この記事はゲスいことをゲスく書いていくでゲスよ~(どゲス顔)
フリーアナウンサーの小林麻耶さんが、事務所との契約解除や番組降板したそうです。そして、その原因がスピリチュアル系の夫に洗脳されたからとまことしやかに噂されています。

これをみて、私は
「アッハイ!スピ系あるあるですねっ!!」
と思いました。
スピ系女子で恋愛依存の人って「教祖系」の男性がいると一発でコロっといっちゃうんですよね。「スピ界隈以外では絶対モテないだろう…」って感じの男性でも、スピリチュアルコミュニティではハーレム作ったりしてるの、少なからず見たことあります。
ホント、モテたい男の人、スピリチュアル界隈来るといいよ!
5割増しでモテるよ!男ってだけで!!!!
クソだゎ!!!!!
私が「ツインレイの彼が~」とか「相手とはツインソウルで~」とか言っちゃう人にドン引きするのも、実はここら辺です。こういう「今のパートナーとはツイン」って言いたがる人で10年続いてる人、私見たことありません。9割が3年以内に別れます。
でもって、次の男ができたら舌の根も乾かぬうちに「彼とはツインレイで~♥ 前世で~♥」ってはじまるんですよ。
ツインソウル、何人おんねーん!!!!(超ハリセン)
なので、「ツイン」って言葉が出た瞬間私はシュッと心をロックダウンして話を100%聞き流します。
お客様のメールでも、「今の相手とはツインで~♥ 運命の出会いで~♥」って始まったらその時点で大神少尉並みの早さで体が勝手にゴミ箱クリックしちゃってせっかくのメールにお返事が返せないんで、そこらへんNGワード指定でよろしくお願いしまっす!!!!
DV男がツインソウル? それでもツインソウル?
私が「ツインソウル」という単語にアレルギーを示すようになった一つのきっかけが、友人の男性関係です。
その友達、後藤真希に似てるので名前はマキちゃん(仮名)にしましょう。彼女は私の憧れの女性でした。私は若いころ結構ギャルでありまして、ギャルにとって「ショップ店員」というのは神な存在だったんです。マキちゃんはショップ店員、今でいうアパレル店員でした。
マキちゃんはスタイリッシュでコミュ強でメチャクチャ仕事ができてバリバリ稼ぐので、若くして一店員から店長を任されるまでになりました。女子みんなのカリスマ、あこがれです。カッコイイ!
で、マキちゃん、ショップ店員が付きあいがちなギャル男とは10光年くらい離れたチー牛系男子を二まわり肥やしたような男性とお付き合いを始めたんですよ。
みんな、愕然としました。言葉も出ない。
マキちゃんは、熱い瞳で語ります。
「ぁたしね、ぁの日、カレに救われたの……」
もう、心はdeep loveのアユです。
なんか、マキちゃんは仕事の激務のストレスから、スピリチュアル系の占いにハマって、ふくよかなチー牛君のセッションを受けたそうなんですね。それで魂の使命を知って、救われたそうなんです。
うん、いい話ですね~!
スピリチュアリストとして、うらやましいですね~!
私もそんな仕事ができたらいいなって思いますね~!
だがしかし。
太チー牛君、マキちゃんの家に住んでるらしいんですよ。
会って3カ月も経たないのに同棲ですよ。(そういえば、小林麻耶さんもスピな夫と出会ってすぐに結婚されましたねぇ…)
「え、早過ぎね?」と私は戸惑いました。しかし、ギャルコミュニティというのは会ってその日のうちにセックスをするのが当たり前だったり3カ月で同棲しちゃうなんて話は珍しくはない乱れた文化がありましたので、私も「そんなもんか…」と思ってしまいました。
マキちゃんはキラキラとした瞳で、彼のすごさを語ります。
「彼の前世はね、○○だっていうの!そして、その使命を果たすために今世もここに生まれてきたんだって!すごくない!?」
うん、すごいね。
スゴイト思ウヨ(棒読み)
「彼の予言ではね、私たちには二人の女の子と一人の男の子ができるんだって!名前は瑞希と和希と颯太にするといいって神様が言ってたんだって!」
あ、えー。
そ、そうなんだぁ~。
正直、こういったスピ系の話は、私的には「お、おう」でドン引きするだけだったんです。そこまで問題じゃなかった。
問題なのは、彼の生活費のほとんどをマキちゃんがまかなっていることと、それほどスピリチュアルセッションで稼ぎが無いくせに彼は「友達夫婦に援助する」といって月30万も仕送りをしているということでした。
スピな話はまあ実害がない分には聞き流せるけれども、金の話は聞き流せねえ!
