高尾義政先生の算命学の教科書を読んでいると、「こういうときは孤独になると禍を免れます」とか「親縁が薄くて親元を離れた人は開運します」とか「家族も配偶者も子どももいない、そういう人がこういうときに見事に成功するのです」とか、とにかく「一人推し」が目につきます。
これはどうしてかというと、算命学を学ぶような方は「結婚して子どもを作って家庭を築いてHAPPY END♥」というタイプが少ないからでしょう。
つまり、そういう「平々凡々に生きることが幸せ」と思えるタイプの人は、そもそも算命学に興味なんぞ持たないのです。
そういう人は、たまに天中殺が回ってきたときくらいは「あれ、おかしいわ」と思って占い師に見てもらうくらいはするかもしれません。ですが、運気の乱れが収まったら占いのことなどきれいに忘れて「普通の生活」に戻るのです。
私も含めて算命学を学びたくなるような人は、ある種の業を背負っているとも言えて、「普通じゃ幸せになれないタイプ」ある意味才気あふれる人が多いのだと思います。
ですから、いきおい「一人になったら開運するよ」「結婚しないで子ども産まなかったら開運するよ」「親と縁が薄かったら開運するよ」的な文章が多くなるのでしょう。
高尾義政先生ご自身が、20歳近く年上の女性と結婚されて、奥さんとの間にはおそらく子どもがいない方(新婚当時で奥さんはアラフィフ)だから、余計そうなるのかもしれません。
なので、「一人でいることを楽しみたい」という人は算命学を学ぶと良いかもしれません。一人でいたら開運できるパターンを津々浦々で教えてくれます。
しかしここ2週間くらいずっと検証してるけど死にたいと言う人たちほんとに実は、退屈してる暇してる暇潰せない、つまり1人で何かして楽しむこと知らない人、ってだけなんじゃないかと思いはじめてる。こりゃ金のこととか会社で働くことばかり考えすぎた結果かな。もっとおもろいことしようぜー
— 坂口恭平 (@zhtsss) August 16, 2020
「一人で何かして楽しむことを知らないから死にたくなる(メンタルが病む)」
これ、算命学的にいうとエネルギー値の高い人の現象に見えます。
エネルギー値(数理法)については身強はワークアウトで開運しようぜっ!に書いたとおりです。エネルギー値の出し方も、この記事内にあります。
エネルギー値の大きな人って、とにかく動かないとメンタル落ちるんですね。
原因は様々ですが、この内最も多く「うつ」になり易い人は①~⑥までの「運動不足」により発生する「うつ」です。主たる原因は「身体のアンバランス」なのです。
おもしろ算命雑学*「うつは克服できる」 | イケジイのおもしろ玉手箱
自身の「保有エネルギー」が230以上の人は、じっとしているより、運動や体を動かしてこそ、身体がバランスするように出来ているのです。
動ける人、動かなければいけない人が、動かないと、身体のバランスが崩れ、肉体的症状や精神的症状となって発症するのです。
しかし、保有エネルギーの幅は、最低で110位、最高で360前後まであり、一人一人、自分にあった運動を心がけなければなりません。
ちょうど中間点の180~220ぐらいのレベルでは、通常の仕事や日常的な生活面で、運動量は充分ですが、平均より少ない人や多い人は「運動量」で、調整しなければなりません。
私がメチャクチャ気分が落ち込んだときにやるライフハックとして「ヘトヘトになるまで走ったり泳いだりして、ガッと寝る」という方法があります。
そうやってエネルギーを燃焼させてやると、精神が浄化されてスッキリするんです。たしかにそうしても現実の問題は何一つ解決しないんですけど、気分がスッキリすると前向きに困難と向き合うことができる→結果、現実の問題も結構なんとかなったりするんです。
だけど、今の世の中は「好きを大事に!好きじゃないことなんかやらなくていい♪」っていう自己啓発系の風潮がございますでしょう?
