小田切ヒロ様の動画を見ていて「いや、その通りだよなー!」と膝を打ちました。
動画26:05~
人の人生転落ってありますよね
人生が失敗する第一のキッカケというのは「欲」なんですよ
その欲の抑制ができないから人生が崩れていってしまいます
まず人生が上手くいっている人は欲の抑制がちゃんとできている、バランスの取れている人になります
いやホントこれ!
ホントこれ!
動画内では食欲(性欲、睡眠欲)について語られていましたが、本当にこれ!
以前プロ奢られヤーさんが、性欲の弱さこそが人生で役に立ってる才能だとおっしゃってたんですよ。それにも通じます。
そりゃあ女性の生理も大変そうだけど、男性の「人格を『おちんちんに乗っ取られる時間』が、予告なしで高頻度で訪れる」という仕様も、中々に大変なことだと思うな。ぼくは比較的軽いほうだから良かったけど。意志の大きさとかではなく、生理と同じように『おちんちん乗っ取りパワー』にも重さがある。
— プロ奢ラレヤー🍣ぷろおご (@taichinakaj) February 2, 2021
生理は常にパフォーマンスを落とす系のデバフで、男性のおちんちんパワーは、パフォーマンスを落とすことはそこまでなくとも、確率的に「それまでのパフォーマンスで築いてきたものすべて」を一瞬で泡にしてしまう系のデバフ。それぞれ違う「怖さ」がある。
— プロ奢ラレヤー🍣ぷろおご (@taichinakaj) February 2, 2021
すげー賢くて優秀で、30年かけてバリバリのエリートキャリアを築いたとしても、「たった一回のおちんちんタイム」で、すべてが水の泡になる。結構、大変なことじゃない?
— プロ奢ラレヤー🍣ぷろおご (@taichinakaj) February 2, 2021
ぼくが持って生まれた才能のなかで、最も「人生に効いているな」と感じるもの、完全に「性欲の弱さ」ですね、
— プロ奢ラレヤー🍣ぷろおご (@taichinakaj) February 2, 2021
性欲が弱いからこそ、自分の人生は上手くいっている。
いや、ホント、私自身もそう思います。
だって、私が性欲強くて「男がいなきゃ生きていけない!! 女は恋してこそでしょ☆」系の人間だったら、若いイケメンにあっという間にクルッと金巻き上げられてますよ……。だって、成功すると、若いイケメン、寄ってくるもの。普通に。
そうよ~来るわよ~。
もちろん金目当てで★
そこに愛はないわ。砂漠ね。
神田昌典さんの「成功者の告白」
この本は「起業して成功する人間がどんなルートをたどっていき、どんなフェーズでどんなことが起きがちなのか」ということを書いている本です。
どんな業種でも、どんな組織規模でも、成功する人や組織というのは大体似たようなカーブを描いていきます。いや、ホントに。
起業した方はぜひ読んでみてください。「あるあるあるー!」って首を縦に振りたくなること必定です。そして、これから独立・起業したいと思っている方は「未来の自分にどんなことが起きるのか」を知っておく羅針盤として、良い一冊となるでしょう。
この成功者の告白でも「欲のコントロールができない人間は、成功しても成功状態を維持できずに転落する」ということが暗示されています。この主人公の場合は、事業が昇り調子になると性欲がガンガン湧いてきて、不倫しちゃうんですね~。そして、不倫を契機に、仕事も家庭もガタガタと崩れていきます。
でも、この主人公は自分が奢っていたことに気づいて反省し、奥さんに「自分が悪かった、家に帰ってきてほしい」と頭を下げます。
そこからまた、仕事も家庭も上手く回るようになるんですね。神様は、ちゃんと見てますね♥
あの武田信玄公も、若かりし頃には酒と色に溺れて自堕落な生活をしていたそうです。だけど、そんな自分を変えて歴史に名を残す武将となった。一度は堕ちても自らを律することができれば、底から立ち上がれるということですね。
これは情緒的な話で学問的には軽視されがちだが、信玄は若年の一時期、遊興にふけり、政治を顧みなかった。ちょうど、父・信虎を甲斐から追放したあとで、その罪悪感からか、明け方まで騒いで酒色に溺れ、昼まで寝るような毎日を過ごした。あるいはまた、僧を集めて詩作にふける、といった具合である。
