薬膳って面白い!~食物と五行でも書きましたが、五行(薬膳)を意識して、食べ物を取るようにしています。
あなたの体質は? どんな五行を摂ったらいい?
自分がどんな五行の食べ物を取り入れたらいいのかは、【体質診断 体質チェック】からだかがみ|漢方セラピーが参考になります。

命式から自分の体質を見たい場合は、陰占で干支の五行を見ます。このとき気をつけてもらいたいのが、出た十二支の五行は蔵干の五行ではなく、支がもともと持つ五行を見ることです。
無料占い 四柱推命 無料鑑定←こちらでは自動的に干支の五行を出してくれるのでわかりやすいと思います。

画像の例ですと、木1土3金2水2になります。
火がありませんね。火(苦味)の食材を補ってあげると良い人ですね。お茶やコーヒーを飲む習慣を付けるなどするとバランスが取れます。
あと、土が多めの人なので、甘い物はひかえたほうがよろしいタイプですね。
「バランスの見方がわからないよー」という方は、TEN-SEN 天占 てんせんの簡易プロ算命で「守護神」を見てください。それが大まかに見た場合の「補ったらよい五行」です。
火旺のオイラの体質
私は基本的に陰占では火旺でボーボーです。いや、まあ陽占でも火性の星ばっかでボーボーなんですけれどもね……わぁい、Nozomi炎上だぁいすき♥
火の気が強いというのは、どういうことかと申しますと、五行では「心臓」が強すぎるということになります。
*夏生まれの特色/火性が多い場合
巳月と午月に生まれ火性を多く所有する人がこの型に入りますが、必然的に体温が高くなりやすく、総体的に身体が引き締まり、外見的には強健な体質を保つことができます。
生まれ月による身体的特徴*「夏生まれ」 | イケジイのおもしろ玉手箱
この形は何らかの肉体的なバランスを失って病気という状態になれば、実に脆い一面をさらけだし、大病へとつながる危険性をもっています。
肉体的な疲労が大きくなることは、木性が多い場合と同じですが、この型は加えて血液の濃度が高くなるようです。
そのために体温が高い割には、手足の末端は冷たいという現象を生み出します。
つまり血液の流れに欠陥が生まれやすいのです。
その関係で、皮膚にある種の粗さが現れやすいでしょう。
いやそれ、本当にそれ!!
私、手や足がすごく冷えるんですよ!そして体の中央部分は熱いのです。
私が「具合悪い」と思って熱を測ったら、大抵は「35度台」とか低体温の時です。少しくらい体温が高い時は、別に平気だったりします。37度くらいの熱だったら、割と普通に活動できたりしちゃいます。
普通、熱っぽいなと感じた時って、まず自分の手をおでこにあててみますよね? それで熱いか熱くないかで、体温を判断しますよね。
しかし、私の場合は手先、足先は冷たく体幹は熱いものですから、おでこに手を当てて「手がひんやりと感じるとき」は正常なのです。まず熱はありません。逆に熱があるときは「手先、指先まで熱くなる時」なので、おでこに手を当ててみて手がひんやり感じなかったら「あっ、今熱あるな」と判断します。私の場合は37度以上あったら、まず指がひんやりしないのです。
そして血液濃度、濃いです。
女性は平均よりも血が濃くないと400cc献血ができないので、割とハネられちゃう人が多いです。でも私は生理中でも余裕で400cc献血できる濃度です。※真似しないでください。
献血後の血液検査の結果を見ても、赤血球数がもう少しで標準範囲内を超えそうな勢いで高いです。良く言えば貧血知らず、悪く言えばドロドロ血です。「つまり血液の流れに欠陥が生まれやすい」のです!
ここから、排泄の話をしますので食事中の方はご注意ください。
私は尿が、濃いです。
これは子どものころからです。小学校の時って一斉に尿検査しますよね。あのとき、クラスで尿を集めるでしょう。朝教室に行ったら先生の机とかに集めてて、専用試験管を提出しますよね。
そこで、すごい、恥ずかしかったんです…。
だって、一人だけ、特濃。
色が、みんなと、違う。涙
私のだけね、真っ黄っ黄なんですよ。みんなもっと薄い黄色なのに、私だけ、ドーンと主張の強い黄色!!!!!
あれ、ホント、恥ずかしかったァ……。
でもね、数値で悪いものが出たりはしないんですよ。
だけど、濃いの。特濃なの。
血も濃いから尿も濃くなってしまうのかもしれません……。
泌尿器科では尿の色を参考にして、漢方の考え方によって、「薄い色の尿は冷えている、濃い色の尿は熱がある」と判断します。
【木曜】 漢方治療と尿路疾患 – 2011年11月 – 健康情報テレホンサービス | 兵庫県保険医協会
この考え方によると、まさに私は「熱を持った人間」なんですね。濃い黄色は脱水のサインのこともあります。「火が多すぎると水は沸く」と言われ、剋せなくなってしまうんですね。つまり水が足りなくなる。
水というのは臓器では腎臓にあたります。本来ならば火を抑える役割の腎臓が(火にやられて)熱を持ってしまう(尿の色が濃くなる)くらい、私は火旺体質なんですね。
火旺は水を取り入れ体質改善