そしたら、エネルギー値大きな人まで「好きなことしかやりたくない!」ってなっちゃうのですよ。
そこで「好きなこと」がある人は問題ない。
でも、めぼしい「熱中できるような対象」がない人は、エネルギー不完全燃焼でメンタル病んじゃうんです。本来なら発散させないといけないエネルギーを自分の中に抱え込んでモヤモヤモヤモヤしなきゃならなくなるわけですから。
で、そこで私が「運動しようぜ!汗は裏切らない!!!」って言ってみても
「運動は『好き』じゃないからやりたくないです」
でシャットダウンされちゃうのね。
私だって、気分落ちてるときに必ずしも「体を動かしたーい!」という気分になるわけじゃないですよ。むしろ「動きたくない…だるい」とか思いますよ。「好きを大事に」したら、運動しないですよ。
だけど、経験として「運動して汗かきまくって疲れて寝たら、次の日メンタルが回復している」ということを知っているから、動きたくなくても、好きじゃなくても、10キロくらいガーッ!て走るんですよ。
エネルギー値高い人間は、「好きを大事に!!」だけじゃダメなんですっ!!!
好きなことを大事にした上で、好きじゃないこともやらんとエネルギーを燃やし尽くせないんですっ!!!
数理法のエネルギー値が高い人は運動を大切にして欲しいのと同時に、十二大従星で身強の星(天南・天禄・天将)がある人は精神活動においても「好きを大事にした上で、好きじゃないことにまで手を広げてチャレンジする」が自分の精神エネルギーをスッキリ燃焼させるために大事になってきます。
そもそも、天南・天禄・天将を持っているような人は陰転していない限り(見た目の印象はどうであれ)パワフルでエネルギー有り余ってるのですよ。だから、「好きを大事に」だけしていると、どうしてもエネルギーが余っちゃうんです。
例えば、私がプロとして鑑定をしようとするわけでもないのに算命学を学んでいるのも、天南星-W天将星という極身強ゆえとも言えます。ひとつのジャンルだけやってるんじゃ、エネルギー余るんです!!!
私は小説が苦手で、文学作品を手にとると「お前は一体何が言いたいんだ、三行でまとめろ」とか言いたくなる風流を解さぬ、つまらない無粋な人間です。
大体ね、三行で論旨まとめちゃったら、それ小説として書く意味ないですからー!
お前はおとなしく俳句でも読んどけ!!
五七五(三行)で収まるから!!!
ですが、ブログでたまに文学作品を引用することもあります。文学作品、好きじゃないです。ですが、「教養として必要だ」と思うラインは、好きじゃないけど読みます。そして、自分は好きではないけれども、価値があることも理解できます。やはり一流の芸術家の書くものってすごいな、と感嘆もします。
ですが、今の「好きを大事にしよう♪」的自己啓発ムーブメントに乗っていらっしゃる方は、私が好きだから文学を読んでいるのだと思っているのですよ!!!「Nozomiさんも漱石好きなんですね!嬉しいです!」と誤解なさるのですよ!!!
ちっがーう!!!!!!!
好きだからやってるんじゃない、好きではないけれども教養として必要だから頭に入れてるだけです!!!!好きを大事なんか、してまっせん!!!!!!(!の圧……)
5:26~
本当に好きなだけで入ってきた人、本気じゃない人はすぐ辞めていくよね。
憧れの人に会うとか声優になることがゴールになっちゃってる人はちょっと違うなーとか
あくまでも一職業だからね
仕事にしていくっていうところが違う
↑これ。この動画では声優について話をしていますが、声優以外の職業だってそうです。
好きを大事に♪してる人ってまず大成しないの。一部の超天才以外「好きを大事に♪」だけで食っていける人はほぼほぼいません。
なぜなら「好きを大事に!」してる人は何か少しキツイことがあった時に踏ん張れないんですよ。
それに加えて身強は「好きを大事に」だけだと、エネルギーはみ出ちゃうんですよ。燃焼しきれんのですよ。だから、好きなことは好きなことで大事にしますけれども、好きじゃない分野も頭に入れたり体験したりせんと、燃焼しきらんのですよ。
だから、数理法でエネルギー値が250以上だったり、身強の星を持っていたりする人は、とにかく「好きじゃなくてもやってみる」が大事ですよ、って話です。
「好きなことが見つからない」っていって黙って何もしないと、エネルギーが不完全燃焼を起こしちゃって、メンタル病むのは当たり前ですよ、って話です。いわば、心の一酸化炭素中毒!
エネルギー値大きい人が「好きなこと」を見つけたいなら、好きじゃないことをやりながら探したほうが良いです。そのほうがメンタルの状態が落ちなくてすみます。
まあ、小難しい話はここまでだ!
とりあえず、まずは走ろうぜっ!!
汗は裏切らない!!!(脳筋並感)