少しでも、世の中や社会を良くする確実な方法

ビジネス:スピリチュアルブログ
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スピリチュアルなことが好きな人って、ハートフルなんですよね。優しい世界を夢み、愛ある行動をとられている方も多く見ます。素晴らしいことですね!

……でも、納得いかないことが一つ、あるんです。
「スピ好きの人がこうしてくれれば、もっと世の中良くなるのにっ!」と。

スピリチュアル好きを見ていて、悔しいこと

私が残念に思う、スピリチュアル好きの人の特徴は二点。

「お金に興味がない」
「出世欲がない」

お金に興味ないんですよね
だから出世しなくてもいいかなと

正直、偉くなっても仕方なくないですか?

地位とかこだわるの
むしろ恰好悪いでしょう?

ああーっ、もう!
頭がグツグツ煮えたぎりそうなくらい悔しいですっ!!

金に興味なくていいですよ!
贅沢に興味なくていいですよ!
だって、お金たくさん稼いだなら、寄付すればいいだけだから!!

「この人を応援したいな」っていう志あるプロジェクトのクラウドファンディングに1000万円出資してもいいし、「いい活動してるな」って福祉施設に寄付してもいいし、知人のキラッと光る若者に大学の学費出してやってもいいでしょーっ!!!

稼いでるけど金に興味ないとか、むしろカッコイイ。(財星のない大金持ち、スティーブ・ジョブズはこのタイプ)
金や権力を目的に立身出世しなくていいんです。
世の中をよくするために、あなたにぜひ出世してほしいんです!!!

スピ好きでグラウンディングが弱い方の場合、よく組織の不満、社会の不満をおっしゃいます。社会適応力やコミュニケーション能力も弱い場合が多いです。

でも、心は綺麗です!!!
人を蹴落としたりしたくないし、相手も自分も愛して尊重したいって考えていたりします。だから、当然の結果、世渡りが下手になる。

ウチの社長、おかしいんです!
現場が混乱してても自分は遊び惚けてるんですよ!

ウチの組織は大きすぎて古いから、やることなすこと非効率なんです。
こうやったらどうですか、って提案しても聞いてくれない…

私はお客様のニーズに応えることで他の人よりも売上を上げてるのに「マニュアルに載ってないことをやる人がいる」って叩かれるんです…

こういうかたのおっしゃることは、大体正しいです。正論です。
だけど、そういう正しいことを言って解決するかというと、まず無理。言ってることは、正しいのに!

そう、いくら正しいことを言っても、力が無いと通用しないんです。

繰り返しますけど、大体言ってること正しいですよ。むしろ、「社会たるもの、そう在るべきですよね」ってことをスピリチュアル好きな方って、おっしゃいますよ。
だけど、残念なことに、そういう方々は大抵絶望的に力が無いんです。権力が無い。

世の中で自分の意思を通していくには、力が必要です。いろいろなやり方がありますが、組織の中ではオーソドックスに権力が物を言います。

カンの鋭い方はもう気づいてらっしゃることでしょう。
その通りです。

正しいことを正しいという方が権力を手にしたら、世の中は良くなります。弱者を思いやり、寄りそうことのできる人が力を手にしたら、世の中は良くなります。

だから「出世に興味がない」はダメ!
それじゃ世の中、良くならないんです!!
あなたが出世しなくてどうするの、って話なんです。

いいですか。
この記事を読んだあなたは出世してください。

あなたみたいな心のきれいな人がリーダーになってくれれば、世の中は必ずいい方向に好転していきます。部下に感謝され、取引先やお客様にも感謝される、感謝の循環を作っていけます。冷たい組織に、温かな愛が巡るんです。

そういう人こそが、人の上に立つべきです。
そうでしょう?
そう思いませんか。

あなただからできる、小さな世直し

力を得るためには、人を魅了するコミュニケーション能力が大事!

コミュ力UPのための基礎の基礎が「相手に興味を持つこと」です。嫌な相手、理不尽なことを押しつけてくる相手が「なぜそんなことをするのか」ということを想像してみる。そのためには相手に興味を持つことが、はじめのステップとなります。

私が爆推ししている伝え方が9割では、「ノーをイエスに変える3つのステップ」を提示しています。

  1. 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  2. 相手の頭の中を想像する
  3. 相手のメリットと一致するお願いをつくる
課長
課長

部下に理不尽な要求をおしつけないために、無駄な業務を減らしたい…

こんな思いを抱いている管理職の人がいたとしましょう。でも、1「自分の頭の中をそのままコトバにしない」です。そのまま言葉に出すとこうなります。

部長
部長

何を言っとるんだ!
自分だって若い頃は耐えてきたんだ
わが社の伝統を理解できんのか!