私はマキちゃんに言いました。
「ねえ、それ、おかしくない? 友達を援助したいってのはわかるけどさ、なら、まず自分が稼げるようになって、収入に余裕ができてからやったらいいじゃない」
マキちゃんは怪しくキラキラした瞳で熱く言います。
「彼は優しい人なの! 困ってる人を放っておけない、そんなところも好きになったの! 私がお金を立て替えられればいい話じゃん? 彼は、今に有名になるから大丈夫。本当にすごい能力があるんだよ!!」
そこまで言いきられると、私も強くは言えません。人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて死んじまえって言いますしね。
でも、なんかだんだんマキちゃんはおかしくなっていきました。
私が嫌だなと思ったのは、マキちゃん単体で会えなくなったことです。マキちゃんと会うときは、必ず太チー牛君がついてくるようになりました。
「今日はマキちゃんと久々にデートだー♪あれ話そうこれ話そう♪」とウキウキしてても、待ち合わせ場所には当然のように太チー牛君がいます。なので、話題は限られてしまいます。女子会話の一番楽しいところ、彼氏についての本音のガールズトークなんて、望めません。
しかも、以前のマキちゃんは絶対遅刻しない人だったのに、太チー牛君と付き合いだしてから20分~30分の遅刻は平気でするようになりました。待たされまくって、男連れで登場。ガッカリです。
太チー牛君はコミュ障で、自分の得意分野の話題にしか参加しようとしない人でした。女二人で話を振って、彼を会話に参加させようとする気遣いも全く無視。「俺、興味ないから」あっ、そうですかー!じゃあ、お帰りはあちらで―!!と笑顔で返したくなるのを私はグッとこらえました。
しかも、無神経すぎることなら話すんです。
「Nozomiちゃんって着やせする方でしょ。実は胸大きいよね。下着姿見てみたい」
ええと、基本セクハラ的にもアウトではありますけど、彼女の前で、他の女に言っていい言葉じゃないっすよねぇ、ソレ。
太チー牛君に内心怒髪天ついておりましたが、実はそれより悲しかったのが、マキちゃんの態度です。上のようなセクハラ発言を他の女にしても、彼女は大人しくニコニコしているのです。「三歩下がって男に尽くす」という風情で、以前のキラキラしたマキちゃんの面影は、全くなくなってしまいました……。
仕事に情熱を傾ける姿が、みんなの憧れだったマキちゃん。
男ができただけで、こんなに変わっちゃうなんて……。
あんまり彼に対して良い印象はなかったのですが、それから1か月後、唐突に彼から驚きのメールが届きます。(マキちゃんから勝手にアドレスをきいたらしかった)
Nozomiちゃんへ
マキと喧嘩しました。
きっかけは――(前世のカルマをはじめとするスピリチュアルなことを絡めたヴェーダもびっくりなシヴァ神的サムシングにあふれる大スペクタクル抒情詩、つまりダルい長文なので省略)
もう俺は生きてる価値がないので、これから死にます。
俺って生きてる価値ないですよね?
いや死んだほうがいいってわかってるんで、大丈夫です。
マキに捨てられたら価値がないってわかってるんで。
死んだほうがいいですね、じゃあさようなら。お元気で。
いや、引きますよね。
もう、ちょっと、なんか、意味わかんないですよね。
しかも5年くらい付き合いのある友達だってならこんなシリアスな内容のメールを送るのもわかるんですけど、2~3回しか会ったことのない彼女の友達に「これから死にます」とか、ちょっと異常ですよね。
私は到底彼に返事を送る気になれなかったので、マキちゃんにこうメールしました。
マキちゃんへ
なんか彼が変なメールよこしてきたんだけど。
大変だね。頑張ってね…。
私を味方につけられないと理解した彼は、私を「アイツとはもう会うな!」と攻撃しだします。
彼の言うことは何でも聞くマキちゃんは、私をブロックして、友達関係を絶ちました。
最後に、マキちゃんからこんなメールが来ました。
Nozomiへ
カレがNozomiとゎ連絡を取るなってゅぅので、もぅ連絡できません。
着信も拒否します。ごめんなさぃ。
彼とゎツインソウルなので、はなれられなぃ運命にぁりマス。
何がぁっても、マキゎついてぃこぅと思ぃます。
さようなら。
ツインソウルって……、そんな理由?(絶句)
とても悲しかったです。
月日は流れて幾星霜。
アラフォーになった私は、新しい街に引っ越しをして近所のお店開拓に余念がありませんでした。
そんな中で入った、おしゃれな雑貨屋兼カフェ。
よさげな茶葉を見つけた私は、レジへと商品を持っていきました。店長とネームプレートが付いたレジ打ちの人の顔を見ると、なんと、マキちゃんではないですか!
