私は今、危機の時代の「政治力」―江戸の指導者に学ぶ「上に立つ者」のあり方という本を読んでいます。
その中で「ワーッ!そうそう!うれしい!」とメッチャ気分が上がる一節があったので、ご紹介させてください。
徳川八代将軍吉宗は、地図を見るのが好きだった。暇があれば幕府所蔵の地図を持ってこさせ、飽かずに眺めていたという。
元来、地図の好きな人間は好奇心が強く、しかも想像力が豊かであると言われている。
危機の時代の「政治力」―江戸の指導者に学ぶ「上に立つ者」のあり方 p109
地理学という学問の、その中身の多彩さを見れば明らかであろう。歴史、気候、科学、民俗、生物など、理系から文系までの領域を見事に横断している。
そう!
そうなんですよっ!
私、大学では地理学専攻でした。地理学というのは実に多種多様な知識をブレンドして総合的に使いこなしていく学問なのですよっ!!!
私、地図が子どものころから、だーい好きで!
誕生日プレゼントには地球儀をねだり、勉強机のデスクマットは普通の小学生女子がキキララやマイメロなどを選ぶ中、世界地図一択。渋すぎる女子小学生。
地図を眺めていたら平気で3時間くらい時間をワープしてしまうので、あんまり地図を見ないようにしています。グーグルアースなんか麻薬なので絶対ダメです。
この「地図好き」という点に、徳川吉宗の特徴が見事に現れている。
第一に、想像力が豊かである。ということは、政治家として「これをやれば、結果、こうなるな」という将来を予想できる。もちろん予想した通りの結果になるとは限らないが、将来を見通せないものが問題解決に当たると、必ず場当たり的対処になる。
第二に、情報収集に強い関心がある。
政策判断をする場合、情報は命である。料理に例えれば、情報は食材であり、集めないことには料理の作りようがない。第三に、現実主義者である。
危機の時代の「政治力」―江戸の指導者に学ぶ「上に立つ者」のあり方 p109~110
想像力はあるが、それは「おそらくここはこうであろう」という想像力であって、突飛な空想とはまったく違う。地図とは、実際に存在する土地や海の姿を現したもので、それ以上でもそれ以下でもない。リアルだからこそ、地図読みは愉しいのである。
こんなことを書かれると一気に徳川吉宗の好感度まで上がりますね。
そう、地図は、いいぞ!!
みんな、地図を見よう!!!
最近の私的には中央アジアが楽しすぎてヤバイ。タシケントとかカシュガルとかラダックのあたりとか、本当にたぎる。ジャンムーカシミールとか、最近は軍事的にもちょっと面白いというと言い方悪いですけど、すごく興味深い土地になっていますよ。ミリヲタ的にも地図は楽しいです。地政学的な観点で。
だからか、私は基本的に文系なんですけど、よく「Nozomiさんはバリバリ理系だから」とか言われるんです。なんか、私は理系のイメージがあるらしく。
これも、多分地理学大好き人間だから、文系なのに理系っぽく見えるんだろうな~と。大学のゼミでも理系寄りの学問、統計学とか地質学とか勉強してたもんなあ。
そしてそんな地図好きの観点から、地質学観点から見ると、こう思うんです。

パワースポットと
住みやすい場所って
相容れないよなぁ~
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