リーダー様は叱らせたい~経営者たちの説教頭脳戦~

ビジネス:スピリチュアルブログ
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経営者の方って、占いやスピリチュアル好き多いんですよ。あの経営の神様・松下幸之助も占いの神様・高島嘉右衛門をお抱えの占い師として頼りにしていたとのこと。
あと、パワーストーンのブレスをつけてる方も多いですね。

やはり、お金にしろ事業にしろ「大きなものを扱っている人」というのは目に見えない流れがあることを肌で感じている。だからこそスピリチュアルな世界をすんなり信じることができるのでしょう。とっても素敵なことですね!

だから、神社好きも多いです。
家に神棚のある人も多いです。

この間、北海道神宮にいっておみくじ引いてみたんですよ。そしたら何年かぶりに大吉を引きまして。いや~本当に久しぶり!大体いつも末吉とか小吉とかでした。運のない女。笑

いや、違うな。安岡正篤先生のお話によると、大吉は「陽であることが吉」で小吉は「陰であることが吉」なのだから、「陰の力を大切にしなさいよ」って言われていたのが「陽の力を使いなさいよ」に転換したってことですね。

易ではよく大小というのですが、これは陰陽を表わす言葉であります。小は陰で統一含蓄を表すから、形量的には小になります。反対に陽は分化・発展ですからどうしても大になる。

おみくじの大吉小吉も吉の大小をいうのではないので、陽的が宜しい、陰徳が宜しいということです。大吉が出たと喜び、小吉だと情けないというのは誤解であります。

したがって中吉は、これは矛盾を克服して一段進歩するがよいということ、相対的段階にあってはいけないということということになる。ほどよい真ん中という意味ではない。

安岡 正篤 「易経講座 運命を開く知恵 人間学講和」 p132~133

北海道神宮のおみくじの裏には「神の教え」というのが書かれています。
それを見て私は「ウーン!神社にはまる経営者の気持ち、わかる!」と思ったんです。
その内容は↓こちら↓

神の教え
過ぎた繰り言とりこし苦労、神の授けし身を破る
取り返しのつかぬ過去のことを、繰り返し思い悩んだり、定かではない将来のことを案じ煩うのは、ただ心を痛め身を損なうだけの無益なことである。

今日はただ今日のつとめを、ほがらかに一生懸命つくし、明日は明日のつとめに精を出す。日々神様の御心によりそい、明るく正しい心で暮らすことが肝要であり、禍も転じて幸いとなる唯一つの正道である。

これを読んだ時、私「くーっ!」って心にしみたんですね。
すごい嬉しかったんです。この厳しい言葉が!

経営者って、叱られること少ないんですよ。部下を叱る機会は多くても、自分を叱ってくれる人はなかなかいない。だから、神様にこうやって叱って引き締めてもらえると「ありがとうございますっ!」って背筋が伸びるんです! 襟を正してスッキリできる。

偉い人って、けっこう叱られたがりなんですよね。
でも、普段の日常でなかなかそれは難しい。
だから神社に行って神様に叱ってもらう。

リンデンバウムにも経営者のお客様が、お見えになります。

ウチみたいなストロングスタイルのサロンって、「厳しいこともビシバシ言われても平気っす!むしろ気合入れ直してください!お願いします!!」って方がいらっしゃいます。いつでも努力と根性!な体育会系でメンタル強い素敵な方がいらっしゃるんですねっ♪

メンタル弱くて「もう死にたい」「どうせ自分は成功できないし…」「ずっと無気力で鬱なんです…」って方は合わないんですよね。だって、そういう方は少し強い言葉をかけられたら、耐えられないでしょう? おかわいそうに。

そういう方はお優しいセラピストさんのサロンを選ばれると良いですネ!
適材適所ですっ♪

だからリンデンバウムのお客様には普通の派遣社員さんみたいな方は本当に少なくて、大企業の管理職とか経営者とか第一線で活躍されるアーティストの方が多いんです。そういう方は、やはりメンタルが強いので「叱られたい!ゆるんでいる自分を正していただきたい!」って思うのでしょうね。そしてビシバシ厳しいセッションがプラスになると!

立場が上になればなるほど、出世すればするほど、叱られる機会って貴重なんです。老害になってしまうことを防ぐためにも、何らかの「叱られる機会」を意識的に持つとバランスが取れるのですね。

属国民主主義論では、老害化を防ぐのに「旦那芸」という習慣を復活させよ、と提案しています。年を取ってから新しい習い事を始めるのです。

年を取ると、叱られることがなくなってくる。特に出世した人ほどなかなか叱られる機会に恵まれない。だから、新たに芸をはじめて、その場では師匠にコテンパンに「違う!何度言ったらわかるんだ!」と叱られる。それによって精神的な円熟が得られるわけです。

そう、叱られるって大事なんですよね。定期的に誰かから叱られるって、本当に大事。じゃないと、どうしてもエゴがグングン育っちゃう。エゴが育ちまくって痛い思いをするのはその人自身ですから。

美しく枯れていくために

普段から叱られる機会の多い方は、わざわざ叱られようとする必要はありません。それじゃ「叱られ過ぎ」になっちゃいます!
何事もほどほどが一番ですね。

経営者の方は、自分に喝を入れてもらいたい方が多いです。セッションでも喝を入れます。笑

だから、家族や目下の人間に喝を入れ過ぎちゃうきらいが、もしかしたら、あるのかもしれないですねぇ~……。「自分がしてもらいたいことを人にしてあげなさい」を忠実に守られているのですね。

でも、叱られ分量が多い人がさらに叱られると、つぶれちゃいます。下っ端にいる人は叱られる機会が多いので、本当に必要な時だけ叱るくらいでちょうど良いんですよね。
だから、経営者たるもの、あんまりやたらとガミガミと部下に説教はしないほうが良いのです。そうしたほうが陰徳がつめて、人徳も篤くなります!

「自分がしてもらいたいことを人にする」というのは、同じ立場の人に対しては結構有効です。一方で、権力とか財力とか体力とか何らかのパワーに差がある場合は的外れになりがちなんですよね。

経営者って立場が同等の人が少ないですから、自分がしてもらいたいことを人にはしないほうが、意外と良かったりしますね。やるにしても、3割程度にとどめるくらいでちょうど良かったりする。難しいですね。

ところで、私が引いたおみくじには、大吉らしく全部やることなすこと上手くいくよ!的なことが書かれていました。ただ、条件付きで。つまりこういうこと。

「色や酒に溺れさえしなければ上手くいく」

な~るほど~!
じゃあ、私はクリぼっちで一人シャンメリー飲んで過ごしますね!!!
さ、さびしくないもん!シャンメリー、美味しいし!!!!(強がる感じ)

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