「えっ、Nozomi?」
「えっ、マキちゃん!?」
「えっやだウソー!まじで!?」
「ウッソ本当にマキちゃん!?てか元気!?てか飲むべ!!!」
と私は持ち前の短気さでチョッパヤで約束を取り付け(こういうところはメチャクチャ行動早い。笑)、マキちゃんと旧交を温めることになりました。
「いやーもう、あれから大変だったよぉ~!!!」
マキちゃんがあの太チー牛スピリチュアル君とは別れたことを知って、私はほっと胸をなでおろしました。彼のスピリチュアルな予言は外れて、彼と結婚しなかったし妊娠もしなかったそうです。
「よかった~!」
「いや、そうもいかなくてさ。アイツ、私に借金かぶせて他の女と逃げたのよ。私をひっかけたのと全く同じ手順。カウンセリングで適当なこと予言して未来は明るいって期待させて、『あなたの前世はこうです、僕と夫婦でした…やっと会えましたね(笑顔)』って運命感じさせて落としたらしい」
「ええーっ!ひどい!!」
「いや、本当に返済きつくてさ、返し終わったのつい去年よ」
「まーじーでー!!」
相変わらずきれいでコミュ力があって(コミュ力、超重要!)、でも大人になったマキちゃんは、こういいます。
「私さぁ、ツインソウルとか自分に酔ってて本当にバカだった。実はアイツから暴力も振るわれててさ。でも『ツインソウルで離れられないんだから我慢しなきゃならない』って思ってたんだよね。ホント、ツインソウルがなんだっての。ツインソウルって言葉で定義しないと関係を作れないって時点で、まじダサくね? 本当に愛情のある関係ならさ、わざわざ前世とかツインとか言わなくっても、一緒に幸せに暮らしていけるっつーの」
「本当にそうだよね!そうだと思う!!」
「実はさ、私、結婚するんだ」
「えー、おめでとー!」
「ありがとう。実はね、アイツに背負わされた借金返し終えるまで、待っててもらったんだ。私もけじめつけたくてさ」
「マキちゃん、かっこいい!」
「今度の相手はツインソウルかどうかなんて馬鹿なこと気にしないよ。ただ一緒にいて安らげる人、それで十分じゃん? 年上なんだけどね、不思議と話が合うんだ」
私はしみじみ、マキちゃんが目を覚ましてくれてよかったなぁ~って嬉しかったです。
そして「ツインソウル(ツインレイ)」って言葉に縛られなくなったマキちゃんが、とっても素敵に輝いているのを見て「スピリチュアルワードで自分を縛ることの意味のなさ」を思い知った気がしました。
だから「ツインレイが~」とか「ツインソウルが~」とか言いたがる人には光速で遠ざかるようにしています。そういう言葉に頼らなきゃ自分たちの関係を肯定できない時点で、ちょっと違うだろって思っちゃうんです。
本当に、スピリチュアル男の洗脳、マヂ有害。もぅ無理、リスクカットしょ…
でもね、これスピリチュアル界隈だけの話とも言い切れないと思うんです。恋人ができることで悪い方向にガラッと変わっちゃう恋愛依存の人ってスピリチュアル系だけじゃないでしょう。
実際に、多くの児童虐待が「子どもよりも男優先」の母親によって引き起こされています。自分自身がネグレクトしたり、子どもを虐待する彼氏や再婚夫を止めない男優先の(つまり、「男を立てる!」)母親が後を絶ちません…。
これも恋愛依存ゆえに引き起こされる、悲しい犯罪です。
2019年6月に札幌市で起きた女児虐待死事件の裁判が、2020年11月現在、札幌地裁で行われています。母親は懲役14年、直接子どもに暴力をふるった疑いのある彼氏は懲役18年を求刑されました。
インチキなツインソウル、メンヘラ太チー牛君のことを過去の笑い話として書けるのも、マキちゃんが目を覚ましてくれたからです。あれから何年も経ちましたが、彼女は年上の優しい夫と新しい家族である猫ちゃんと、二人+二匹で幸せに暮らしています♥
マキちゃんは、恋愛依存をやめ、魂の輝きを取り戻したのです!
ツインソウルとかツインレイとか言葉に縛られてませんか?
言葉に縛られて本当の魂の声が届かなくなっていませんか?
恋愛関係や性行為に依存してませんか?
あなたの人生を作るのは、今のあなたなんです。
今のあなたの選択が、決めているのです。
今この瞬間の心こそが、大切なんです。
もし自分が何百万回も恋に落ち、それがいつも失敗に終わったことがわかるようになったら、その罠にふたたび陥ることはありえない。それは虚しいということがあなたにはわかる–魂の恋人などいない、いたことがない、と。その孤独は絶対だ。親しく交わるすべはない。意志を伝えるすべはない。
— OSHO bot (@osho_bot_jp) 2017年11月25日
セックスは瞑想を通して消えていく。
— OSHO bot (@osho_bot_jp) September 6, 2020
だがこれはそのエネルギーを破壊するものではない。
エネルギー自体はけっして壊れない。
エネルギーのかたちが変化するだけだ。
もはやそれは性的ではないだけだ。
そのかたちがもう性的でなくなったら
そうなったらあなたは愛情ゆたかになる。
まったく性的でなくなった人
— OSHO bot (@osho_bot_jp) September 7, 2020
そのエネルギーだけが内側で動いている人は
自らの中に歓喜をもつようになる。
その歓喜はその人自身のものだ。
そのような人こそ
はじめて愛することのできるようになった人
その愛は絶えまなく降り注がれ
絶えることなくわかち合われ、与えられる・・