この記事はもうちょっとあたためて(レシピを錬ってから)出そうと思っていました。しかし、最近女性性のテーマを抱えてセッションを受けるお客様が多いんです。
なので、やはりこういうことも積極的に発信していったほうが良いのだろうなと思いました。見切り発車ではありますが、書きますね。
究極コスパよし化粧水「グリセリン水」
メイクアッププロデューサーのSHOKOさんは、「化粧水は3回つける!」とおっしゃいます。
てんちむちゃんの動画でも、化粧水をたくさん使うことが大事ということが語られていました。
16:28~
てんちむ「ディオール使ってるのに肌質がなんか…みたいな
それで、買いに行った時にいったら『ケチらずに化粧水もっと使ってください」って言われてケチらずにパーって使ったら、めっちゃ変わったんよね」
しんたまん「自分も肌荒れで悩んでた時に『ケチらずに使えるモノを買う』って書いてあった。無印とかけっこう安いじゃん?あれってだからケチらずにブシャーってかけられるじゃん?それが良いですよって書いてあった」
化粧水、惜しまずジャバジャバ使うのが大切!
なるほどなるほど。
でも、化粧水をケチらずに3回つけてたら、あっという間になくなっちゃいますよね?
コットンパックするときにもジャバジャバとコットンにしみこませていたらあっという間になくなっちゃいますよね?
いくらプチプラといっても、600円とか800円とかするものを週1で買ってたら月に2500円~3000円かかっちゃいますよね。
なので、買わないで作る!
究極のコスパよし化粧水、グリセリン水をつくっちゃいましょう!!
100mlあたりなんと5円~7円くらいで作れちゃいます!!!
グリセリン水 レシピ
- 水 100cc
- グリセリン 2ml(小さじ1/4~1/2)
上の材料を混ぜれば出来上がりです。
超簡単!!!!
水はなんでもいいです。敏感肌の方はミネラルウォーターか精製水をおすすめします。割と肌の強い方で腐りにくさ優先なら水道水でもいいです。
グリセリンは薬局で買えます。
混ぜた後は無印とか100均に化粧水用のボトルが売ってるので、そういう容器に入れてください。
冷蔵庫に保存して1カ月以内に使いきってください。量が少ないので普通に使いきれると思います。
肌が敏感すぎてグリセリンが合わない方、保湿成分にこだわりたい方はベタインを使うのも良いです。
このレシピはシンプルシンプルシンプルなので、肌に合わせてスクワランを混ぜてみたりセラミドをプラスしてみたりヒアルロン酸を入れてみたり、色々カスタマイズ可能です。
香りをつけたい場合はラベンダーやローズオットーのエッセンシャルオイルを1滴だけ加えてください。柑橘系のエッセンシャルオイルは、シミの原因になることがあるので避けてください。
とりあえず、まずはグリセリン水単体で試してみてください。カスタマイズは肌の調子を見て、肌と会話をしながら。少しずつ自分仕様にしていってください。
天然の材料でしっとり保湿「みつろうクリーム」
実は私、化粧水は結構前から手作りして使ってたんです。
でも、クリームは買ってました。乳化がめんどくさそうだったので。とりあえず何でもワセリンぬっときゃいいだろうくらいの雑さで…(すいません)
しかし、「みつろうクリーム、実は、すごく良い?」って感じる機会がありまして。
きっかけはホメオパシーです。セルフケアでホメオパシーのレメディに色々と手を出しまして、そのついでにレメディ入りのみつろうクリームを買ってみたんですね。
これが、良くて!!!
何がいいって、アトピーに。
私ね、アトピーあるんです。30過ぎてから出ました。
アトピーって保湿が大事っていうんですけど、私保湿してこなかったんです。なぜなら、保湿すると超かゆくなるから!
ワセリン塗ってもクリーム塗っても、オーガニックメーカーの塗っても、ダメ。塗ったらかえってかゆい。ので、保湿しないで放置してました。
でも、このレメディ入りのみつろうクリームだけは、スッとなじんでかゆくならなかったんです!感動!!
このクリームの成分を調べてみると、どうやらみつろうと椿油をベースに作っているものらしい。
みつろうクリーム、いいじゃないか!自分でも作ってみよう!と俄然やる気が出た私。
実は、家に10年位前に買ったまま放置してあった光郎、いや誰やねん、蜜蝋があったんです……
なんで放置していたかというと、みつろうでリップクリームを作って、見事に爆死したんですわ……。
敗因は、加熱と撹拌の不十分と一緒に使ったひまわり油。
加熱と撹拌が足りなくて滑らかさが足りず、塗ってもボソボソボソッとする気持ち悪い感触。そして、酸化の早いひまわり油を使ってしまったことで、使っているうちに不快な油臭さが……。唇に塗るたびに、口からあぶらねんどの匂い……。イヤーッ!!!
