LinuxMint20がリリースされてから、はや幾星霜(そんなには経っていない)

システムレポートがずーっと「!」になってるのも、そろそろ気になってきたのでLinuxMint20へアップグレードを試みることにしました。

それが地獄の始まりだとも気づかずに……。
LinuxMint20環境を試してみる
まず、自分のPCでLinuxMint20がちゃんと動くのかどうか、テストをしました。
Linux環境テストとしては、デュアルブートでインストールしてみたり、VirtualBoxにインストールしてみる手もあります。
私はもっとお手軽に、USBメモリからインストールせずに試してみる方法を使いました。LinuxMint20の本体は↓からダウンロードできます。
LinuxでLive USBを作る
前回Windows7→LinuxMint19.3を入れたときはRufusでインストールメディア(Live USB)を作りました。今回はLinuxMintでLiveUSBを作りたいので、Windows用のRufusは使えません。
Linuxで使えるインストールメディア作成方法を探したんですが、Windowsで作成する情報ばかりが引っかかる!「Linux インストール USB」で検索しても、Windowsで作る方法が出てくるんですよ〜。
で、ようやくタケルさん(超絶イケボ)の動画を見つけました。
balenaEtcher – Flash OS images to SD cards & USB drives
こちら、メチャ使いやすい!
簡単にLinuxでLive USBが作れました。
Linuxだけではなく、WindowsでもMacでも使えます。素晴らしい。
Live USBでLinuxMint20をテスト
作成したLive USBをPCに接続し、BIOS設定画面を起動します。私の場合は立ち上がってASROCKのロゴが出た時点でF11連打です。アタタタタタタタ!!!
どんな相手とマリカやっても絶対最下位の地位は守り抜く(アクションゲーム下手かよ)私でも、BIOS画面は起動できますので大丈夫です!!!
さて、USBでのLinuxmint20。
こちらはサクサク動きます。ネットも認識してくれます。ちなみに、USBからのテストは英語環境になります。インストールすると日本語で使えます。この焦らし上手が!
うちの年代物Sandy Bridgeさんに内蔵されているオンボードグラフィックはLinuxで起動エラーを起こしやがります。なので、カーネル ブート ライン オプションにnomodesetを設定しておく必要があります。
起動の問題を解決してUbuntuをインストールするためのトラブルシューティングの最初のステップとしては、起動する前に「nomodeset」オプションを設定してインテル グラフィックス機能を無効にします。
Linux起動用の手動「nomodeset」カーネル ブート ライン オプション | Dell 日本
nomodesetの設定、テスト環境で試してみたんですけど、保存できない設定だったせいか上手く行きませんでした。後述しますが、インストール後には設定できました。
19.3→20のアップデートに失敗
テストはとりあえず起動設定以外はOK。問題ありませんでした。
How to upgrade to Linux Mint 20を見ながら、アップデート作業をやってみました。
が、なんか、上手く行かない。

サードパーティのアプリを削除してね〜というので削除してアップグレードに進んだんですけど、19.3のまま。あれ〜??何が悪いんだ……。
Linux Mint19.3に戻してデータを復旧→CUI最高★
もー、にっちもさっちもどうにもこうにもブルドッグ。
Timeshiftで取ってあったsnapshotでデータ復元しよ〜!
と19.3をインストールし直し、Timeshiftでリストアしたら、GUIがお亡くなりになりました。コマンド一筋CUI仕様!イヨッ渋いね!!
な、何を言ってるのかわからねーと思うが……

ちょっと私もなにがなんだかわからない。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
つかLinuxやべえ!Windows尊い!!Windows普及するはずだわ!!!
いざとなったらWindows7のプロダクトキー使ってWindows10入れてやる……と思い、「じゃあどうせなら」と私はヤケクソになってきました。