これを宿老である板垣信形が諫めた。
「こんなていたらくでは、追放した父君・信虎公よりも百倍も悪い大将です」普通、血気盛んな若い領主なら、「何を言うか!」と怒りそうなものだが(当時信玄は二十三歳)、しかし、この諫言を心から受け入れ、以後、名将としての道を歩むことになる。
「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた p23
ここで難しいのは、けして欲がすべてマイナスに働くわけではないことです。
欲があること自体は悪くないです。食欲がなかったら端的に死んじゃいます。
悪いのは「成功した人間が欲望をコントロールできないと、てきめんに落ちていくこと」です。
易経の乾為天でいうなら、飛龍(五爻)があっというまに亢龍(上爻)になってしまうということですね。
欲まみれの人間は成功したとしても、すぐに転落してしまうのです。
悲しいですね……。
多分、上の動画の小田切ヒロさんは身をもって、そのことを学ばれてきたのだと思いますわ。動画内で10~20代は恋愛で学んだけれども20代後半からは仕事で成長してきたとおっしゃっています(動画9:00~)。
そう、30過ぎても恋愛にのめり込んじゃう人間って、恋愛依存だったり性欲がコントロールできていないセックス依存の気がありますからね。残念ながら不健全というか、精神と肉体の成熟が足りない印象です。
30過ぎたら、恋愛ではなく仕事で成長する。
聡明な人ほど、そうなるものです。
男でも女でも、中年になってから色恋事に溺れるとろくなことになりません。三原じゅん子議員も次々に若い男に手を出しては悲惨なことになっているでしょう……。

やはり、同年代の人をパートナーに選んでる人って、安心感や信頼感がありますよね。男でも女でも10歳以上年の離れた相手をパートナーにしてる人って、ちょっと違和感があります。
藤村さんも実際、年上男性好きの女性は「自己肯定感が低かったり自分にあまり自信がない」とおっしゃっている通り。(動画4:32~)
年の差カップルって、自己肯定感が低くてちょっと危うい人なのかな~って思っちゃいますね。私の観測範囲内でも、やはりプラスマイナス5歳くらいの相手と一緒にいる人のほうが、自己受容できていて情緒が安定している傾向にある印象です。
もちろん例外もあると思います。ですが、私自身が今まで見てきた中では年の差カップルって、(男が上でも女が上でも)あ~んまり良い印象ってないですね……。
なぜ良い印象がないかというと、多分「欲のバランス」がどこかで偏った感じがするからだと思います。年の差カップルって年上のほうが権力があったり財力があったりでトロフィーみたいに若い相手をアクセサリーにする人が多い印象です。
もちろん、藤間紫さんと市川猿之助さんみたいに「この夫婦は魂で結ばれた二人なのだなあ」と思うような素敵な年の差カップルもいらっしゃいますけれどもね。
重ねていいますが、欲自体は悪くありません。
時にはモチベーションの向上にもつながるでしょう。
しかし、成功すると、欲をどんどん満たせるようになってくるんです。特に金で解決できることなら、解決できちゃったりする。
その時に、「もっともっと」となってしまうのが人の性。
普通の人なら金銭的に「無理でしょ」ってあきらめがつくところを、下手に経済力があるがゆえに叶えられてしまう。そして「もっともっと」となると――。
だから、成功した人間こそ陰徳を積まねばなりません。意識的に身を慎んで、自らの欲望を律する必要があります。欲望を抑制できない成功者の前には、断崖絶壁があるのみです。
「好きを大事にしよう!」って、あんまり経済力のない人に良い言葉なんですよね。
成功を手にした人間が「好きを大事に!」なんてやると、欲望がエスカレートして暴走しかねません。成功した人は「好きはほどほどに」を心がけてちょうど良いくらいでしょう。
成功した人に大切なことは、一般の普通の人とは違うのです。
その境地を知っている人間は、なかなか多くない。でも、成功した人は、成功を維持している人は知っていること。
「上手くいっている」あなたには、きっと理解していただけることと存じます。