりも人徳で治めるタイプ」です。まさに論語ど真ん中な、「仁」的な。

にじみ出る育ちの良さ、おっとりゆったりした「貴族らしさ」。実は孔子的にはそれこそが「仁」なんですよね。

この彼は、結構マイルドというか(酒の入っていない)普段はおっとりしてて人の良い感じの人です。正直、バリバリオラオラだったお父さんに比べて「有能感」はないし、オーラもない……。

だけど、「二代目」って考えると、すっごいすっごい良いタイプに見えるんですよね。幹部を含め部下は、この人の下だと働きやすいだろうなあと。

天皇家も江戸時代の徳川家もそうだけど、ずうっと家で(血で)継いでいくとなると、必ずしも創業者タイプの才覚バリバリな人ばかりがトップに立つわけじゃないんですよ。そんな有能タイプばかりが生まれる家というのは存在しません。

創業したばかりのベンチャーではリーダーが有能であることは、とーっても大切です!
しかし、二代目三代目と続いていく老舗となると、リーダー自身が有能かどうかはそんなに大切ではなくて、「神輿として担がれる器かどうか(神輿としての魅力があるかどうか)」のほうが大切なポイントになってきます。

これは経営者一族で回している会社に限らず、長く続いている企業でもそうです。必ずそういうフェーズ、サイクルはやってきます。

こういう「担がれるのが上手い人」っていうのは、人徳がある場合が多い。そして、何よりも「人を育てるのが上手い人」だったりもします。

なぜ人を育てるのが上手いのか。
それは、自分自身が有能ではないからでーす!!

能力がないからこそ、周りが育つ

この彼と逆に、ある超絶有能バリキャリ女性Aさんと話していたときのこと。

バリキャリ<br>Aさん
バリキャリ
Aさん

はぁ……

人を育てるって、むずかしい……

Nozomi
Nozomi

そうよね〜

たしかにむずかしいわ

バリキャリ<br>Aさん
バリキャリ
Aさん

みんな私に頼り過ぎなのよ
もっとちゃんと自分で考えて行動しなさいって言ってるんだけど、全然きいてくれないの

Nozomi
Nozomi

ははぁ〜
確かにAさんってすごく頼りになるタイプだもんね
私もAさんが上司だったら甘えちゃうかも〜

Aさん
Aさん

いや、それじゃ困るのよ!

Aさんはこういっていましたが、私は「なっかなか難しいんじゃないかな〜」と思いました。

だって、すごい頼れるタイプの人がそばにいたら、その人に頼っちゃいません? 私なら、頼っちゃうな〜。だって、自分でやるより確実だし、信頼できるし。

だから、こういう責任感の強い有能な人の周りって、人が育たないんですよね。ほら、大塚家具の大塚久美子さんって、すごい有能だと思うんです。メチャ頭良くて学歴あって銀行出身でキャリアがあって。すごいじゃないですか。

でも、そういう人って「周りを育てること」は下手だったりするから、二代目経営者としては、ちょっと、あんま上手く行かなかったりするんですよね……。

大塚久美子氏が去った大塚家具 新体制になり「黒字体質」に変化か - ライブドアニュース
実業家のひろゆき[=西村博之]氏(44)がYouTubeで発信した「大塚家具社長が無能な理由とは」が話題を呼んでいる。彼はこれまでにも同社について何度も言及してきたが、昨年12月に大塚久美子社長(53)が辞任し

だから、こういう「周りが自分を頼ってくることでなかなか成長してくれない」という場合は、自分自身がアホになって「え〜自分はできませぇ〜ん。みんな、頑張ってぇ〜」って肩の力を抜いてスライム化する必要があるんですよね。

これって、木星期(46歳〜55歳)にピッタリのテーマだったりもします。この時期って、親から会社を継いだり出世して部下が増えたりする人も多いでしょう。

「自分の力をオラオラ試す!!バトル上等!!」って攻撃的な心意気が大切な火星期(36歳~45歳)とは違って、木星期は周りを育てたり包容力を養ったり「人としての器」を拡大する時期なんだな〜って思います。

そのためには、ちょっと抜けてたりするほうが良いんですよね。
二代目(三代目)経営者に必要なのって、この木星的な「ま、いっか」的鷹揚さなんですよ。

良い意味でいい加減。
シッカリしてない。頼りない。
「責任感?まあ、うん、なんとかなるっしょ〜」的な。

スピリチュアルにいうなら、人には使命があります。
もっと人間社会的な言葉で言い換えるなら、「立場」があり「役割」があります。それを演じる場が人生であると。

創業者的な有能でオラオラな人も、そういう使命があって役割を演じているだけであって、そのような人だけが価値のある魂なわけではありません。

陽があったら陰があるように、自分が動くのではなく、おっとりと構えて周りにやってもらう(もらえる)のも徳の一つです。

自分で作りだすのではなく、すでにあるものを受け継いで発展させる。それも一つの素晴らしい役割です。私自身も寅卯天中殺の人間なので、ゼロから作りだすよりも、既にあるものを使わせてもらう方が得意だったりします。

だから私のブログは引用が多いでしょう。人様の文章から着想を得ることが多いんです。今回の記事も、二代目経営者との会話がヒントになってかいています。

自分の中だけで生み出すのではなく、人から与えられた何か(文章・会話など)があってこそ、作りだせるのです。そういう意味で、私はいつも周りの人に助けられています。ありがたいことです。

自分で切り開くのではなく、周りから助けられるのも立派な生き方の一つです。特に、二代目(三代目)経営者、寅卯・申酉天中殺の人間には大切な視点です。

そして、実はそうやって自分が有能ではないからこそ、創造的ではないからこそ、人を育てられるのです。

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