そんな最悪な失敗があったので、ちょっと、みつろうを使った手作りコスメに抵抗があったんですね。しかし、上のスパジリック ビーRの使い心地の良さに「これはいい!」と思い直すことができました。
一番はじめにも書いたように、このレシピはまだ試行錯誤中です。分離しちゃうんですよ…。なので、作られる方は完成されたレシピではないことをご了承いただいた上でお願いいたします。
みつろうクリーム レシピ
- みつろう 2g
- 油 大さじ1
- 水 小さじ1
- (オプション)エッセンシャルオイル
- (オプション)乳化剤
「油」と超雑に書いてありますが、この油の選び方でクリームの質が変わってきます。
初めて作るのに手軽でおすすめなのが、オリーブオイル。そう、台所にあるオリーブオイルでいいです。オリーブオイルはビタミンEが豊富なので、めっちゃビタミン入ってる系クリームができます。ユースキンとかユベラとか、ああいう見た目です。ビタミンEは血行を促進してくれます。
ホホバオイルを選ぶと水分を入れても分離しにくいです。もちろんホホバオイルなので保湿効果もメッチャあります。ホホバオイルは無印に売ってます。
ヘアオイルとして椿油を使っている方は、椿油を使ってみてもOKです。
高い美容効果、エイジングケアを望まれる場合はアルガンオイルを使うと良いでしょう。
あとはスイートアーモンドオイル、ココナツオイルやグレープシードオイルなど、スキンケアに使える油なら割と幅広く行ける印象です。
油を自分の肌に直接塗ってみて、相性の良さそうなものを選びましょう。炎症が出た場合は使わないでください。
エッセンシャルオイルはラベンダーがおすすめです。顔に使う場合は柑橘系は避けてください。
あと、香りづけをしたい方は、エッセンシャルオイルの量に注意してください。
このレシピは分量が少ないので、入れるにしても1滴が良いです。ですが、1滴だけ入れるって、結構難しくないですか? うっかり2~3滴ドボドボって入っちゃったりしません?私だけ?
私自身はこのクリームをアトピー皮膚炎の部分に塗れたらと思って作ったのですが、エッセンシャルオイルが多めに入っちゃったものは刺激が強すぎてかゆくなっちゃいました。
なので、敏感肌の方ははじめは無香料で作ることをおすすめします。無香料でもみつろうの甘い香りがほのかにしますよ。
香りをつける場合、前もって50mlくらいの油に1滴だけエッセンシャルオイルを入れたものを用意して、その油でクリームを作ってみてください。
このエッセンシャルオイルを入れた油は、普通にヘアオイルとして使えます。乳液用の容器に入れてください。乳液用の容器は100均とかで売ってます。お風呂上りにタオルドライした生乾きの髪にワンプッシュ手に取り、毛先を中心につけます。
乳液用ボトルってこんな感じのものです
そうそう、このヘアオイル。台所にあるオリーブオイルでもOKなんですよ。椿油と結構成分が似ているので、とても良いヘアオイルになります。私は台所にあるオリーブオイルでヘアオイルを作っておりますよ。
ヘアオイルと書いてますが、体の他の場所にも使えます。ポリッシュネイルをオフした後に爪の甘皮部分にぬりこんでも良いですし、夏場は化粧水のあと、乳液やクリームのかわりに使っても良いです。

このみつろうクリームのテクスチャーは、超こってり。重いです。
なので、顔につける場合は小豆くらいの大きさを手にとって、まずてのひらに乗せます。両てのひらでこすり合わせて(溶かして)伸ばしたら、顔を押さえる感じでプッシュして肌になじませてください。
私は乾燥肌なので気になりませんが、脂性肌の方は朝、メイク前にこのクリームを使うのは、ちょ~っと重いかもしれません。その場合は、水分を多くして乳化剤を使って作ったほうがいいかも。
こってり系なので、かかとや膝にはとっても好相性です。ガサガサした肌を滑らかにしてくれます。だからアトピー性皮膚炎にもいいんですよね。こってりしてるからガッサガサ肌をカバーしてくれて。
みつろうクリーム 作り方
- 水分を入れる場合は、湯せんにかけて人肌よりやや熱い程度に温める。乳化剤を入れる場合は、溶かしておく。
- 厚手のコーヒーカップなどの耐熱の小さな保温がきく容器に油とみつろうを入れ、湯せんにかけて溶かす。もしくはレンチンして溶かす。レンチンする場合は弱めで15~30秒ごとに溶けているかどうか確認する。加熱しすぎると焦げるので注意。
