私は「好きを大事に」という風潮に違和感があります。
特に「好きなことを仕事にしよう!」といわれると「???何言ってるの?」と理解ができません。
好きを仕事に? うーん、理解できない

私は、何事もコツコツと積み重ねて時間をかけないと成果が出ない人間です。仕事のみならず人間関係もそうです。時間をかけて積み重ねないとダメ。つまり、割と初対面は嫌われる。でも3年経ったら「なんだ、いい人じゃん」って思ってもらえる。
これ、天南-天将-天将という極身強のせいもあると思います。つまり、オーラからして「偉そう」なんですね。ナチュラル上から目線に見えるのでしょう。
でも、話せば東の鳳閣星の陽キャラ&コミュ力爆発(誰とでも仲良くなれるよーっ☆)なので、「あれっ、実はいい人」と好感を得ることができます。
高校の同じクラスのスクールカーストトップ女子は、私のことを「話してみたら案外普通で面白いじゃん!」と評していました。話す前は、超近寄りがたい雰囲気だったと。
この性質のせいで、私のコミュニケーションというのは「とにかく自分から話しかける!尻込みしない!常に鳳閣星コミュ力オープンハート!」が鉄則です。内気になってモジモジしてたら、「お高くとまっている」と見られて打ち解けられないです。
コミュニケーションは、自分から!!
相手に興味持つ!相手の好きなとこ探す!
これが鉄則ですね。
コミュニケーションも、努力して自分から勝ち取っていかなきゃならない。黙って待ってて「好きな人」と仲良くなんかなれない。
これが仕事でも同じだと思っていて、仕事も自分から努力して勝ち取って、苦しいこと辛いことを乗り越えてはじめて形になるものだと考えています。
だから「好きを大事に!」とか言われると「えぇ……」と引いてしまって理解できません。
そして、世の中の人は随分と「好きを大事に」なさっているようで、私が「好きを大事にして仕事をしている人」と思われるようです。ですから、話題に出したアーティストとかコンテンツとか「Nozomiさんも○○好きなんですね!うれしいです!!」とか言われると「えっ、いや(別に好きじゃない……)」と困惑します。
自分は好きじゃないけど、こういうのが好きな人はいるから、そういう話題を出すと喜んでくれる人がいるだろうな。私はそう思って書いているだけで、必ずしも自分が好きなわけではないのです。
相手のニーズをくんで応えているのであって、自分の趣味ではなかったりするのです。
いわば、「あなたの好き」は大事にしてるけど、「自分の好き」を仕事で満たそうとは思っておりません。「自分の好き」はプライべートな時間で満たせば十分OKだと考えております。仕事にまで持ち込む必要性を感じない。
自分の趣味をそのまま出してて「スピ大好き♪ブログ書いてるの楽しー☆」とか思ってるわけではなく、「これを伝えるにはどうしたらいいんだろう。こういうことが伝わってほしい相手に効果的なコンテンツは何かな。じゃあこの記事では太宰の小説をとりあげて、この記事ではK-popを使おう」と使い分けているのです。
好きだからやってるのではなく、伝わりやすいように工夫する、そのために自分は好きではないものも取り入れてやっているのです。
この面倒くさい複雑な心境を算命学的に説明すると、「私の理想は龍高星で、一番才能として磨かれているのも龍高星で、だけど世の中に認められやすいのは調舒星でお金になるのは鳳閣星のエネルギーである」というねじれによります。
相剋は「悪」じゃない!才能を磨いてくれる相剋
五行陰陽論で、パッと見「相生が吉で相剋は凶」と思ってしまうことがあります。だって「剋される」ってちょっと響きが怖いですものね。潰されるとか試練にあうとか厳しくされるとかいうイメージですからね。
ですが、算命学でその人の才能を見るときには陽占の剋線で見るのです。つまり、「どれだけ剋されて剋しているか、剋して剋されている星ほど、磨かれて才能として輝く」と見るのです。
相生は楽なんですけど、磨かれないのです。悪く出ると、のんべんだらりの怠け者になってしまいます。相剋は確かにきついこともあるのですけど、いつも意識してないといけないので、磨かれるのです。
私は若いころ実はショーモデルとして少し訓練を受けたことがあります。でも、モデルやるには太ましすぎて(168cm53kg)ウォーキングも歩き方に癖がありすぎて体幹のブレが大きくターンが下手で、ランウェイを歩く前に挫折しました。あと、モデルとしては背低すぎるからな。モデルで168cmは低身長。
そんなモデルとしてウォーキングのレッスンを受けていた時、言われたことがあるんです。
「ホラ!またアナタ自分の世界に閉じこもってる!周りを意識してない!周りの視線全部を集めなさい!周りの人は全員自分のことを見ていると思いなさい!見られていると意識すれば人は変わる、断然美しくなっていくの!!」
レッスンにトートバッグを持って行っても、怒られました。
「アナタね、こんな片方の肩にかけるようなバッグ持ってたら無意識のうちに骨格が歪むでしょう!?ちゃんとバランスの良い体を作ろうと意識なさい!!」
もちろん、椅子に座ってる時に足を組んでもウォーキングに歪みが出るので怒られます。あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ。お菓子なんて食べちゃダメ、もっと痩せなさい!