火が多すぎてバランスの偏る人は、基本的に水で剋すと良いです。私のように極端なバランスの悪さでなければ土で漏らすのも効果的。木とか火のものを摂るのは抑えたほうが良いことになります。
なので、私は水の食べ物を多く取り入れるようにしてみました。
あと、水のはたらきを助ける金の食べ物も積極的に取り入れるようにしました。
金の食べ物は辛味のあるもので、水の食べ物は鹹味(塩辛い味)のするものです。具体的にどの食べ物がどの五行に当てはまるのかを知りたい方は食物・生薬の五行分類表、決定版 和の薬膳食材手帖などを参考にしてください。
金の食べ物を増やそうと思ったら、何といっても薬味。薬味はほとんど金なんです。大根おろしもしょうがも山椒も唐辛子もわさびも、とりあえず薬味つけておけば金の食べ物はカバーできる感じ。
例えば、そばは「水」の食べ物です。
陰陽五行では蕎麦は北方に位置する水気の作物と考えられてきました。
冷水をものともせず、水を吸うと急に生命が動きだし、冷涼な霧の出るところを好む蕎麦だから、水気が強いと見られたのです。水は植物を元気にする、つまり水気が木気を生むと考えられたので、水気のものを食して木気を迎える呪術ができました。
水気の冬に、蕎麦と冷水を組み合わせた水気を強化した作物を食する「年越し蕎麦」は、こうした原理によるものです。
木気が強いと豊作になるので、「長寿の願い」の説明になったのです。また、火を制するのが水なので、火気の夏を制するために、水気の象徴である「寒晒し蕎麦」や「うなぎ」を火気の夏に食する習慣ができました。
信州茅野 どうつきそば
ですから、ざるそばに小ねぎを切ったものを添えて食べれば、バッチリ金+水で私向きの食事となります。冬なら、温かいおそばに一味唐辛子をかけると金+水で良いですね!
おやつには黒豆の炒ったものをボリボリ食べます。大豆自体は「土(甘味)」なんですけれども、黒豆は黒いので水の気も持っていると考えられています。黒ゴマなんかもそうですね。
細かいことを考えなくても、黒い食べ物を食べるようにすることで、自然と水気(黒)を補う方向に持って行けるのです。
実は高尾義政先生の算命学の教科書にも食養生に触れられたところがあります。運気の上がる人間は、自然と足りない五行の食べ物を食べたくなるそうです。無意識のうちにバランスを取って気を巡らせようとするらしいのです。
なるほど~。だから私、おせちの黒豆が異様に好きなのか、と納得がいきました。
黒豆の煮物って、みんなそんなに好きではないですよね? でも私は一人で大好きで、モリモリモリモリ黒豆食いまくってしまいます。意地汚い話で恐縮ですが、次から次へと箸が進んでしまうのです。
自分でも作るくらい好きです。
黒豆は、前の日から水に浸して何時間も煮ます。面倒くさいです。それでも作るくらい好きなのです。
そんな黒豆好きな私が一推しなのが、福山醸造さんの「ほっくり蒸し豆 ドライパック《黒豆》」
これがよ、うんめえんだよ。ビックリすんだよ。
原材料名「黒大豆(北海道十勝産)」って書いてあるだけだから、純粋に豆を蒸しただけのはずなのに、「これは栗か!? エッ甘栗だろ!!?」って勢いで、甘いんだよ。
うまいんだよ。
すぐ食べちまうんだよ……。
福山醸造のオンラインショップで道民醤油買うとき、ついでにもっと買っておけばよかった……。日持ちするから備蓄食にしてもいいし……。エッ何、黒豆最強かよ。
ちなみに福山醸造の直売所はな、昔ながらの味噌や醤油の量り売りをしてくれるんだぞ。非加熱の生味噌も売ってくれるぞ。北海道産大豆の味噌や醤油が買えるんだぞ~。
8月31日(月)までの期間限定で、直売所にて1,200円以上買い物をすると、さっき「うまいうまい」と私が言っていた黒豆のドライパックをプレゼントしてくれるそうだぞ。札幌市民は苗穂に行くと良いんだぞ!

五行(薬膳)を意識した結果、どうなった?

さて、水の食べ物を多くとるように気をつけて、体調に変化があったかというと、ありました。明らかに血流が良くなっているのを感じます。つまり、ドロドロ血に水が補われ、サラサラしてる感があります。
もっと具体的に言うなら、手足が温かいのです。
私は夏場でも指先が冷たかったりしがちですが、おでこをさわってもおでこを熱く感じません、同じくらいに感じます。いつもならおでこのほうが熱いのです。
水って体を冷やすイメージがありますよね?
でも火旺の私は血が濃くなりすぎて血の巡りが悪くなって(東洋医学でいういわゆる瘀血ですね)手足が冷えるんです。
だから、水を補ってやるとかえって手足が温かくなるのです。火旺の私の末端冷え性には水が良い!! なんてこった!
相変わらず、まあ、尿は濃いのですけど、尿が濃いのは水分を意識して多めにとると自動的に薄くなるので、やはり水ですね。私は水を飲むと良いのですね。そして水分とったら同じく水の鹹味(塩分、ミネラル)ね。上手くできてますね。
本当に五行って、面白いですね!
奥が深くて、魅入られてしまいます。