みつろうが溶けたら軽く混ぜる。直接エッセンシャルオイルを入れる場合は、ここで入れておく。 - (水分を入れなかった場合は4へ)
1の水分を2の油+みつろうに少しずつ注ぎながらよく混ぜる。超混ぜる。混ぜないと分離する。できれば、ブレンダーがあるとよし。手動だと結構分離しちゃいます。 - 固まり切らないうちに容器に入れて、完全に冷めてから密閉し、室温で保存。
乳化剤は、ホウ砂や植物用レシチンなどがあります。
私は、乳化剤を使わずに作って水分と油分が多少分離しても「まあいいか」で使ってます。すいません、雑で……。
分離している場合は、夏場だとちょっと保存に気を使ったほうがいいかもしれません。ただ、みつろうクリーム、冷蔵庫で保管すると硬いんだよねぇ……。このあたりどうするかは、自己責任ですね。
みつろう自体に殺菌作用があるので、水分入れないで油のみで作った場合は室温保存で大丈夫です。
3/10追記 ホホバオイルでみつろうクリームを作ってみました
- みつろう 2g
- ホホバオイル 大さじ1
- 水 小さじ1
- ラベンダーオイル 1滴
この材料で、乳化剤なしでもほぼ分離することなく作れました!
さすが保水性の高いホホバオイル!
水を含むことができるので、ブースターとしても使えるオイルです。
今回のクリームは、無印のホホバオイルで作りました。
オリーブオイルで作った時と比べて固い感触です。
私の場合、アトピーに塗ってもかゆくなりません。良き。
スキンケアとは、自分をいたわること
“20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生。でも、50歳の顔はあなたの功績よ” ――ココ・シャネル
スキンケアというのは、自分の肌を見るということです。
セッションにいらっしゃる方でも、残念ながらボッサボサの髪をしてガッサガサの肌をなさっている方がいます。そういう方が女性性に輝いていることは、まずありません。
大切なのは「身ぎれいにしよう」という意識があるかないかです。シミがあろうとシワがあろうと、輝いている人は輝いています。瀬戸内寂聴さんなんか、本当にお美しいですよね。寂聴さんの笑顔を見ていると、こちらまで元気をもらえるようです。
セルフネグレクトが今問題になっています。
自分への興味の喪失というのは、他人への興味の喪失も意味します。
そうすると、ここの世界への波長を合わせることが難しく、この世界に貢献することも難しいです。つまり、ここへ降りてきた意味がなくなってしまいます。
内面さえ美しければいい。それは真実です。
でも、内面からあふれ出すほどの光、表面的なあらを隠すくらいのオーラをまとっていない人は、やはり身ぎれいにするというのは大切。相手への思いやりでもあります。
12:33~
30代くらいになってくると”人のため”ということを自美容には取り入れていくべきだと思うの
こういう精油を持ってるとお友だちが具合悪くなっちゃった、彼氏が疲れちゃった、なんていうときにちょんちょんちょんってやってあげてこれでリラックス~でマッサージしてあげるとか
私自身トレンドを押しつけられるというのがとても苦手な人間です。「オシャレをする=流行を追う」と思っていらっしゃる場合は、オシャレをしたくないという気持ち痛いほどわかります!!
でも、身支度整える、清潔感を保つということは、それとは別です。身だしなみを整えること、それはマナーです。
自分が鏡で見て「うわっ」と思う姿を、人に見せるのは良くありません。例えば、トイレのシーンを動画で実況しようとは思わないでしょう。それが、慎みというものです。
慎みのある人は年齢を重ねてもなお、美しいです。慎む心があると、所作自体が美しくなりますから。ぼさぼさ頭で人前に出てはいけませんよ。せっかく自分なりの美しさを持っているのに、生かさないのはもったいないことです。
その第一歩が、肌のお手入れ、というわけです。
スキンケア、してみてください。
肌が疲れているときは、語りかけてあげてください。
「まあ、あなたここまで生きてきてえらいわねえ。こんなになるまで頑張ったのねえ。これからお手入れしてあげるからね。リラックスしてちょうだい」と