子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所からを読んでいて、「ああ、日本も他人事じゃないよなあ」と感じるところがありました。
わたしは日本にいた頃、ザ・スミスがそう歌っているから、という程度の知識で「サッチャーはダメだ」と思っていた。しかし、英国に住んでから彼女が犯した罪とは本当は何だったのかわかった気がする。
それは、経済の転換によって犠牲になる人々を敗者という名の無職者にし、金だけ与えて国畜として飼い続けたことである。
アンダークラスの人々を知った当初、「二四時間自分の好きなように使えるのに、どうして彼らのライフスタイルには幅ないのだろう」と不思議に思ったものだった。
しかし人間というものは、「希望」というものをまったく与えられずに飯だけ与えられて飼われると、酒やドラッグに溺れたり、四六時中顔を突き合わせなければならない家族に暴力をふるったり、自分より弱い立場の人々(外国人とか)に八つ当たりをしに行ったりして、画一的に生きてしまうもののようだ。
(中略)
この貧困ポルノは「同情するなら金をくれ」と言っているポルノではない。
子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から p30~31
彼らは金はもらってきたのだ。
そしてその金と引き換えに、それより大事なものを奪われてしまったのだ。
これ、ベーシックインカム後の日本にも起こりうることでしょう。
「ベーシックインカムで働かなくても生きていける社会になったら、それはユートピアになるのか」と疑問であります。
ベーシックインカムに関するキナ臭い話もにおってきますしね……。

でもね~「そういう流れ」になってきてるんだなぁとは、思いますよ。いかんせん菅総理大臣、竹中平蔵シンパですしね~。
11/14発行のメルマガに以下のように書きました。
電通やタニタなど、正社員を個人事業主に転換する企業が出ています。
【参考】電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう :日本経済新聞
これも時代の流れなんでしょうね。
こういう形態って能力のある人はさらに伸びるし自由な生活を謳歌できるけど、サラリーマン的に周りに合わせてなんとなく仕事してたタイプはドン尻ですよね。(でも学校では「周りに合わせなさい」とか教えるから闇よね……)
どんな業種にも言えることですけど、二極化が激しいです。
上手くいく人はとことん上手く行き、落ちる人はとことん落ちる。
コロナ禍によって、この流れは早さを増しています。この流れの中で沈まず羽ばたくキーは、やはりコミュ力です!
誰とでもすぐに仲良くなっちゃえるコミュ力しか勝たん!
オープンハートな社交性って愛ですネ☆ここでいうコミュ力っていうのは周りに合わせる協調性のことではないですよ。
自分の考えを主張し相手とすり合わせ、粘り強く交渉して成果を引き出せるネゴシエート的な力のことですよ。こんな時でも上手く行っちゃう人のハッピーの鍵は、やはりコミュ力!
いつでも明るく陽キャラでいこうねっ♪
コミュ力のある方、大好きでーす!!
ベーシックインカムを導入して、確かに一部の人はクリエイティブに生きていけるようになるかもしれません。それで救われる人もいるでしょう。でも、その一方で人生に「生きがい」を見出せずにアルコールとかドラッグ(処方薬含む)に依存する人も増えると思うんですよね。
ここでも、極端に良く出る人と悪く出る人で「二極化」すると。
「働かなくても食べていけるだけの十分なお金があれば、それだけで人間はハッピーになれるのか」という命題に子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所からでは「彼らは金はもらってきたのだ。そしてその金と引き換えに、それより大事なものを奪われてしまった」と答えを出しています。
金はある。働かなくていい。
24時間やりたいこと、何でもやっていい。
こうなった時に堕ちていく人がいるというのは、オレオレ詐欺の現場でも見られます。
2ヶ月集中して働いて、次に声がかかるまでに数カ月単位で休みってことがある。この間にかなりの奴が腐るんです。
番頭や店長からどれだけキツく言われてても、クスリに手ェ出したり、派手に遊んでるとこをヤクザに目ぇつけられてつぶされたり、カジノに入り浸ってバカラで一晩何百万円擦っちゃったり。
老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 P231
ガツンと稼いで、後は豪遊。
そんな生活って幸せそうに見えますよね。
でも、上で引用したようにその自由な時間で堕ちていく人がいるのです。
そういう人は完全にお金から自由になると、自分を律することができないんです。お金という枠にはめられて、常識という枷をはめられている状態じゃないと、真っ当な生活ができないんです。