モデルさんって、本当にストイックです。すごい。
壁立ち10分でしんどくなってしまうくらい、私の身体は歪んでおったわけです…。特に、腹筋と背筋のバランスが悪かった。
ちなみに壁立ちというのは、壁にかかとをつけて立ち、ふくらはぎ、お尻、両肩、小指も壁にピッタリつけて立つ状態です。この立ち方が姿勢の基本となります。顎を引いて、背中に手をまわして楽に手が入るくらいなら、背筋が強すぎて腹筋が弱いです。手が背中に入らないくらいにお尻の筋肉と腹筋を引き締めます。
壁がなくてもこの姿勢を維持できるようになりなさいと言われました。
とても簡単な方法ですので、ぜひ試しにやってみてください。壁立ちで5分経過しても、「その姿勢が自然」と思えたあなたは、非常に美しい姿勢の人です✨✨
私は基本からなってなかったんですね~。挫折するはずです。
他人に興味がなくて、他人の視線を意識しないという状態は「相生」的です。他人を意識して、他者からどう見られているかを常に考えるというのは「相剋」的です。

モデルとして美しく花開く人は、相生じゃだめなのです。相剋的に、常に他者から視線を浴びる自分を意識してこそ、美しさが磨かれるわけです。
相生だと「努力?そんなの、めんどくさーい!」と投げてしまいます。相剋こそが、多くの人の視線を集める美を育むのです。
だから、算命学で才能を見るときには相剋がいくつあるかで見るのです。
理想を現実にできる人、できない人(←私)
私にとって一番才能が磨かれている星(剋線の多い星)、それは南の龍高星です。理想を示す星でもあります。
しかし、私は北天運なので龍高星よりも調舒星のほうが社会からは認められやすい資質となります。調舒星的なことをやると、すんなり社会で才能が認められるのです。
私の調舒星は丙→己でできています。明るさの中から庶民的な感性で個人的主観を発信していく性質です。だから、サブカル・エンタメ(庶民的な芸術)について個人的な視点で「自分はこう感じたよ」と発信していくと社会から認められやすいのです。
ですが、私の中の理想は、一番磨かれている星は、龍高星です。龍高星だって北天運的には悪くありません。ですが、特に努力をしなくても勝手に光る調舒星に比べると、やはり一段見劣りするわけです。
ですから、私の心理としては「本当はこうしたいのに、でもそれじゃ認めてもらえない」なのです。「好きを仕事に?何言ってんだ」と思うのは、このようなロジックなのです。
お金がないから好きなことができない?
— 前澤友作┃お金配り毎日実施中 (@yousuck2020) June 29, 2020
それなら、好きなことを仕事にしたらいいかも。
好きなことできてお金ももらえて、一石二鳥🐥🐥
(ちなみに↑上の前澤さんは異常干支が生月中殺されてるような規格外の人なので、彼の「好きなことを仕事にしたらいいよ」を真に受けてしまうと、一般人にはなかなか厳しいかと……)
一方で、東と南の星が比和な人は「好きを大事に!好きなことを仕事にしよう!」が違和感のない人となります。そういう方は理想をそのまま現実に体現できる可能性をお持ちです。
友人でも東と南の星がまったく同じ人がいますが、小さな頃からの習い事が今の仕事にまんまなっている人です。そういう人は本当にまっすぐ「やりたくてやってることが仕事(収入)にむすびつく」のですね。
だから「好きを仕事にしよう!」という方はまず自分の東と南の星を見て、それが比和(同一の五行)だったら、同じく東と南の星が同じ占い師さんのところに行けば「好きを仕事に!良いですね♪」って言ってもらえますよ!
ウチに来たら「好きを仕事にだァ? いいか!理想と現実は違うんだよッ!!」てクソ説教されちゃいますよ!
サロン選び、大事!!!!!(!の圧……)
その星が才能として磨かれているかどうか、使えるかどうかは才能&適職占技で見てください。詳しく学びたい方は、高尾義政先生の教科書「算命学Ⅶ」に詳細が書いてあります。
↑これ作家だけじゃなくて、特別な才能を使って職業にしていける人はやはりコミュ力がある人であります。
リンデンバウムのお客様の中でも、有名企業に所属していたり大きな仕事をなさっているようなクリエイターさんは、皆様決まって超コミュ力!の塊です。人見知り?何それ美味しいの??
そういう方は、もちろんビジネスメールもパリッと書けます。「○○様お世話になっております」って書けます。
「それ、おじさんLINEじゃんキモーイ」なんて言ってビジネスメールを書けない人は損していてもったいないです。企業ではおじさんLINE風の「○○さん、お疲れ様です!」的文章を作れる人のほうが信頼されるんですよ…。
コミュ力によって、他の人の3倍5倍報酬のある仕事につながることができるのです。コミュ力大事!!!