こうなったら
LinuxMint20をクリーンインストールしてやんよ!!!
もうLinux Mint20、クリーンインストールしてやるんだからねっ!
クリーンインストール。
それはシステム安定への道。
おばちゃんさ〜Windows95の頃は半年ごとにOS入れ直してたのよ。だって、Windows95って使っていくうちにどんどん壊れていって、フリーズ頻発するようになるんだもの。そのたびにOS入れ直しですよ。リカバリディスクとズッ友やねん♥
そんなロートルPCユーザーなオイラは、割とクリーンインストールに抵抗はありません。
バックアップ取らなきゃならないようなデータも今時少ないですし。メールとかデータとかもクラウドで見れば影響ないですし。
なので、もうここまできたらLinuxMint20のクリーンインストールに挑戦してやる!とドンドコドンドコ闘志をたぎらせました。おかげで昼ごはん食べそこねました。おなか空いた……。
インストール自体はめっちゃサクサク行きます。なんの問題もないです。上の動画みたいにクリックするだけでOKです。はじめに言語を選びますので、その時点で日本語を選べばインストール作業も全部日本語でできます。
インストール後、日本語入力がすぐ使えます。
ですが、私の場合なぜか漢字の一部が中国語の簡体字で入力&表示されていました。
なので、「ようこそ」画面からシステム設定に飛びました。

「ようこそ」画面じゃなくても普通にメニューから「コントロールセンター」に飛んでも良いです。

「コントロールセンター→入力方法→日本語」をクリックします。

上の画像で「インストール済」になっていますが、まだの場合ここをクリックして言語サポートパッケージをインストールします。
あと、この「入力方法」の左下に「外観→フォント(上のタブ)」がありますので、Takao Pゴシックなどの日本語フォントを指定しておきます。
この状態で再起動したら中国語の簡体字は出てこなくなりました。
グラフィックの相性で出てくる起動問題を解決する(nomodesetの設定)
先程も書きましたように、私が使っているインテルの第2世代Corei5のオンボードグラフィックはなかなかにLinuxと相性が悪いようです。ですから、ターミナルから設定をいじらない状態では起動してもすぐにフリーズしてしまいます。
【参考】Linux起動用の手動「nomodeset」カーネル ブート ライン オプション | Dell 日本
Recoveryモードでブートしたときのみフリーズせずに動作します。なので、Recoveryモードで立ち上げてnomodesetの設定をしました。
Windows7の古いパソコンをLinuxで復活・延命!にも書いたのですが、備忘録代わりにもう一度nomodesetの設定方法を復習しておきます。

まず端末(ターミナル)を起動します。
Ctrl+Alt+Tを押して起動しても良いです。
sudo xed /etc/default/grub
こちらのコマンドを打ってEnterを押します。xed(テキストエディタ)が立ち上がります。もちろんvimでも良いです。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash”
↓
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”nomodeset”
と書き換えます。

テキストを保存して閉じます。
sudo update-grub2
上のコマンドを打ってEnterを押します。処理が始まり、設定変更が完了します。
この sudo update-grub2 を忘れてて、いつまでもnomodesetが有効にならず

どうしてなんだ〜
としばらく途方に暮れておりました。
なんかあの「ダーッ」と出てくる処理がないぞ、と。grub2のアップデートが足りなかったんですよ!!
「GNU GRUB」ブートローダー画面でnomodesetを設定する方法はこちら↓

設定後は起動の問題も起こらず、無事に使えるようになりました。
LinuxMint19.3ではGIMPのflatpak版が起動しなかったりしたのですが、今回はそんなこともなくソフトウェアマネージャよりインストールしたらそのまますぐ使えました。
仕事で使うので一番大切なSkypeもOpenOfficeもつつがなく使えます。仕事の依頼、お待ちしておりまーす☆
これで2025年まではサポートされているOSを使えることになりました。あーよかったよかった。
今回、お助けになったのは入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)。

私は普段、電子書籍派です。紙の本は収納に困るから、厳選したものしか買いません。電子書籍が出ている本は、たいてい電子書籍で買います。
しかし、この本は紙の本で必要!!
紙であって良かった〜と思いました。
わかりやすく基礎をおさえている本って、ありがたいですね。

スピリチュアルブログなのに
全然スピじゃないんだけど
こう思われた方がいらっしゃったらすいません。10/17発行予定のメルマガで、このプロセスがどうスピリチュアルだったか、どんな気づきがあったのかを書きますね!
どんな道を選んでも、魂は成長できるにも書きましたが、Linuxはスピだよ☆