15年くらい前に、団塊の世代が大量退職した際、24時間夫が家にいることにストレスを感じる妻が話題になりました。サラリーマンをやってきた夫は大した趣味もなく、「人生を楽しむスキル」が著しく低い。対して妻は友達もいるし地域のコミュニティとのつながりもあるし、やりたいことがある。
夫は家にいても何をしていいかわからない。
だから、妻にベッタリつきまとって「ぬれ落ち葉」などと揶揄されたものです。

最近でも「夫が家にいるのがストレス」というコロナ離婚が話題になりましたね。精神的に自立できていない夫がずうっと一緒にいてベタベタしてくると息が詰まるというのは、団塊の世代の退職時とも共通するものがあるかもしれません。

あなたの人生の主役は、あなた(つまり、ガイドではない)
「枷がないと自分を律することができない」というのは、スピリチュアルカウンセリングの現場でも見られます。「ガイドのお告げ」を受け身で待つばかりで、「自分はどうしたいか」を主張できない方も、中にはいらっしゃるのです。

……………

…………

……………
…………

…………
…………

あのね、今ずっと黙ってるでしょ

はい

あなたのガイドはね
『待ちなさい。何か問いかけてくるまで何も言ってはいけない』
っていうの。
だから、今ずうっと待ってたんだけど
あなたは何も言わないのね

えっ
そ、そうだったんですか

『相手から与えてもらえるまでじっと待ってるのじゃダメなの。自分から動かなきゃエネルギーが動かない。だから、動くまで待ってなさい』
って言われたから、ずうっと待ってたんだよ。
でも、あなた、沈黙を『何か言ってくれるんだろうな~お告げを降ろしてるんだろうな~』って待ってたでしょ。

そ、そうです……

これね、今のセッションだけの話じゃないんだよ
あなたはいつも待ってる。自分から動かない。
だから、現実が思う通りに動かない
なぜなら、一番尊いのはあなたのエネルギーだから
あなたのエネルギーを内からほとばしらせてこそ、愛が顕現するの
受け身じゃダメなんだよ

その通りです……
いつも、私、人任せ……
人の顔色ばかりうかがってます
コミュニケーション能力が低い人にこういうことが起こりがちですが(コミュ力超大事!!!)、受け身で自分から何もしようとしないんですね。ただフワッと「幸せになりたい」とかぼんやり思って待ってるだけ。
この世で一番価値のあるものは愛のエネルギーなんですね。その愛のエネルギーってのは、その人自身のハートの中にあるんです。だから、その愛のエネルギーをハートから自発的に汲み上げなければならない。
ガイドはサポートはしてくれます。
でも、サポートしかできないんです。
輝くのはあなた自身のエネルギーを使わなきゃ始まらないんです!!
あなたが自分のエネルギーを動かし発揮することなしに、ガイドもサポートできないんです。あなたが主でガイドは従なんです、あくまでも。ガイドが主体になって「ハイハイ、あなたはこうね!こうしなさい!」ってやるのはルール違反なんですよ。
考えてみてください。
そんなの人生の乗っ取りじゃないですか。
そんなことやりたがる存在がいたら「低級霊は失せろ!」ってブロックすべきです。目に見えない存在全部が優れた愛の存在なわけではないんですよ。
「ガイドとの距離が遠くて寂しい」なんてのも、ちょっと依存的でまずいです。
彼らは高次の存在なので、人間レベルでのぬくもりを与えるのは難しいんです。あくまでも高次の純粋な愛なので、三次元の愛(つまり二元的に分離した愛憎)じゃないんです。
これからの世の中で、キラキラ愛を体験しながら肉体のある人生を生きていくには、やはりこの自発性というのがとても大切になります。ベーシックインカムが実施されたとしても「やりたいこと」がない人は「ただ死ぬのを待つだけの人生」という時間の浪費を耐えねばなりません。


二極化していく世の中で、あなたは自分をどのポジションに置きたいですか?
ただ流されていくならば、未来はちょっと苦しいかな~って思います。
自分からエネルギーを発するならば(それは愛です!)、ここの世界のシステム、意義も見えてきます。
さて、あなたはどう在りたいですか?
それは、自分で選べるんですよ?