まあ、今時はここまでパワハラ丸出しでは言われないでしょう。ですが、やはりまともには取りあってくれない可能性が高いです。(取りあってくれるんだったら、そもそも現時点で変わっているはず)

だから、2の「相手の頭の中を想像する」

課長
課長

部長は就職直後にバブルを味わってきた世代…
苦しくても耐えれば業績が上がって報われてきたわけよね
今の若者も自分と同じようにやれば上手くいくと信じているのかもしれない…

ここで、3「相手のメリットと一致するお願いをつくる」

課長
課長

部長は若い頃、努力なさって実績を上げたんですから素晴らしいですね。いつもアドバイスをいただき有難うございます!
ところで、生産性を上げるために時代に合ったスタイルにすると、役員からの査定評価もより上がること間違いなしです!若い頃に苦労されてきた部長こそ、上層部にもっと評価されるべきです!!

部長
部長

ふ~む、なるほど
そういう視点もあるかもしれないな
じゃあ田中君、頼んだよ

ここでは伝え方が9割でいうところの「相手の好きなこと」「認められたい欲」「あなた限定」「感謝」の4つのテクニックを使っています。

実は、上司は誰であっても不安に思っています。
「じぶんは、部下に本当に信頼されているのだろうか?」と思っているのです。

こんなことがありました。
ある上場企業のご高名な社長とお話をさせていただいたとき。社長はおっしゃいました。

「私は不安なのです。本当に社員が私を信頼しているのか」

私は驚きました。こんなに有名企業の社長であっても、「部下がどう思っているか」不安に思うのか……と。
「部下に信頼されているか?」は、上司であれば誰もが思っている不安なのです。

それではポイントです。
社長であっても、部長、課長、現場リーダーであっても、部下を持つ人は誰でも不安なのです。上司こそ、認められたいのです。

このことは、ほとんどの部下は知りません。
みなさんは上司を優しく包み込んで、こう伝えてあげてください。
「信頼しています」
「先輩に学びたいです」と。

すると、上司はあなたを応援したくなります。もちろん、上司との関係も良くなります。

「認められたい欲」というと、上司から部下と思いがちですが、実は部下から上司へも非常に効果的なアプローチなのです。

伝え方が9割 2 p120~121

こういうことをかくと「媚びなきゃダメなのか」「嘘をつけってことか」と反応される方もいます。しかし、こういった人間関係の機微を理解することこそ、現実環境を改善していくための必須スキルです。

実際に、有能な方が人を率いる立場におかれると、まずつまずきます。
なぜなら、自分が軽くできることを、部下は(時にビックリするくらい)できないからです!!!(ドーン)

有能な方は「なんでできないの!?」と理解できません。そこで、正攻法の「自分はこうしてみたよ」という真っ当なアドバイスをしてしまいます。もちろん部下は「わかりました」と聞きます。でも、やりません!(ドーン)

ここで、「正しいことを真顔で『正しい』というのでは問題は解決しない」ということを学ばなければなりません。有能な人にはつらいミッションです。

でも、思い出してください。
1「自分の頭の中をそのままコトバにしない」です。
相手のメリットになる形で自分の考えを提示することです。そうすれば上手くいく。

つまり、上司に自分の意思を通そうと伝え方を工夫することは、部下を率いる立場になった時にも役に立つということです。今すぐに取り組んでよいことなのです。

さあ、やっぱり最後はコミュ力!
コミュニケーション能力を伸ばして、のしあがってやりましょう!

スピリチュアルなことが好きな人って、ハートフルなんですよね。優しい世界を夢み、愛ある行動をとられている方も多く見ます。素晴らしいことですね!

だから、希望に思うのです。素敵なあなたが出世したあかつきには、世の中はもっといいところになっている、と。

この記事は「伝え方が9割」のテクニックを使って作成しました。
さて、どこで使われているでしょう?
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